平成23年5月19日 市民美術センター特別展示「最後の役者絵師名取春仙展」が開催中
東大阪市民美術センターで14日から、特別展示「最後の役者絵師名取春仙展」が行われています。6月26日まで。
日本画を描く一方で、夏目漱石や島崎藤村などの新聞小説の挿絵を担当したり、石川啄木の初歌集「一握の砂」や谷崎潤一郎らの文芸本の装丁をてがけたりした名取春仙は、とくに演劇界と深い関わりがあったことから役者似顔絵を多く描いています。この催しでは、数ある名取春仙の作品うち、南アルプス市立春仙美術館所蔵が所蔵する日本画、版画、雑誌、資料など約100点が展示されています。
また5月29日には、南アルプス市立春仙美術館学芸員の深沢剣一さんが来場者と一緒に会場を回りながら作品の解説をするギャラリートークも開催されます。