令和5年12月14日 田植えから食べるまで 児童と花園近鉄ライナーズが米作り
お米作りを通じて、児童らに農業に対する理解と関心を深めてもらうプロジェクトが約半年間行われました。
プロジェクトの締めくくりとして上四条小学校の児童と花園近鉄ライナーズの選手らが、自分たちが育てたお米を味わいました。
今回のプロジェクトは、児童らに都市農業の現状を見てもらい、ふだん食べているお米がどのように栽培されているのかなど、農業に対する理解と関心を深めてもらうため、市内の水田を使用して、苗を植え、収穫し、そして食べるところまでを経験してもらうものです。
プロジェクトの発起人は市内の農家 西田雄一郎さん。プロジェクトに参加したのは水田に近い上四条小学校5年生の児童約40人。また、今回は花園近鉄ライナーズの選手3名も特別に参加しました。
プロジェクトがスタートしたのは6月上旬。米作りを行う約350㎡の水田で児童とライナーズの選手は西田さんから米ができるまでの流れを教わったほか、田植えをする前の農作業を見学しました。
数週間後、児童とライナーズの選手は田植えに挑戦。今回植える苗は「ヒノヒカリ」。初めて田植えをする児童や選手らは、西田さんから「苗の根元をしっかりと持つ」などアドバイスをもらいながら40分ほど手作業一つひとつ丁寧に苗を植えていきました。児童らは楽しく作業をしながらも農作業の大変さも学んでいました。
稲穂がたわわに実った10月中旬。児童とライナーズの選手は田植えの際と同じく、田植えをした稲を1株ずつ、鎌を手前に引きながら刈り取りました。
精米されたお米10キロが学校に届けられ、プロジェクトの最終となる取組みが行われました。
いよいよお待ちかねのご飯の時間。児童たちは炊き立ての白ご飯をおいしそうに頬張り「もちもちしておいしい」とうれしそうな表情をしていた。また、田植えから収穫までの思い出を話し合いながらご飯を食べるグループもいた。おかわりを6回する児童も現れるなど、この日炊いた40合のお米はあっという間になくなった。