市政だより 平成19年6月15日号 1面(テキスト版)
- 人口 510,758人 世帯数 215,320世帯 【平成19年5月1日現在】
- 発行 東大阪市経営企画部広報広聴室広報課 〒577-8521 東大阪市荒本北50番地の4
- ホームページアドレス http://www.city.higashiosaka.lg.jp/
- 毎月2回1日・15日発行
今のきみを大切にしたい
困っていることや、気になることを“ことば”という形にしてみませんか。心の中が少し整理され、自分で気づかなかったことが見えてくることがあります。
スクールカウンセラーは、皆さんの思いをしっかりと受けとめてくれる身近な相談者の一人です。話をしてみませんか。
だれにでも悩みはあるもの いっしょに考えましょう
スクールカウンセラースーパーバイザー 良原恵子さん
スクールカウンセラーのサポートと各学校で発生した緊急事態時に支援を行う「スクールカウンセラースーパーバイザー」の良原恵子さんは、六年前からスーパーバイザーとして活躍されています。
スクールカウンセラーの役割や、日ごろから相談を受けるうえで心がけていることなどをお聞きしました。
学校の中に相談室が設けられ、「この日には、スクールカウンセラーが来てる」と、子どもたちの中で自然に認識されていくことにこの制度の意味があります。
子どもは、「いつも同じ」がいいんです。
たとえば病院は、身体がどこも悪くなければ行きません。でも、元気だとしても病院があると安心できるのと同じように、いつでも相談できる場が学校にあるということが、子どもたちの安心につながればと思っています。
人の悩みに“大きい”“小さい”はありません。また、“良い悩み”“悪い悩み”というものもありません。相談に来る人が、何について、どのように困っているのか、どうしたいと思っているのかをしっかり聞くように心がけています。
生徒たちからは、友だちのことや将来のこと、ちょっと気になることなど相談はさまざまです。恋愛相談もけっこうありますね。進路相談や身体の相談などもありますよ。
保護者の方は、子どものちょっとしたことでも気になるものです。たとえば、「最近、あまり話さなくなった」「ほかの家庭では、お小遣いをどれぐらいあげているの?」「門限は決めた方がいいのかな?」など、本当にいろいろな相談があります。
困っていることがなくても、おしゃべりをすると元気が出てきます。一度、皆さんの中学校区のカウンセリングルームをのぞいてみてください。
スクールカウンセラーと話してみませんか
スクールカウンセラーは、いじめや不登校など、さまざまな心の悩みに専門的な立場から助言・援助を行うため、学校に配置された臨床心理士の資格をもつカウンセリングの専門家のことです。
平成13年度の大阪府の事業としてスクールカウンセラーの配置が始まり、本市では縄手・盾津・盾津東・楠根・新喜多中学校の5校からスタートしました。平成16年度には、市内公立中学校26校すべてに配置され、おもに配置された学校区の児童や生徒、教職員、保護者の相談を受けています。
スクールカウンセラーと話してみませんか。
問合先
- 学校教育推進室 06(4309)3268、ファクス06(4309)3838
- 各中学