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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成17年新年号 4・5面(テキスト版)

    • [公開日:2014年10月7日]
    • [更新日:2014年10月7日]
    • ID:5539

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    命を守る 地域のきずな 人のつながり

    阪神・淡路大震災から10年 私たちが今すべきこと

     阪神・淡路大震災から今年で10年になります。この地震によって6,000人を超える尊い命が失われ、被災地は多くの悲しみに包まれました。

     しかしその一方で、多くのボランティアが被災地を訪れるなど、人の“あたたかなつながり”が全国に広がりました。そして、地域の人々が助け合い支え合い、復興に向かって立ち上がっていく姿は地域での“きずなの大切さ”をわたしたちに教えてくれました。

     この震災から、わたしたちは何を学び、どう役立てていけばよいのか。10年がたった今、見つめ直してみるべきではないでしょうか。

     10年前の1月17日、地震の被害が最も大きかった神戸市長田区で被災し、自主防災組織のリーダーとして活動した長田区安全会議委員・川福克己さんに、当時の状況や活動についてお話を伺いました。

    地震が起きたときは何をされていましたか

     まだ寝ていましたが、突然下から突き上げるような強烈な縦揺れで飛び起きました。1メートル以上先にあったテレビが飛んできて体に当たりましたが、家具の転倒予防をしていたので家具は倒れず、大きなケガはまぬがれました。

    揺れが治まった後の状況は

     自宅が大きく傾いたため、玄関から出られず裏の勝手口を蹴破って何とか外に出ました。周りの家もほとんど全壊で、余震が続くなか、みんなで必死に長田小学校に避難しました。小学校には約千人の住民が集まりました。

    多くの人が一緒に暮らした避難生活は、たいへんだったと思うのですが

     わたしたちは震災の13年前から自主防災組織を結成し、訓練などを続けていました。13年間築いてきた“地域のきずな”のおかげで、みんなで助け合いながら避難生活をおくることができました。

    具体的には

     震災のあった日の昼には、自主防災組織のメンバーが中心になってパトロールを行い、がれきの下敷きになった多くの人を助け出しました。また、みんなで助け合う意識が浸透していたので、若い夫婦がお年寄りに食料を分け与えたり、お年寄りは小さい子どもの面倒を見たりするなどの姿が見られました。

    みんなで助け合い支え合っていたのですね

     そうです。災害時には若いお父さん、お母さんは地域住民の世話など多くの役割が求められるため、子どもの面倒をみる時間がほとんどありません。お年寄りには“災害時に子どもたちの面倒をみれるように、日ごろから近所のおじいちゃん、おばあちゃんになってほしい”と言っていました。普段からみんな自分の役割を認識し活動していてくれたことが、震災時に役に立ちました。

    長田地区では火災が多発しましたが

     長田地区で17件の大きな火災が起きましたが、わたしたちの地域は大丈夫でした。普段から防災訓練をしていたので、ボヤのうちに火を消し止められたからです。大災害時に消防車がすぐに到着するのはほとんど不可能です。自分の身は自分たちで守らなければならないのです。

    全国から駆けつけたボランティアは大きな支えになったようですね

     長田小学校には8人の若者が来て、物資の搬送や配布、パトロールなどを手伝ってくれました。なかには大学で大切な授業があるのに駆けつけてくれた学生もいました。人のやさしさ、ありがたさが、私たちの心にしみ、生きる力をいただきました。

    阪神・淡路大震災を教訓に、わたしたちは何をしていくべきでしょうか

     “いつどこで激震が起きても不思議ではない”ということを、身をもって経験しました。残念ながら完璧な防災対策はありませんが、無防備であっては命を守りきれません。一人ひとりが常に防災に対する意識をもち、いざというときには地域で助け合い、支え合うために自主防災組織の結成や隣近所とのきずなづくりが必要不可欠なのです。

    防災講演会

     川福克己さんによる講演会「地域の防災は市民一人ひとりの支えから」を開催します。

    とき
     1月18日(火曜日) 午後2時から

    ところ
     ユトリート東大阪

    定員
     300人(当日先着順)

