平成23年6月20日 命の尊さ伝えたい~中学生に市職員が語る、被災地の現状
被災地で支援活動に参加した東大阪市職員が命の尊さを伝えようと20日、市立柏田中学校で被災地の現状を講演しました。
講演した阿部さんは市職員として4月5日から10日まで、岩手県大槌町の遺体安置所で棺の中の遺体が腐敗しないようにドライアイスを入れたり、遺体確認に来る方の案内にあたったりしました。
阿部さんは「遺体といえば何か『怖いもの』と思ってしまうかもしれないが、被災地では被災者が必死に身内の遺体を探しに来ます。その思いから遺体を少しでもきれいな状態で保存しようという思いにかられました」と被災地で感じたことを生徒たちに語りました。
最後に阿部さんは、「絶対に命を大切にしてください」「後悔しないような人生を送ってください」と生徒たちに訴えていました。