セアカゴケグモについて

見つけても、素手でつかまない、さわらない
セアカゴケグモは、もともと日本には生息していなかった外来種のクモで、近年では大阪府内をはじめとし全国各地で発見されています。
毒を持っていますが、突つかれると驚いて死んだふりをするなど、攻撃性もなくおとなしいクモです。
素手で捕まえたり触ったりしなければ咬まれるおそれはありませんが、屋外で作業する場合は軍手をするなどの注意が必要です。
また、生息しそうな場所に普段から注意し、クモが巣を張らないようにこまめに清掃をしましょう。
備考:セアカゴケグモを発見しても保健所へ報告していただく必要はありません。

セアカゴケグモ(メス)と卵のう

セアカゴケグモ(メス)
特徴:体長約1cm
全体に黒く背に赤色の帯状の模様がある

生息場所
東大阪市内全域で発見されています。セアカゴケグモが実際に生息している所は物陰ですが、周囲は日当たりが良く乾燥しているところを好みます。また、昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところを好みますが、巣を張るのは人工的な場所が多く、樹木や草むらにはほとんど生息しません。
(例)
- 側溝、排水溝の側面やふたの裏
- よう壁等の水抜き管内
- 花壇まわりのブロックのくぼみや穴、植木鉢やプランターの裏
- 庭やベランダに放置された履物の中
- エアコンの室外機の裏、自動販売機の裏などの人工的な熱源のまわり
- 公園のすべり台などの遊具やベンチの裏
- 墓石の花立て、線香立てや巻き石などのすき間



駆除方法
備考:保健所では駆除はしていません。
- セアカゴケグモに直接、市販の家庭用殺虫剤を噴霧するか靴で踏みつぶしてください。
- 卵のうは殺虫剤が効かないため必ず踏みつぶしてください。

被害を防ぐには
- 屋外清掃や庭の手入れの際には必ず軍手などの手袋を着用し、靴下を履くなど素足での作業は控えてください。
- 庭やベランダに置きっぱなしの履物を履く場合は、履く前にセアカゴケグモがいないかどうか確認してください。
- 車やさまざまな資材に付着して運ばれてくることが多いので、生息しやすい場所の定期的な点検・清掃が不可欠です。

咬まれたときの症状
- 咬まれると、チクリと針で刺したような痛みを感じます。
- やがて咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなります。痛みはしだいに全身に広がります。
- 悪化すると、多量の汗をかいたり、寒気、吐き気などがあらわれることもあります。

咬まれたときの処置
- 咬まれた箇所を流水や石けん水でよく洗います。
- 多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうがよいでしょう。
- 医療機関で治療を受けてください。咬まれたクモを殺して持参すれば適切な治療につながります。

セアカゴケグモ情報や資料
大阪府健康医療部生活衛生室環境衛生課(外部サイトへ移動します)
セアカゴケグモ啓発のポスターやリーフレットは下記からダウンロードしご活用ください。
セアカゴケグモ啓発資料
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