平成27年1月19日 文化財を火の手から守れ! 若江鏡神社で消防訓練
1月26日の文化財防火デーを前に19日、若江鏡神社で消防訓練が行われました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に法隆寺金堂が出火し、国宝の壁画が焼けてしまったことを受けて制定され、全国的に文化財の防火運動が行われています。市でも、文化財を災害から守ろうと、神社や寺で毎年訓練を行っています。
この日の訓練は、消防や神社の関係者など約40名が参加し、ポンプ車や救急車など9台が出動。市の指定文化財「大般若経六百巻」が奉納されている同神社拝殿から出火し、拝殿の中には参拝者が取り残されているという想定で実施されました。訓練が始まると、煙に気づいた宮司らが「火事だ、火事だ」と火災発生を周囲に知らせながら、消防への通報や初期消火を行いました。その後、消防車両が到着すると、逃げ遅れた要救助者の救出や拝殿への放水が行われ、この日の訓練は終了しました。