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東大阪市

あしあと

    東大阪小中一貫教育

    • [公開日:2020年11月24日]
    • [更新日:2020年11月24日]
    • ID:22096

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    東大阪小中一貫教育

     東大阪市では、令和元年度より全中学校区で「東大阪小中一貫教育」を実施しています。

     池島学園とくすは縄手南校の2校は義務教育学校として、1年生から9年生までの9年間、1つの学校として一貫した教育を行います。2校以外の23中学校区では、「小中一貫教育実施校」として、これまでの小学校・中学校の枠組みを残し、一貫した教育を行います。


    なぜ小中一貫教育?

     現行の義務教育制度が施行されてから約70年が経過しました。これまで小学校と中学校では、それぞれ別の組織として学校運営がなされ児童生徒の発達段階に応じた学習・指導方法で教育活動が行われました。それが小学校・中学校それぞれの学校文化として積み上げられ、この学校制度において教育効果を上げてきました。

     近年、社会状況の激しい変化や子どもの成長の早期化、子どもを取り巻く環境の変化など、これまでの義務教育制度では対応が困難な状況も生じています。こういった状況に対応するための一つの教育施策として小中一貫教育制度が導入されました。

     小中一貫教育により、小学校と中学校の義務教育9年間を連続・一貫したものと捉え、学校運営の一貫性、統一性を意識することになります。それにより、学校文化の違いにより子どもたちが感じていた「とまどい」や「つまずき」をやわらげ、9年間の学びに連続性をもたせ生きる力の育成をめざします。

     

    東大阪小中一貫教育

     東大阪市ではすべての中学校区において、義務教育9年間を見通した教科指導や特色ある取組みなど、系統性・連続性のある教育課程を実施し、生きる力の育成をめざします。

     重点的な取組みとして、6年生の中学校登校や6年生の一部教科担任制、5・6年生の定期テストなどを実施し、その他の取組みも含め「学校移行期における円滑な接続と適応」と「確かな学力の定着」をはかります。

     また、東大阪市独自の教科として未来市民教育「夢TRY科」を実施し、予測が困難な時代に生きる、これからの社会を担う子どもたちが郷土(ローカル)を大切にし、広く世界(グローバル)に開かれた視野を持つ、すなわち「グローカル」な感覚を持ち、多様な人との協働をもとに活躍できる力の育成をめざします。

    主な取り組み

    未来市民教育「夢TRY科」

     東大阪市では小中一貫教育の取組みの中心として、小中一貫教科「夢TRY科」を実施します。

     小学3年生から中学3年生のすべての子どもたちが、これまでの総合的な学習の時間のうち年間15時間、市独自のテキストを使って夢TRY科の学習をします。「グローカル」な感覚をもとに、多様な人との協働をもとに活躍できる力、生きることの素晴らしさを感じつつ、豊かな社会を築くことに主体的に関わる力を育むことをめざしています。題材として防災や金融、社会保障などを取り上げ、予測が困難な時代に求められる学びに向かう力などの資質・能力を育みます。

     小中一貫教科として独自のテキストを使って取り組む自治体は全国でも少なく、子どもが7年間同じテキストを使うことはめずらしい取組みです。

     

    夢TRY科テキストの表紙と裏表紙
    表紙にある地球をイメージした市章や、多くの人が力を合わせている様子から、子どもが東大阪市と世界とのつながりを感じるとともに、多くの人から見守られ、支えられていると感じることができます。

    ステージAのメインページ
    3人組がある日、まちで起こった出来事に気づき、疑問に思うことから学習を進めます。

    ステージBのメインページ
    トライくんたちが、日常生活の中で、さまざまな課題や疑問を見つけることから学習を進めます。

    ステージCのメインページ
    登場人物が、次の時代や世界に目を向け、次世代の担い手として求められる力を考えていくことから学習を進めます。

    6年生の中学校登校

     6年生が中学校へ登校し、学校移行期におけるすべての子どもが抱く不安の解消をはかるとともに、小学校と中学校の教職員がすべての子どもの理解をより深めます。

     授業や休み時間、部活動など日常の学校生活を体験し、教室配置や校則などの知識や先輩との関係など感覚的なことについてもゆっくりとなじむことが出来ます。また、中学生と過ごすことで「身近な未来像」をイメージでき、次の目標をもって行動することにつながります。


    6年生の一部教科担任制

     担当する教科の研究をより深めることで指導の専門性が高まり、子どもにとってわかりやすい授業づくりが可能になると考えられます。また、子どもを複数の教職員でより丁寧に見守り、子どもの理解を深めます。

     子どもにとっては、わかりやすい授業をうけることで学力向上や学習意欲の向上につながるとともに、中学校での完全教科担任制への適応を進めます。 

     (例)

    6年生が2学級の場合、仮に「理科」と「社会」で実施すると、1組担任(A先生)が1・2組の理科を担当し、2組担任(B先生)が1・2組の社会を担当します。その他の教科は従来どおり、学級担任制で実施します。

    5・6年生の定期テスト

     小学校と中学校のテスト形式の違いによる子どもが感じる違和感を解消するとともに、5・6年生が中学校に近い形式で年に数回定期テストを行います。それにより、一定期間内で学習した内容を振り返ることで、「つまずき」の解消と学習内容の定着をはかります。

    小中一貫教育に関する資料、広報物等

    東大阪市公式You Tube

    市の広報番組『虹色ねっとわーく』で放映された小中一貫教育についての特集番組が掲載されています。

    東大阪市公式You Tube 「小中一貫教育」

    リーフレット

    小中一貫教育推進室だより

    市政だより

    子ども市政だより「すくらむ」 

    お問い合わせ

    東大阪市 教育委員会事務局小中一貫教育推進室

    電話: 06(4309)3267

    ファクス: 06(4309)3837

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