    写真パネル展

     阪神・淡路大震災の写真パネルなどを展示します。

    とき
     1月17日(月曜日)から21日(金曜日)まで 午前9時から午後5時30分まで

    ところ
     市役所1階多目的ホール

    問合せ先

     防災対策室

    1月15日から21日は防災とボランティア週間

    ボランティアはみんなができる ちょっとした助け合い

     市ボランティア連絡会「ぺんぺん草」福永忠さん

     市内を中心に20年余りにわたって、体の不自由な方の手助けなどを行っています。

     阪神・淡路大震災が起きたときも途方に暮れる被災者の姿をテレビで見て、じっとしていられなくて現地に赴きました。被災地には多くのボランティアが駆けつけ、人と人のあたたかな心のつながりが全国に広がっていると感じました。

     最近は若い世代でボランティアに参加する人も多く、つらいときでも弱音を吐かずにがんばっている彼らを見ると、こちらが励まされます。

     ボランティアは特別なことではありません。「困っている人を助けたい」とだれもが思う気持ちを、ちょっと行動に移すだけです。

     自然な当たり前の行動として、人々が助け合い、いつの日か“ボランティア”という言葉がなくなればいいですね。

    みんなで築く災害に強いまち 地区25か所に消火ボックスを設置

     新庄北・南自治会

     約2,200世帯ある新庄地区では25か所に消火ホースを収納した消火ボックスを設置。5年前に地区内で起きた火事をきっかけに、消火ホースを増設するとともに、ホースを女性でも扱いやすい軽量のものに変えるなど、火災時にはだれでもすぐに消火活動を行えるような環境づくりに取り組んでいます。

     新庄地区は入り組んだ細い道が多く、火事が起きてもなかなか緊急車両が入れないことから「自分たちの町は自分たちで守りたい」と自主防災組織を結成し、毎年消火訓練を行っています。
    新庄北自治会会長の和田正明さんは「いざという時に初期消火などによって被害を最小限に食い止めるには、人と人との日ごろのつながりが大切です。災害の多い昨今、地域の力を結集し、自主防災でも発揮していきたい」と語ってくれました。

    地域の和と防災意識の構築を バケツリレー競走で楽しく消火訓練

     長瀬東校区では、10月24日に行われた「長瀬東ふれあいカーニバル」の競技に、バケツリレーを取り入れました。

     これは同校区の自主防災組織が9月1日に結成されたことから、楽しみながら防災を考えようと行われたものです。

     当日は、子どもから高齢者まで約500人が参加し、防災グッズの展示や非常食の配布も行われました。

     同校区自治連合会会長の松浦隆さんは「地域の交流を深める催しに取り入れることで、連帯感も防災意識も高めることができました。これからも催しや回覧板などを通じて啓発していきたいです」と地域を守る意欲にあふれていました。

    緊急連絡・問合せ先

     防災対策室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3820
     ※休日、夜間は宿直室(06・4309・3330)へ

    学校園保健研究大会

    とき
     1月21日(金曜日)正午から午後4時

    ところ
     市民会館市民ホール

    内容

    • 講演「スポーツと私」アテネオリンピック銀メダリスト 山本貴司さん
    • 研究発表「みんなそろってぐんぐんのびよう!」石切幼稚園の全園児・職員、「薬物大王をやっつけろ!」枚岡東小学校児童保健委員会、「イッキ飲みで死ぬなんて知らなかった」柏田中学校生徒保健委員会
    • 保健所コーナー 私の歩行マップ作り、結核・エイズ予防・健康トライ21関連のパネル展示など
    • 歯科コーナー 歯科衛生士による口臭測定・唾液潜血検査・むし歯抵抗性検査・予防歯科相談(先着30人)、歯科保健パネル展示など
      ※ロビーで子どもたちの健康に関する作品も展示します。
      ☆ききょうの宿根を配布

    問合せ先

     教職員課 06(4309)3275、ファクス06(4309)3838

    スポーツエリアHANAZONOin東大阪

    スポーツ教室

     花園ラグビー場、花園中央公園を拠点とした「総合型地域スポーツクラブ」のモデル事業として行います。

    とき
     2月26日(土曜日)、27日(日曜日)、3月5日(土曜日)、13日(日曜日)、19日(土曜日) 午前10時から正午(計五日間)

    ところ
     近鉄花園ラグビー場

    対象
     東大阪・八尾・柏原市に在住、在勤、在学の方

    費用
     無料

    ラグビー教室

    クラス・定員

    1. 小学生以上 50人
    2. レディース(中学生以上) 20人
    3. シニア(概ね40歳以上) 30人

    申込方法
     往復ハガキ(一人一枚)に教室名、クラス、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、1月26日(水曜日)(消印有効)までに

