大麻
薬物乱用はやめよう!
大麻(アサ)
大麻(アサ)は、その茎から丈夫な繊維がとれるので、昔から繊維をとる植物として栽培・利用されてきました。
しかし、現在、日本では一般の栽培や所持等は法律で禁止されています。
都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者でなければ、栽培することはできません。
全体

大麻(アサ)は、成長が早く、大きいものは草丈が3mにもなりますが、種子をつけた後は枯れてしまいます。
良く成長した茎は太く真直ぐに立ち、浅い縦すじが通っています。
葉

葉は、細長い柄の先に、3枚から9枚(通常は奇数)の小葉が集まって手のひらのような形になっています。
葉全体の大きさは10cmから20cmです。
花

花は夏に咲き、雄花と雌花が別々の株につきます。雌株は、葉のつけ根に穂状の雌花を多数つけます。雌花を摘むと、樹液でねばねばします。
種子

大麻(アサ)の種子は、やや平たい卵形で、長さ4mmから5mm、幅3mmから4mm、1粒の重さ15mgから35mgで、色は灰緑色から黒褐色で表面に網状模様があります。種子の一端はややとがり、他の一端には果柄の跡があり、種子の両側には稜線があります。
七味唐辛子の成分でもあり、鳥のえさとしても販売されていますが、これらのものは、発芽しないよう処理されています。
インターネット等で「発芽させると法律違反になるのでやめてください」等と称して販売されており、不正栽培を暗示していますが、それは大麻取締法で禁止されています。
大麻の不正栽培は、大麻取締法で禁止されています。
また、そのために大麻の種子を所持したり、提供したりすることは、大麻取締法の処罰対象となります。
厚生労働省「大麻・けしの見分け方」より
大麻を乱用すると・・・
大麻を乱用すると感覚が異常になり、訳のわからない興奮状態に陥ります。
また乱用によって、幻覚や妄想などの精神異常が起こったり、著しい行動パターンの変化が見られるようになります。行動が的外れになり、交遊関係もガラリと変わります。身だしなみに無関心になり、まるで人が変わったように見えます。
乱用していると、無動機症候群といって毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態になり、労働の生産性、学業の成績、運動能力はいずれも著しく低下します。
マリファナ

大麻草の葉を乾燥させたもの。
ハシッシュ・オイル

大麻樹脂の成分のうち、麻薬成分であるTHCを中心にさらに強力な成分のみを取り出して、チンキ状にしたもの。
通称ハッシュ・オイル。濃厚な抽出物で、色は黒を中心にさまざまです。
ブッダスティック

タイでとれる大麻の花穂部分の葉を大麻樹脂で固め、長さ10cmぐらいの細い竹串を軸にして巻きつけたうえ周辺を縫い糸でグルグル巻いて棒状にしたもの。
その産地・形状からタイ・スティックともいいます。