車椅子ソフトボール東大阪花園大会2021を開催しました
車椅子ソフトボール東大阪花園大会2021を開催しました
12月4日(土曜日)、5日(日曜日)に車椅子ソフトボールの全国大会、車椅子ソフトボール東大阪花園大会2021を開催しました。
ひんやりとしながらもすっきりと晴れたウィルチェアスポーツコートに全国から6つのチームが集結!
車いすで繰り広げられる息の合った守備やハイスピードなクロスプレーは迫力満点で目が離せませんでした!
特に決勝戦は大きく開いていた点差が一気に縮まるシーンやハラハラドキドキの攻防が続き、
延長戦までもつれ込む熱い試合となりました。
車椅子ソフトボールと東大阪市について
車椅子ソフトボールとは、文字通り車椅子に乗って行われるベースボール型スポーツで、発祥の地アメリカでは1976年から全米選手権が行われており、メジャーリーグチームのサポートを受けて運営するチームやジュニア対象の大会もあり、ウィルチェアスポーツとして広く浸透しています。
日本ではまだまだ知名度は低いですが、東大阪市では障害者スポーツとしてではなく、障害の有無、性別や年齢にかかわらず誰もが一緒に楽しむことができるインクルーシブなスポーツとしてウィルチェアスポーツを推進しています。
会場の東大阪市立ウィルチェアスポーツコートは、東大阪市が誇る日本初のウィルチェアスポーツ専用コートで、車椅子でなめらかに動くことができるフロア環境や施設利用者にはスポーツ用車椅子を無料貸し出ししており、スポーツ用車椅子をお持ちでない方でもウィルチェアスポーツを楽しむことができるなど、まさにウィルチェアスポーツの聖地です。
車椅子ソフトボールの振興及び普及を一般社団法人日本車椅子ソフトボール協会とパートナーシップ協定を締結し、誰もが一緒にスポーツを楽しめる社会を目指しているところです。
今回の大会が選手たちが全力の戦いを楽しめる場となると同時に、見に来てくださった皆さんにとって車椅子ソフトボールを知るきっかけや見て楽しむ場になればと考えています。
大会詳細
日時:12月4日 土曜日 9時15分~16時30分
12月5日 日曜日 9時00分~16時40分
東大阪市ソフトボール協会
料金:無料
参加チーム:関西umbalance
CRОNY
埼玉A.S.ライオンズ
東海UNITED DRAGОNS
茨城アストロプラネッツ
Glitters
結果
優勝:関西unbalance
準優勝:Glitters
第3位:CRОNY
第4位:茨城アストロプラネッツ
第5位:東海UNITED DRAGОNS
第6位:埼玉A.S.ライオンズ
参加チーム紹介
関西umbalance

チームの顔ぶれが新しくなった関西unbalance。「ひとりでも多くの人に車いすソフトボールの魅力と楽しさを知ってもらいたい」というモットーを掲げ毎月体験会を実施した結果、体験者動員数日本一に!チームとしては、これからの活躍が楽しみな4名の選手が新加入!更に、堅い守備力、観客も魅了する投球、華麗な二遊間コンビ、関西のノリとツッコミで盛り上がるベンチなど見どころ満載!今回療養中で出場できなかった仲間のためにもチーム一丸となって連覇を目指します!
CRОNY

今年度結成チーム。全国各地のCRONY''仲間''とFREE SPIRITで楽しく勝ちにいきます。
埼玉A.S.ライオンズ

埼玉A.S.ライオンズは「埼玉西武ライオンズ」公認の車椅子ソフトボールチームです。
東海UNITED DRAGОNS

新たな戦力が加わりました。
チーム結成歴は4年と長いですが、フレッシュなメンバーでチーム一丸となり全力でがんばります。
茨城アストロプラネッツ

プロ野球独立リーグ(BCリーグ)に加盟している、「茨城アストロプラネッツ」傘下の車いすソフトボールチームです。茨城県を中心に子どもや障がい者、そして健常者に対してスポーツ及び障がい者スポーツの振興に関する事業や活動を行い、茨城の皆さんに “必要” だと思っていただける球団を目指しています。
Glitters

2021年全日本選手権優勝。「楽しく、全力で、キラキラ輝くプレイ」をスローガンに掲げて2019年5月に創部。現在、中学生から40代までの幅広い年齢層の選手が所属しています。本大会は横浜ガルスとの連合チームでの参加となります。昨年は1勝もできず最下位でしたが、今年は優勝目指してがんばります!
大会の様子
開会式の様子。
前回大会の優勝チーム主将が選手宣誓。
アップ中の風景。二日間を通して本当にさわやかな天気でした。
試合開始のあいさつ。スイッチが入って一気に緊張感あふれる試合モードになりますね。
ピッチャー。スポーツ用車いすはタイヤがハの字形に設計されているので、斜めから独特のフォームで投げるのだそう。
上半身の重心移動をうまく使ったダイナミックな投球です。
バッティングの際には写真のように自作のストッパーを置いて車いすを固定する選手も。体の角度やポジションもそれぞれ。
障害の有無も性別も年齢も関係なくみんなが一緒にプレーしていますよね。遠くまで飛ばすことができる、守備の隙を突くのがうまいなど選手の特徴もさまざまで、はっきりとわかるので面白いです。
打ったら全力で一塁へ漕ぐ漕ぐ!ランナーのその姿に応援側も特にドキドキする場面ですよね。ですが、守備側の連携も見事で、遠くまでとんでいったはずのボールがすぐに戻ってきます。
ファーストの様子。バッターが打つ瞬間を待ちます。
ルールではリードも認められていて、車いすで早く動き出すためには助走をつけておきたいところですが、ランナーのことをピッチャーもファーストの選手もとてもよく見ているんです!
優勝チームは関西unbalance。おめでとうございます!
お問い合わせ
東大阪市都市魅力産業スポーツ部スポーツのまち推進室 花園・スポーツビジネス戦略課
電話: 06(4309)3019
ファクス: 06(4309)3849
電話番号のかけ間違いにご注意ください!