市政だより 平成25年9月15日号 6・7面(テキスト版)
あなたの子育て応援します!
一人でがんばりすぎない子育ての方法
おなかのふくらみとともに、心待ちにしていた赤ちゃんの誕生。ところが、いざ生まれてみると「自分の時間がなくなってしまった」「ぐっすり眠りたい」「育て方、まちがってないかな…」と悩んでしまうことも多いでしょう。そんなとき、あなたはどうしていますか。
子どもが失敗しながら日々成長するように、親も失敗したり迷ったりしながら成長していきます。最初から完璧な親なんていません。不安やしんどい気持ちを吐き出して、友人や祖父母、周りの人に助けてもらいながら、子どもも親も、ゆっくり成長していきましょう。
- 問合せ先
- 子育て支援課 06(4309)3302、ファクス06(4309)3817
心を育てる3つのポイント
子どもとの関わり方を考えよう
乳幼児期は、人として生きていくうえでの基礎の部分を形成します。「頭育て(知的能力)」「体育て(身長・体重、身体能力)」だけでなく、「心育て」がとても大切です。
「心育て」とは、情緒面、気持ち、自立心などを豊かにすることです。成果がわかりにくいものですが、日々の大人との関わりの中で少しずつ育っていきます。
- 無条件の愛
- 「勉強やスポーツができてもできなくても、大切な存在だよ」「ありのままのあなたが大好きだよ」と無条件の愛を伝え続けましょう。
- 特別なことは必要ありません。抱っこ、おんぶ、絵本を読む、たくさん話しかける、笑いあうなど、日常生活の何気ないふれあいを大切にしていけば、子どもに自然と伝わります。
- 共感
- 子どもの言いなりになるのではなく、また頭から否定しないで「あなたの気持ち、わかるよ」と共感を示してあげましょう。
- 共感してくれた人には、信頼の気持ちが芽生えます。誰かがいっしょに喜んでくれると、うれしい気持ちは2倍になり、嫌な気持ちは半減され、気持ちをコントロールできるようになります。
- 体験
- 砂遊び、鬼ごっこ、ままごとや乗り物に乗る、動植物とふれあうなど、いろいろな体験をさせてあげましょう。
- 3歳くらいまでは、できないことを叱ったり、責めたりせず、「できた」という喜びをたくさん分かちあいましょう。
- 少し大きくなってきたら、それに加えて、取り組んできたことや続けてきたことを「よくやったね」と認めてあげてください。すると、自信ややる気につながります。
子どもの年齢とともに悩みは変わるかもしれませんが、乳児期を過ぎても子どもとの関わり方は変わりません。
いくつになっても「心育て」を大切にしましょう。
頼もしい応援団がいます
子育て支援施設を紹介
子育ては一人でするものではありません。あなたの周りには、家族をはじめ、友人や 地域の方がいます。また、子育て支援センター、保育所(園)などの施設や、つどいの広場、子育てサークルなどの団体や市民グループがたくさん応援してくれます。
不安や悩みは、一人で抱え込まずに誰かに相談しましょう。あなたの不安や悩みを相談できる場所を見つけませんか。
子育て支援センター
- あさひっこ(旭町子育て支援センター)
- 旭町1-5
- 072(980)8871、ファクス072(985)1055
- 鴻池子育て支援センター
- 東鴻池町4-5-8
- 06(6748)8251、ファクス06(6743)0577
- 荒本子育て支援センター
- 荒本2-6-35
- 06(6788)1055、ファクス06(6788)2597
- 長瀬子育て支援センター
- 長瀬町3-6-3
- 06(6728)1800、ファクス06(6728)2413
※今年度中にももの広場内に(仮称)楠根子育て支援センターを開設予定。
つどいの広場
- キッズステーション
- 善根寺町4-2-38 072(985)1331
- 親子deカフェ あ・ん
