市政だより 平成30年8月15日号 6面(テキスト版)
9月1日は「防災の日」
日ごろの備えが大切です
今年は6月18日の地震により大阪府北部に建物の倒壊など多くの被害をもたらしました。また、7月5日から6日にかけての記録的な大雨は、西日本を中心に河川の氾濫や土砂災害など甚大な被害をもたらし、本市においても一部の地域で浸水被害が発生しました。
改めて、日頃から防災への心構えや備えの大切さを認識し、一人ひとりが災害時に適切な行動がとれるように準備しておきましょう。
地震に備えて
- 寝室に大きな家具を置かない
- 背の高いタンス、冷蔵庫などは転倒防止器具で固定する
- 窓や戸棚のガラスに飛散防止フィルムを貼る
- 吊り下げ型の照明は揺れ防止の金具で固定する
- 玄関や出入り口までの通路に家具などの倒れやすいものを置かない
風水害に備えて
- 屋根の瓦やトタンのはずれなどは補修し、アンテナはしっかり固定する
- 側溝や排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにしておく
- 雨どいの継ぎ目がはずれていないか、土砂や落ち葉で詰まっていないか確認する
- 窓ガラスのひび割れ、緩み、がたつきを確認する
- 外壁のひび割れ、破損、ぐらつきなどを確認する
家庭で防災会議を!
家庭で災害時の役割分担や安否確認の手段、避難場所などについて話しあい、防災意識を高めましょう。
- 役割分担=防災対策の役割と災害時の役割の確認
- 安否確認の手段=災害伝言ダイヤルなどの使用方法の確認
- 避難場所=家族が離ればなれになったときの避難場所の確認
市立の小・中学校を避難所に指定しています
災害時には道が通れなくなったり避難場所が被災したりすることもあるため、家族でハザードマップを確認し、方向が違う2か所以上の避難所を調べておきましょう。
ハザードマップの活用を
内水・土砂災害ハザードマップは、寝屋川流域の浸水想定区域や、土砂災害の恐れがある区域などを掲載しています。日頃から読んで、いざというときに備えましょう。危機管理室、市政情報コーナー、行政サービスセンターで配布しており、市ウェブサイトにも掲載しています。
避難情報の入手方法
避難情報は防災行政無線(屋外スピーカー)、ウェブサイト、テレビ、ラジオ、エリアメール、おおさか防災情報メールなどでお知らせします。
防災情報を聞いたときは、慌てずに、落ち着いて行動することが重要です。市から配信する避難情報は次のとおりです。
避難情報
1~3の順に緊急度が高くなります
- 1.避難準備・高齢者等避難開始
-
- どんなときに発令
- 避難勧告や避難指示(緊急)を発令することが予想される場合
- とるべき行動
-
- いつでも避難ができるよう準備をし、身の危険を感じる方は、避難を開始しましょう。
- 避難に時間を要する方(高齢者、障害者、乳幼児など)とその支援者は避難を開始しましょう。
- 2.避難勧告
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- どんなときに発令
- 災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合
- とるべき行動
-
- 速やかに避難場所へ避難しましょう。
- 外出することでかえって命に危険がおよぶような状況では、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
- 3.避難指示(緊急)
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- どんなときに発令
- 災害が発生するなど状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合
- とるべき行動
-
- まだ避難していない人は、緊急に避難場所へ避難しましょう。
- 外出することでかえって命に危険がおよぶような状況では、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
防災行政無線(屋外スピーカー)
学校や公園など市内206か所に設置している防災行政無線で避難情報を配信するほか、Jアラート(全国瞬時警報システム)と連携して緊急地震速報や弾道ミサイル情報などの国民保護情報といった緊急情報を瞬時にお知らせします。
放送内容が聞き取れなかった場合は、放送から24時間以内に06(4309)3010に電話をすると放送内容を確認することができます。
エリアメール、緊急速報メール
「エリアメール」「緊急速報メール」は、災害発生時に避難情報などをいち早く携帯電話にお知らせする携帯電話会社のサービスです。市域内にいるNTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話利用者に対して情報を配信します。なお、受信するための登録手続きや登録料は不要です。対応機種であれば、電源を切らない限りマナーモードでも受信音が鳴ります。
おおさか防災情報メール
おおさか防災情報メールとは、大雨・洪水注意報・警報、地震情報や災害発生時の避難勧告などの防災情報を携帯電話にメール配信するサービスです。
Eメール(touroku@osaka-bousai.net)に空メールを送信し、自動返信される操作案内に沿って登録してください。なお、登録料は無料ですが、通信料が必要です。
テレビ・ラジオ
発災時、テレビやラジオは有効な情報収集手段です。
テレビのdボタンから気象情報や雨量情報、水位情報のほか、市町村が発信する避難勧告や避難所開設などの情報をいち早く見ることができます。簡単なリモコン操作で防災情報を確認することができるので、普段から見るようにしていれば、災害時に慌てることなく見ることができます。NHK大阪放送局の確認方法は次のとおりです。
- NHK大阪放送局での確認方法
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- NHK(総合)テレビ(1チャンネル)にあわせ、リモコンの「dボタン」を押す
- リモコンの矢印で「防災・生活情報」にあわせ、リモコンの「決定」を押す
- リモコンの矢印で「避難情報」「開設避難所」のいずれか知りたいところにあわせ、「決定」を押す
元のNHK(総合)テレビ(1チャンネル)の画面に戻るには、再度リモコンの「dボタン」を押してください。
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3858
食料や防災用品の準備を
いざというときに備えて家庭での備えを!
東日本大震災では、満足に食料を調達できたのは災害発生後3日目でした。電気の復旧に1週間以上、水道の復旧に10日間以上かかった地域もありました。
自身の命を守るためには、自身で食料や物資などを備えることが最も大切です。
食料・水の備え方は?
最低3日、できれば7日分の食料や水、カセットコンロなどを備えましょう。食料の備え方には次の2つの方法があります。自分にあったやり方で災害に備えましょう。
- 乾パンやアルファ化米などの非常食は、防災の日(9月1日)などの節目を決めて賞味期限を確認するなど、定期的に交換する。
- 日常生活に使っているレトルト・インスタント・フリーズドライ食品、缶詰・菓子類などは少しだけ多めに備え、使ったら忘れずに買い足していく。