危険物施設における風水害対策について
危険物施設で多数の被害が発生しています!
近年、台風や豪雨による大規模な風水害が全国で相次いで発生しており、危険物施設においても、浸水、土砂流入、強風等による被害が発生しています。危険物施設が被害を受けると、大量の危険物が流出したり、爆発火災の発生等、周辺地域に多大な影響を及ぼします。
風水害による危険物施設の事故事例

豪雨による給油取扱所への土砂流入

アルミ工場での浸水に伴う爆発事故

強風による屋内貯蔵所の屋根破損

強風による固定給油設備の転倒
危険物施設を保有する事業所の皆さんへ!
台風や豪雨による被害を防ぐためには、平時からの備えが重要です。ハザードマップをチェックし、所有する危険物施設が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っている場合は、各事業所で被害発生の危険性を回避・低減するために対策を講じる必要があります。
危険物施設の風水害対策ガイドラインが公表されました!
総務省消防庁から危険物施設を風水害から守るために、風水害対策のポイントをまとめたガイドラインが発出されました。
つきましては、ガイドラインに基づき、豪雨や台風等による被害が多発するシーズンまでに各事業所で改めて風水害対策についてご検討ください。
『風水害対策の共通事項』
◇平時からの事前の備え
◇風水害の危険が高まってきた場合の応急対策
◇天候回復後の点検・復旧
危険物施設の風水害対策ガイドライン
※「建築物における電気設備の浸水対策のあり方に関する検討会」において、洪水等の発生時に機能継続が必要と考えられるマンション、オフィスビル、病院等の建築物における電気設備の浸水対策のあり方等を記載した「建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン」が公表されましたので、風水害対策の参考にしてください。
建築物における電気設備の浸水対策ガイドライン
施設形態別のポイント及びチェックリスト(例)
危険物施設を有する事業所において風水害対策を講じる場合には、形態別のポイント及びチェックリストを活用してください。
地下タンク貯蔵所
移動タンク貯蔵所