市政だより　平成28年5月15日号　1面(テキスト版)

平成28年熊本地震
東大阪からも続々支援

4月14日以降、大きな地震が相次ぐ熊本地方を支援するため、本市からは医療関係者や消防、建築・保健部門の専門職員などを現地に派遣しました。また、救援物資の搬送、募金活動などの支援も行っています。

熊本の大地震を受けて
医療・救助・救援物資など

熊本地方で4月14日21時26分、マグニチュード6.5、最大震度7を観測する大規模地震が発生しました。さらに、16日未明に発生したマグニチュード7.3、最大震度7を観測する地震やその後も相次ぐ余震により、大分県も含めた広い地域で大きな被害が生じています。

これに伴い市では、大阪府からの要請を受けて、16日に府立中河内救命救急センターと市立総合病院で編成した災害派遣医療チーム（ＤＭＡＴ）が現地へ出動しました。同チームは、八代市で避難所を巡回し、被災者の健康状態などを調査したり、車中泊の危険性を呼びかけたりしました。

消防局からも、緊急消防援助隊（大阪府隊）第1次派遣隊が16日に、またその交代要員として第3次派遣隊が19日に現地へ出動。それぞれ救助隊6人と救急隊3人の9人ずつ、計18人が南阿蘇村の土砂崩落現場での救助活動や避難所で発生した急病人の救急搬送などにあたりました。

さらに高森町からの支援要請を受けて19日、非常備蓄米3,000食や乾電池約400本、毛布200枚などの救援物資を市職員がトラック2台で現地に届けました。

皆さんのあたたかい協力を
義援金を受付

市と社会福祉協議会では、市役所本庁舎や総合福祉センターなどの施設に募金箱を設置しています（6月24日（金曜日）まで）。募金箱設置場所など、詳しくは6・7面をご覧ください。

※6・7面に続く。

囲碁・井山裕太さん（東大阪市出身）
6月議会で名誉市民へ

史上初の七冠独占

市は、史上初の七冠同時制覇を達成した東大阪市出身の囲碁棋士・井山裕太さん（26歳）に名誉市民の称号を贈ることを決めました。

井山さんは、4月20日に行われた十段戦で伊田篤史十段に勝利し、史上初の七冠同時制覇の偉業を達成。市では、今回の偉業が市民にとっても大変名誉なことであり、市の学術、文芸など社会文化の進展に貢献したとして、6月の定例会において、井山さんに名誉市民の称号を贈呈する議案を提出します。

井山さんは、市立孔舎衙東小学校、市立孔舎衙中学校をそれぞれ卒業。12歳でプロ入りし、数々の最年少記録を樹立してきました。平成21年11月には史上最年少で名人位を獲得し、市長賞詞が授与されています。

野田市長は「今回の偉業は多くの市民、特に青少年に大きな希望を与えるものです。これからも世界に羽ばたく活躍を期待しています」と語りました。

ラグビーワールドカップ統括責任者が花園を視察

2019日本大会成功に向けて

2019年のラグビーワールドカップ日本大会の統括責任者を務めるアラン・ギルピン氏が4月17日、市花園ラグビー場を視察し、花園ラグビー場の良さや課題などについて府・市の担当者と意見を交わしました。

市では2019年へ向け、観客席・照明の改修や大型スクリーンの新設などを予定しており、ギルピン氏は「花園ラグビー場は歴史・遺産が地域に根づいていて、足を踏み入れただけでも情熱が伝わってきます。大会後の活用も含めて検討され、すばらしいラグビー場となることを期待したい」と話していました。

東大阪市治安対策本部からのお知らせ

ひったくり防止カバーは取付けがゆるいと効果が弱いため、しっかりと取り付けるようにしましょう