市政だより 平成29年2月15日号 別紙2・3面(テキスト版)
火災から身を守ろう! 防火対策を万全に
速報 平成28年 火災概況
平成28年の火災概況(速報値)が次のとおりまとまりました。
火災件数
- 平成28年 137件
- 平成27年 136件
種別
- 建物(うち住宅関連)
-
- 平成28年 105件(49件)
- 平成27年 103件(51件)
- 車両
-
- 平成28年 17件
- 平成27年 13件
- 林野
-
- 平成28年 0件
- 平成27年 0件
- その他
-
- 平成28年 15件
- 平成27年 20件
死者
- 平成28年 6人
- 平成27年 4人
負傷者
- 平成28年 26人
- 平成27年 37人
主な原因
- 放火(疑いを含む)
-
- 平成28年 21件
- 平成27年 43件
- たばこ
-
- 平成28年 14件
- 平成27年 11件
- 電気機器
-
- 平成28年 11件
- 平成27年 6件
※速報値のため変動する場合があります。
火災件数は昨年より1件増加しています。火災から皆さんの大切な命を守るため、日頃の訓練や防火対策が重要です。
火災原因の1位は「放火(疑いを含む)」で、前年より22件減少しましたが、依然として高い割合を占め、28年連続で1位になっています。
2位はたばこの14件で、原因は寝たばこや灰皿に溜まった吸殻からの出火など、ちょっとした注意で防げたものばかりでした。
そして、3位は電気機器の11件で、「使用方法の誤り」や「異常を感じていたにもかかわらず使い続けていた」などさまざまなケースがありました。電気機器は取扱説明書をよく読み、異常を感じたらすぐに使用をやめてください。
- 問合せ先
- 予防広報課
火災原因第1位
放火
昨年の放火(疑いを含む)による火災は21件で、前年より大幅に減少しました。これは、放火させない環境づくりや防犯カメラの普及などによる効果と考えられますが、依然として屋外に放置していた物に火をつけられたという事案が多く発生しています。
放火犯も空き巣などと同じく、周囲の目やまち全体の防犯意識を一番嫌うといわれていますので、地域ぐるみで放火対策に取り組みましょう。また、地域ぐるみの活動は、大規模災害時の「共助」にもつながります。放火対策を通してまちの防災力向上を図りましょう。
放火を防ぐ4つのポイント!
- 建物の周囲は明るく
※センサーライトも効果的です。 - 施錠は確実に
- ゴミは収集日の朝に出す
- 燃えやすい物を放置しない
- 問合せ先
- 予防広報課
3月1日~7日
春の全国火災予防運動
3月1日から春の全国火災予防運動が始まります。
春は空気が乾燥しやすく、火の燃え広がる危険が高い時期です。「火の使用中はその場を離れない」「お出かけ前・おやすみ前には必ず火の元を点検する」など、警戒を怠らないようにしてください。
消防局ではこの期間、火災予防のため広報活動やパトロールの強化を行います。
また次のとおり、皆さんに防火意識を高めていただくため、消防訓練や消防フェアを開催します。
消防訓練(中消防署)
- とき
- 3月1日(水曜日)10時30分~11時30分
- ところ
- ニトリモール東大阪(西岩田2)
- 問合せ先
- 中消防署
消防フェア(西消防署)
- とき
- 3月1日(水曜日)10時~13時
- ところ
- 市役所本庁舎
- 問合せ先
- 西消防署
マナーを守って山火事防止!
林野火災特別警戒
マナーを守って山火事を防ごう
生駒山は、車や電車で気軽に訪れることができるため、ハイカーなどに大人気です。しかし冬から春にかけて山は、落葉や枯れ草が多くなることに加え、空気の乾燥も手伝って、一度火がつくと大規模な山火事(林野火災)に発展してしまいます。
消防局では5月5日まで「林野火災特別警戒」として、広報活動や山火事に備えた訓練などを行います。
皆さんも「たばこのポイ捨ては絶対にしない」「指定された場所以外でキャンプや焚き火をしない」といったマナーをしっかり守りましょう。
また、山から上がる不審な煙を見かけた場合は、すぐに119番通報をお願いします。
- 問合せ先
- 警備課
山火事を想定した訓練を実施
山火事の消火活動を迅速かつ的確に行い、被害を最小限にするため、実戦的な訓練を行います。
登山道などにも消火ホースを延ばしますので、通行時はご注意ください。
- とき
- 2月15日(水曜日)10時~12時
- ところ
- らくらく登山道(なるかわ谷~客防谷付近一帯)
- 問合せ先
- 警備課
住宅用火災警報器
設置後10年を目安に交換を
毎年、全国で約1000人もの方が住宅火災で亡くなっています。
中でも就寝中に住宅で発生した火災による死者が多いため、市では、平成18年から新築住宅に、平成23年からは既存住宅を含む全ての住宅に対し、住宅用火災警報器の設置を条例で義務化しました。
住宅用火災警報器の普及が進んでからは、アラーム音で早期に火災に気づき「すぐに避難できた」「すぐに初期消火できた」という奏功事例が多く報告されています。
しかし、住宅用火災警報器は古くなると電池の消耗や部品の劣化で正常に感知しないことも考えられ、設置後10年を目安に交換することが推奨されています。
新築住宅への住宅用火災警報器設置義務化開始から10年が経ちましたが、今後も警報器の機能と効果を維持するため、設置年月日の確認と点検をしっかりと行いましょう。また設置の際は、設置年月日を本体に書いておきましょう。
火災警報器の動作確認方法
- ボタンを押す
- ひもを引く
- 正常の場合
- 正常をお知らせするメッセージまたは火災警報音が鳴ります。
-
- ピッ 正常です!
