旧河澄家の施設紹介
河澄家は、江戸時代に日下村の庄屋を務めた旧家で、第19代当主の雄次郎が教育に情熱を傾け、明治初期に私財を投じて小学校設立に尽力するなど、代々地域の発展に貢献されました。
住宅は、敷地中央に江戸時代初期の様相を残す主屋、その西側に「棲鶴楼」と呼ばれる奥座敷を備えています。
主屋は、桁行12間、梁行5間半あり、建築当時に使われた大黒柱・庭大黒柱などが数本残っており、その他については調査に基づき復元整備しました。
奥座敷の棲鶴楼は、数寄屋風書院造りの建物で桁行4間、梁行5間あり、現在の建物は、1835年(天保6年)の改築です。
庭園は、江戸時代初期の枯池式枯山水で、棲鶴楼の鶴に対して亀石組を組んで鶴亀とし、西側に大滝、南側に小滝を造り、南面に蓬莱山を構成した不死・不老の祝儀思想にもとづく作庭となっています。
また、主庭の東隅にあるかやの木は、幹周が約5メートルで樹齢約500年と推定されています。4月から5月にかけて花が咲き、秋には2センチメートルから4センチメートルほどの紫褐色の実がなります。昭和51年に「日下のかや」として市の天然記念物に指定しています。
旧河澄家のくわしい解説
- 旧河澄家解説 (ファイル名:kaisetsu.pdf サイズ:7.47MB)
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お問い合わせ
旧河澄家
電話・ファクス: 072(984)1640
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