食材別の衛生チェック(盛りつけ料理)
(ちらし寿司、まぜごはん)
素手で盛りつけをすると、手指から黄色ブドウ球菌などが汚染することがあります。
- 手指にキズがないか確認しましょう。
- つめは短く切りましょう。
- 盛りつけをする前に、必ず手をよく洗いましょう。
- 清潔な調理器具や容器を使ってください。
調理するときどのような注意をすればよいの?
- 盛りつけ中は、髪の毛や鼻などに触れないようにしましょう。
- 盛りつける具は、必ず当日調理し、充分に冷ましてから使用してください。
ミニ知識
Q.なぜ髪の毛や鼻などに触れたらいけないの?
A.髪の毛や鼻の粘膜には、黄色ブドウ球菌が住みついています。
Q.なぜ爪を短く切るの?
A.爪のアカは、細菌のかたまりです。
黄色ブドウ球菌とは?
「キズ」や「おでき」だけでなく、人や動物の鼻や喉にいる細菌です。菌が増えるときに食中毒の原因となる耐熱性のエンテロトキシンという毒素をつくります。この毒素に汚染された食品を食べると、激しい嘔吐、腹痛、下痢を起こします。菌は熱に弱く、加熱すると死んでしまいますが、毒素は加熱してもなくなりません。