- ピーピーピー 火事です!
- 異常の場合
- 音が鳴らない場合は、電池がきちんとセットされているか確認してください。
- それでも鳴らない場合は、電池切れか故障です。
- 問合せ先
- 予防広報課
市民のため 地域のために
地域密着で活動!! 消防団
皆さん、消防団を知っていますか。
消防団は、消防組織法という法律に基づき市町村に設置され、一般市民を中心に構成されています。普段、消防団員は各々の仕事をしていますが、災害発生時には、消火・救助活動を行います。
東大阪市消防団は、「自らの地域は自らが守る!」を信念として、安全・安心なまちをめざし、日頃からさまざまな活動を行っています。
休日に消防団員が訓練している姿を見かけたことはありませんか。消防団員は、いつ発生するかわからない災害に備えるとともに、地域における消防・防災のリーダーとして市民の安全・安心を守るという重要な役割を果たすため、休日などを利用して積極的に訓練を行っています。
消防団の主な活動
- 1月 消防出初式
- 3月 春の全国火災予防運動
- 4月 恩智川水防事務組合水防訓練
- 5月 大和川水防・大阪府地域防災総合演習
- 7月 中河内地区支部消防総合訓練
- 9月 大阪府消防大会・消防操法訓練大会
- 11月 秋の全国火災予防運動、東大阪市総合防災訓練
- 12月 歳末火災特別警戒
※このほか、府立消防学校の研修や各地域での訓練などがあります。
- 問合せ先
- 総務課
女性消防団員も活躍
近年、全国的に女性消防団員の入団が勧められ、災害時の避難誘導や避難所での支援活動などさまざまな場面で活躍しています。消防団には、女性ならではの活動も多く、学生や主婦、働いている方など多くの女性が在籍しています。中でも、火災予防や防災教育、応急手当の普及啓発などでの活躍は目覚ましいものがあり、女性消防団員の存在が注目されています。
現在、市消防団には10人の女性消防団員が在籍し、防災の担い手として男性の団員とは違った観点からイベントや防災訓練などで活躍しています。
- 問合せ先
- 総務課
地震の備えはできていますか?
昨年4月に熊本地震が発生し、大きな被害がもたらされました。熊本地方を支援するため、本市の消防局救助隊員も現地にかけつけました。また10月の鳥取県中部地震では、大阪でも緊急地震速報のアラームが鳴り「まさか南海トラフ巨大地震!」と、怖い思いをした方も多いのではないでしょうか。
地震はいつ起こるかわかりません。日頃から次の備えをしておきましょう。
- 食料・飲料水の備蓄
- 非常持ち出し袋の用意
- 家具類の転倒防止
- 避難場所の確認 など
- 問合せ先
- 防災学習センター(稲葉1-1-9)
災害を体験してみよう!
防災学習センター
防災学習センターでは、地震後の行動や初期消火、地震の揺れなどを実際に体験できます。また、防災知識も学べます。
ぜひご来館ください。
- とき
- 9時30分~17時(受付は16時まで)
- ※月曜日は休館(月曜日が休日の場合は翌日休館)。車での来場はご遠慮ください。
- ところ 問合せ先
- 防災学習センター(稲葉1-1-9)
セルフ式ガソリンスタンド
正しい利用を!!
全国でセルフ式ガソリンスタンドの増加とともに利用者の誤解や不注意による事故も報告されています。
「乗用車はガソリンだろうと思い給油したが、実際はディーゼル車(軽油)だった」「キャップを閉め忘れて走行し、燃料が漏れた」「静電気の火花がガソリンに引火した」などがあります。また、燃料をこぼすと車の塗装を痛めるだけでなく、燃料がタイヤなどに付着してスリップの原因にもなります。
セルフ式ガソリンスタンド利用時には、次のことを守り事故を防止しましょう。
- 給油する油種をしっかりと確認する
- 給油機の静電気除去パットに触れてから給油を開始する
- 自動で給油がストップしたら、それ以上入れない
- 給油キャップをしっかりと閉める
給油ノズルは色分けされています
- 赤=レギュラー
- 黄=ハイオク
- 緑=軽油
※セルフ式ガソリンスタンドで、利用者自らが携行缶へ給油することは消防法違反です。
- 問合せ先
- 予防広報課
今年4月1日から
消防法令違反の建物を公表
消防職員が立入検査時に確認した重大な消防法令違反をウェブサイトで公開し、建物利用者も知ることができるようにする「公表制度」を4月から始めます。
対象となる重大な違反のある建物
飲食店・百貨店など不特定多数の人が利用する建物や、病院・福祉施設など1人で避難することが難しい人が利用する建物のうち、消防法令に基づき屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備の設置が義務づけられているにもかかわらず、設置されていない建物です。
- 問合せ先
- 予防広報課
公表の方法
消防職員が立入検査で違反を確認し、建物関係者に違反を通知した日から14日が経過しても是正されない場合、消防局ウェブサイトで違反が是正されるまで建物の名称や場所、違反の内容などを公表します。
- 問合せ先
- 予防広報課