    サッカー教室

    クラス・定員

    1. 小学校1年生から3年生 60人
    2. 小学校4年生から6年生 60人
    3. 小学生以外 60人
      ☆応募多数のときは抽選

    申込方法
     往復ハガキ(一人一枚)に教室名、クラス、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、1月26日(水曜日)(消印有効)までに

    申込・問合せ先

     〒577・8521 教育委員会市民体育課内「スポーツエリアHANAZONOin東大阪」委員会事務局 06(4309)3282、ファクス06(4309)3835

    ユトリート東大阪の催し

    新春寄席・交流会

    とき
     1月14日(金曜日) 午後6時30分から

    ところ
     ユトリート東大阪

    内容
     笑福亭鶴志ほか笑福亭一門による落語三席、交流会

    費用

    • 寄席 500円
    • 交流会 500円

    申込期限
     1月12日(水曜日)

    ゆとりーと囲碁・将棋大会

    とき
     囲碁大会 1月29日(土曜日) 将棋大会 30日(日曜日)
     ☆いずれも午前9時30分から午後5時

    クラス(囲碁、将棋とも)

    • 特A級(三段以上)
    • A級(二段から一級)
    • B級(二級から五級)
    • C級(六級以下)
      ※各級の参加人数によって級の変更もあります。
      ☆各クラス三位まで賞状、副賞あり

    ところ
     ユトリート東大阪

    講師

    • 囲碁大会 行松靖さん(七段)、見矢明さん(六段)
    • 将棋大会 沖元二さん(六段)、高沢正行さん(五段)
      ※講師による解説、抽選会もあります。

    申込方法
     電話またはファクスで住所、氏名、電話番号、段位、参加クラスを、1月17日(月曜日)までに

    申込・問合せ先

     ユトリート東大阪 06(6721)6000、ファクス06(6721)1212

    画家・須田剋太 街道をゆく原画展8

    市民美術センター特別展

     司馬遼太郎の著書「街道をゆく」に挿絵を描いた須田剋太の原画作品86点を展示します。

    とき
     2月1日(火曜日)から27日(日曜日)まで 午前10時から午後5時まで(月曜日は休館)

    ところ
     市民美術センター

    入場料
     200円
     ※中学生以下、65歳以上の方、障害者手帳などを持参の方は無料です。

    記念講演会

    とき
     2月13日(日曜日) 午後2時から3時30分まで

    ところ
     市民美術センター

    テーマ
     「須田剋太さんの思い出」株式会社カナタ会長 金田明治さん

    定員
     80人(申込先着順)
     ※入場料が必要です。

    申込方法
     1月12日(水曜日)の午前10時から電話で

    ひるさがりロビーコンサート

     直接お越しください。

    とき・内容

    • 1月23日(日曜日) 菊由美かつらさんらによる琴の演奏
    • 2月6日(日曜日) 長谷川慎一さんによるギターの演奏
      ☆いずれも午後1時30分から2時15分

    ところ
     市民美術センター

    費用
     無料

    施設のご利用を

     展示室や和室、茶室などの施設の利用申込みを受け付けます。施設の種類、使用料などくわしくは問合せください。

    ところ
     市民美術センター

    利用期間
     8月2日(火曜日)から12月4日(日曜日)まで

    申込期間
     2月1日(火曜日)から8日(火曜日)まで(7日(月曜日)は休館)の午前10時から午後5時までに直接

    申込・問合せ先

     市民美術センター 0729(64)1313、ファクス0729(64)1596

    東大阪市民ふれあい祭り

    参加者を募集

     5月8日(日曜日)に行う市民ふれあい祭りのパレードやステージ、模擬店などの参加者を募集します。次のとおり参加者説明会を行いますので、参加希望者は必ず出席してください。なお、パレード、ステージに出演する方は、欠席すると参加できません。

    とき
     1月27日(木曜日)午後2時から、午後7時から(どちらかに出席)

    ところ
     市民会館大集会室
     ※当日、直接会場にお越しください。
     ※出店希望者でどうしても出席できない方は、1月28日(金曜日)以降に地域振興室、行政サービスセンターにある申込用紙に必要事項を書いて、1月28日(金曜日)から2月14日(月曜日)までに直接持参(ファクス、郵送でも可)してください。

    申込・問合せ先

     〒577・8521 市役所地域振興室内東大阪市民ふれあい祭り実行委員会事務局 06(4309)3161、ファクス06(4309)3861

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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