高圧ガスボンベが放置されてませんか?

放置ボンベ撲滅への取組み
平成25年2月、東大阪市内の事業所において、飛翔した高圧ガスボンベにより作業員1人が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。この事故は事業所に長期間放置された高圧ガスボンベを、不適切な取り扱いで処分しようとしたために発生しました。
このような事故を防止するために、東大阪市消防局では大阪府下の消防本部(局)及び関係団体と協働して「放置ボンベ撲滅」を目指して取り組んでいます。

他市での事故事例
東大阪市以外でも事故が発生しています。
平成26年5月、大阪府内の飲食店で高圧ガスボンベが破裂する事故が発生ました。幸い営業時間外であったため、けが人はいませんでしたが、天井に穴が開き、床が欠け、調理設備が破損するなどの大きな被害を出しました。
この飲食店では、食品酸化防止用に窒素ボンベを購入したのですが、長期間使用せずに放置していたために錆が生じ、その部分が圧力に耐え切れず破裂したものと思われています。


こんなところで使用されています!

飲食店で
- ビール用の炭酸ガスボンベ(緑色)
- 酸化防止用の窒素ボンベ(ねずみ色)
- 調理用のLPガスボンベ(ねずみ色)
- いけす用の酸素ボンベ(黒色)
⇒使用せずに放置していませんか?水がかかって錆びていませんか?

空きテナントで
- 退去した飲食店がボンベを置いたままにしていませんか?

事業所で
- 溶接用のアセチレンボンベ(褐色)や酸素ボンベ(黒色)

ご自宅で
- 調理、湯沸かし用のLPガスボンベ(ねずみ色)
- 在宅酸素療法用の酸素ボンベ(黒色)
⇒使用しないボンベをベランダや押し入れの奥に置いたままにしていませんか?
- 熱帯魚水槽での水草育成用の炭酸ガスボンベ(緑色)
⇒水がかかって錆びていませんか?

あなたの周りは大丈夫?
長期間放置され錆が生じたり変形した高圧ガスボンベは、事故を引き起こすことがあり大変危険です。あなたの周りに放置されている高圧ガスボンベがないか、確認してみてください。
このような高圧ガスボンベがある場合は、購入した販売店に返却するか、購入先が不明な場合は
LPガス(液化石油ガス)容器は、大阪府LPガス協会 電話(06-6264-7888)
LPガス容器以外は、近畿高圧ガス容器管理委員会大阪府支部 電話(06-6251-5179)
にご相談ください。
放置ボンベ撲滅のため、皆さんのご協力をお願いします。
備考:消防局で高圧ガスボンベを引き取ることはできません。