認知症

認知症の高齢者の人数は?
国の研究によりますと、認知症の高齢者の数は、高齢者総数に対して、16%(平成27年度)から18%(令和2年度)と推計されています。
これを本市の高齢者数に当てはめますと、令和2年度では、24,592人もの方が認知症であることが予想されます。
さらに、この研究では令和5年度における認知症の高齢者は、おおよそ5人に1人の20.6%になると予測されています。これは、本市における令和5年度高齢者数全体のうち、27,198人もの方が認知症高齢者という推計になります。
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究(平成26年度厚生労働省科学研究費補助金特別研究事業)より」
認知症は身近な脳の病気です
認知症とは、何らかの原因で脳の働きが悪くなり、記憶力や判断力が低下するなど、日常で生活する上でさまざまな支障がおおよそ6か月以上出ている状態を言います。老化による物忘れとは違い、物忘れの自覚がないこと、体験のすべてを忘れてしまうこと等が特徴的です。
認知症には種類があり、原因となる病気によって分類されています。半数以上はアルツハイマー型認知症で、記憶障害が著しく、特に最近の記憶(短期記憶)が不得意になります。うつ状態がみられることもあります。そのほかにも、脳の血管障害が原因で発症する脳血管性認知症、幻視を認めることがあるレビー小体認知症などがあります。

どんな症状が現れるの?
認知症には多くの人に共通して現れる中核症状と、中核症状に周囲の人間関係や環境などの影響が加わり、混乱が強まることで起こる行動・心理症状があります。
中核症状(治すことが難しい)
・何度も同じ話をしたり、同じものを買ったりする
・日時や季節の感覚が分かりにくくなる
・お金などの計算ができない
・手順良く物事をすすめられない
・慣れた道でも迷うことがある
行動・心理症状(支援することで症状を緩和できる)
・怒りっぽくなる
・お金や物が盗まれたと騒ぐ
・無気力になり、外出しなくなる
・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなる
上記の症状に当てはまる項目があれば、認知症の可能性があります。
認知症のサインに気づいたら、早めに相談窓口に相談しましょう。

認知症に関する相談窓口


認知症は「早期発見・診断」が大切です
早期受診のメリット
早期治療で症状の改善が期待できる
病気の進行を遅らせることができる
今後の治療方針を決める、利用できる施設やサービスを調べるなど事前に準備が行える
認知症は誰でもなる可能性があり、家族のみでケアをするのが難しい病気でもあります。何か少しでもお困りになった際は、身近な相談窓口を活用しましょう。
認知症相談医一覧
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認知症に関する相談が可能な医療機関を掲載しております。
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身近な相談窓口

保健センター
名称 | 所在地 | 電話番号 | ファクス番号 |
---|---|---|---|
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中保健センター | 岩田町4-3-22-300 | 072-965-6411 | 072-966-6527 |
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名称 | 所在地 | 電話番号 | ファクス番号 |
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西福祉事務所福祉課高齢福祉係 | 高井田元町2-8-27 | 06-6784-7981 | 06-6784-7677 |