- 中石切町4-6-19 072(951)9653
- 若江岩田みんなの広場きらりっこ
- 岩田町4-3-22-206 希来里2階 072(962)2285
- くすのき保育園「くすのきわんぱくクラブ」
- 菱江3-12-13 072(965)1080
- コロボックル
- 今米1-8-18 072(966)8118
- ひしの美保育園「はぐ HUG ひしの美」
- 菱屋西1-16-20 06(6721)7712
- つみき
- 宝持4-6-3 06(6725)6782
- 東大阪大学内こども広場
- 西堤学園町3-1-1 東大阪大学内こども研究センター 06(6782)2821
- 木の実保育園「木の実わんぱく広場」
- 岸田堂西1-6-37 06(6721)6241
- フタバ学園「あそぼ」
- 森河内西2-27-4 080(3028)6188
- さわらび保育園「わんぱく広場」
- 稲田本町3-19-6 06(6746)1277
- 弥刀さつき保育園「きららMe-Too-SATSUKI」
- 近江堂2-6-30 06(6728)2130
- むぎの穂保育園「ほしのこクラブ」
- 小阪本町1-5-26 080(5704)1962
- みんなのあ・ん
- 四条町11-14 072(984)2841
- ほんわかルーム
- 長堂1-20-12 06(4307)4820
※つどいの広場は、乳幼児の親子が気軽に集い、交流し、子育てに関する情報が得られる場所です。開設日時など、くわしくはお問合せください。
パパもおいでよ 荒本子育て支援センター
荒本子育て支援センターで毎週土曜日に自由に遊べる「パパもおいでよ」では、就学前のお子さんとパパ・ママが楽しくふれあっています。
乳幼児期の子育ては特に、思いどおりいかず大変なことがたくさんあります。しかし、乳幼児期に見せてくれるいろいろな反応や成長には、今しかふれることができません。パパもママも、子育ての一瞬一瞬を大事にしながら、子どもが成長する喜びをいっしょに味わっていきましょう。
パパもおいでよに参加したパパたちは、「うちの子がもう滑り台を滑れるようになっていたとは」「一人で見るのは大変ってことがよくわかりました」と話していました。
パパだって、授乳以外は何でもできます。「ママへの気遣い」から「主体的参加」へと変身していきましょう。
- とき
- 毎週土曜日午前9時30分~11時30分
- 対象
- 就学前乳幼児とパパ・ママ
そのほか、鴻池子育て支援センターでも、同時刻に「パパもホッと広場」があります。
支援センターで自由に遊びませんか
子育て支援センターには、申込みや対象の制限なく親子で自由に遊べる時間があります。
※くわしくは市ウェブサイトをご覧ください。子育て支援センターの催しを5面に掲載。
支援センターの相談
子育て支援センターでは、専門スタッフ(心理士、看護師、保育士など)が電話や来所により子どもの成長や発達に関する相談に応じています。来所相談を希望する場合は、前もってセンターにご連絡ください。
健やかな成長のために
アンケートに協力を
このほど、妊娠中の方、就学前乳幼児・小学生がいる市内約1万世帯を対象に、子ども・子育てに関するアンケートを実施します。
近年の急速な少子化の進行、家庭・地域を取り巻く環境の変化に対応して、国では平成27年度に「子ども・子育て支援新制度」を実施します。それにあたり、市では地域の実情を踏まえた「子ども・子育て支援事業計画」を策定します。
このアンケートは、市民の皆さんの教育・保育・子育て支援に関する実態を把握し、計画策定の基礎資料とするものです。
調査票は10月初旬ごろ発送予定です。届いた家庭は、協力をお願いします。
- 問合せ先
- 子ども家庭課 06(4309)3194、ファクス06(4309)3817
いっしょにがんばる&楽しむ
子育て仲間をつくろう!
