高齢者を狙った特殊詐欺に注意!!
大阪府内の特殊詐欺発生状況
大阪府内における特殊詐欺認知件数と被害額の推移

※ 大阪府警察ホームページより
(注意1)被害金額は、キャッシュカード手交型の特殊詐欺におけるATM引出(窃取)額を含む。
(注意2)特殊詐欺【窃盗】は、平成30年の統計から計上している。
平成31年(令和元年)中大阪府内での被害は約25億1260万円
大阪府警では、平成31(令和元)年中、1807件、約25億1260万円もの被害が発生しています。前年に比べ、被害額では、約12億円減少したものの、被害件数は、36件の増加となり、依然として高水準での発生となり、府民の脅威となっています。
手口は、息子等の親族を名乗ったオレオレ詐欺や公共機関の職員名乗った預貯金詐欺等の他、最近では、新型コロナウイルスに関連した特殊詐欺も発生するなど、多種多様な犯行手段が行われています。
東大阪市内でも被害は増加
東大阪市内における平成31年(令和元年)中の特殊詐欺認知件数は91件、平成30年の76件から15件増加しています。
令和2年に入っても3月までに9件の発生、高額な被害が出ておりますので、不審電話、不審メールには十分に注意してください。
特殊詐欺とは
特殊詐欺とは、犯人が電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れる等と言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺等(窃盗)を含む。)のことです。
オレオレ詐欺
親族等を名乗り、「会社の金で株をやった。お金が必要だ。無理なら会社をクビになる。」等と言って、現金をだまし取る手口です。
預貯金詐欺
警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換手続きが必要です。」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。キャッシュカードが古いので、カードを引き取りに行きます。」等と言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等をだまし取る(脅し取る)手口です。
架空料金請求詐欺
有料サイトの未払い料金等について、「未払いの料金があります。今日中に払わなければ裁判になります。」などとメールやハガキ(封書)で知らせ、金銭等をだまし取る(脅し取る)手口です。
還付金詐欺
医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続きしてください。」などと言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる手口です。
キャッシュカード詐欺盗
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されているので使えないようにする。」などと言って、隙を見てキャッシュカードをすり替える等して盗み取る手口です。
被害に遭わないために
・上記のような行為は、詐欺ですので、他人にキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えないようにしてください。
・役所や銀行がキャッシュカードの暗証番号を聞いたり、自宅までキャッシュカードを取りに来ることは絶対にありません。
・留守番電話やナンバーディスプレイを活用してから電話に出るようにしましょう。防犯機能付電話機等を利用することも防犯対策になります。
・金銭が絡むような内容であったり、慌てたり不安になったりするような電話であれば、まずは相手を確認するか、一度、電話を切り、一人で判断せず、家族や警察に相談しましょう。
・特殊詐欺の犯人は、さまざまな名簿を持っています。あなたのお宅の電話番号も知っており、詐欺の電話をかけてくる可能性があります。生活に支障がないのであれば電話番号を変更してしまうことも被害防止につながります。
不審な電話があれば、市役所等の担当窓口に相談するか110番通報もしくは、最寄りの警察署に連絡をお願いします。