保育所や子育て支援センターで顔を合わせるうちに親しくなって、サークルを立ち上げた例がたくさんあります。サークルをつくってみませんか。
あさひっこで開催している赤ちゃんタイム(0歳の赤ちゃんとその親が交流する場)の利用者が集まり、子育てサークル「おもちゃ箱」が7月に立ち上げられました。月に2回、赤ちゃんとママたちが楽しく交流しています。
8月8日、この日は会員の9組全員が参加。生後数か月の赤ちゃんとママたちがあさひっこのサークル部屋に集まって楽しいひとときを過ごしました。
「サークルを立ち上げたといっても、“年の近い子どものいるお母さんたちで集まってみようか”という軽い感じで始めました。難しい手続きもないですし、会員になっても参加は自由で、気楽にやってます」と会員の諏訪さん。今後については「みんな校区はばらばらだけど、家も近いし、ずっと付き合っていける関係をここで築いていけたらなと思います」と話していました。
子育て支援センターや市立保育所では、場所やおもちゃを貸し出したり、スタッフがいっしょに遊んだりしてサークル活動をサポートしています。
市内には、現在約70の子育てサークルがあります。サークルを立ち上げたい方は、子育て支援センターや保育所、子育て支援課にご相談ください。
ヒントがいっぱい!
子育て情報を発信
子育て支援センターやつどいの広場の催し、保育所の園庭開放などの情報は市ウェブサイトや市公式フェイスブック(子どもすこやか部ページ)に掲載しています。
また、手軽に地域の子育て情報を入手できるメールマガジン「子育てハッピーメール」も配信していますので、ご利用ください。次のアドレスへ空メールを送信するか、バーコードを読み込んで登録してください。
- 携帯電話=hgso_12.108tmp@fofa.jp
- スマートフォン=hgso_12.107tmp@fofa.jp
子育てを安心して楽しむコツや子育て情報がたくさん詰まったガイドブック「こそだてプラス+」や「花まるぶっく」もあります。ぜひご覧ください。
知っていますか!? 病児・病後児保育室
保育所や幼稚園に通う乳幼児から小学校3年生までの児童が、病気などの「回復期」または「回復期に至らない場合」で集団保育が困難なときに、保育と看護を行っています。
利用には、事前に予約が必要です。利用料は1日2,000円(減免制度あり)で、医療機関での受診結果を医師連絡票または入室申込書で確認しています。
くわしくは、各施設のホームページまたは市ウェブサイトをご覧ください。
病児保育室
- ところ・定員・申込み・問合せ先
-
- ふじもとクリニック「こひつじ」(小阪本町1)=8人、06(6730)5828(ファクス兼用)
- 尾崎医院「ウルル」(岩田町4)=4人、072(968)7227、ファクス072(962)2231
病後児保育室
- ところ・定員・申込み・問合せ先
- 荒本子育て支援センター「ミミィ」(荒本2)=6人、06(6789)5295、ファクス06(6789)8661
初めてでも安心してご利用を
こひつじでは、ゆったりとした空間の中で保育士と看護師が専門的な立場からケアにあたっています。
この日は、昼寝の後で少し元気を取り戻した子どもたちが、おやつを食べ、ぬりえやおもちゃなどで遊び、ゆったりとした時間を過ごしていました。
看護師の岸本範子さんは「病気のときは、子どもも家族も不安になります。医師の診察後、お預かりしたお子さんの病状にあわせて、保育士と看護師が手厚いケアを行っています。お子さんの立場に立って、安心・安全にお預かりすることで、少しでも早く病気が回復し、働くお母さん・お父さんを支援できたらと思っています」と話していました。
この日利用していた金田美里愛ちゃんのお母さん和恵さんは、「子どもを見てもらえる人がいないので、助かっています。病院が併設されているので、安心して預けることができます」と話していました。また、八木一徹ちゃんのお母さん裕子さんは、「0歳のときから利用させてもらっています。病気が長引くことも多かったので、助かっています。先生たちに優しくしてもらっているので、子どもも楽しく過ごせているようです」と話していました。
こひつじでは、毎月第2土曜日(8月を除く)の午前10時から正午まで見学日として施設をご覧いただけます。くわしくは、お問合せください。
※JIS第1水準・第2水準にない一部の漢字は、JIS第1水準・第2水準の漢字で代用しています。