平成25年消防広報　1面(テキスト版)

考えよう!!　命を守る救急車の適正利用

昨年、東大阪市内で起きた火災の件数は、151件で、本市発足以来、昭和62年の150件に次いで2番目に少ない件数となりました。しかし、救急件数は過去最多の2万9,059件で、近年、急増傾向となっています。

救急出動件数

• 平成15年　23,673件
• 平成20年　25,620件
• 平成24年　29,059件

東大阪市の救急車は1日平均79.6回、18.1分に1回出動しています

救急車や救急医療は限りある資源です。真に緊急を要する方のため、救急車の適正利用にご協力ください。

救急要請が急増すると、救急車の到着が遅れる可能性もあります。命に関わる傷病者に対し、一秒でも早く救急車が到着できるよう、救急車の適正な利用に協力をお願いします。

※2・3面に続く。

平成24年中の火災・救急概況（速報）

このほど、昨年の火災・救急概況が次のとおりまとまりました。

火災

火災件数

平成24年　151件

平成23年　192件

主な原因

放火（疑い含む）

平成24年　57件

平成23年　43件

たばこ

平成24年　18件

平成23年　27件

こんろ

平成24年　21件

平成23年　24件

主な用途

建物火災（住宅、併用・共同住宅）

平成24年　63件

平成23年　76件

建物火災（工場）

平成24年　13件

平成23年　23件

建物火災（その他の建物）

平成24年　37件

平成23年　45件

車両火災

平成24年　15件

平成23年　14件

林野火災

平成24年　0件

平成23年　2件

死傷者

死者

平成24年　7人

平成23年　8人

負傷者

平成24年　22人

平成23年　35人

救急

救急件数

平成24年　29,059件

平成23年　27,717件

主な種別

急病

平成24年　18,966件

平成23年　17,776件

一般負傷（自宅や屋外における転倒やけがのこと）

平成24年　3,941件

平成23年　3,723件

交通事故

平成24年　3,228件

平成23年　3,385件

その他

平成24年　2,924件

平成23年　2,833件

搬送人数

平成24年　24,769人

平成23年　23,933人

年齢区分

0～6歳

平成24年　1,432人

平成23年　1,507人

7～17歳

平成24年　1,092人

平成23年　1,127人

18～64歳

平成24年　9,965人

平成23年　9,745人

65歳以上

平成24年　12,280人

平成23年　11,554人

前年と比較すると、火災件数が大幅に減少しましたが、火災原因1位の放火（疑い含む）件数が増加しています。

また、救急件数は2万9,059件で前年より1,342件増加しており、過去最多だった前年の件数を更新しました。

放火をさせない！

防止対策をしよう

昨年は、火災発生件数151件のうち、57件が放火（疑い含む）が原因となっており、昼夜間を問わず放火による火災が発生しています。

放火による火災は、不注意や油断などから起こるものではなく、意図的に火をつける犯罪行為であることから、防ぐことは難しいと思われがちです。

一人ひとりが次のことに注意し、地域が一体となって放火による火災の発生を防止し「放火されない環境」をつくりましょう。

放火防止対策のポイント

• 空き家や倉庫、車庫などは、施錠をきっちりする
• 建物の周辺は外灯などで明るくする
• 建物周辺に燃えやすいものを放置しない
  • 自転車や単車は、路上に放置せず自宅内へ入れる
  • 家庭ごみは、ごみ収集日の朝に指定場所に出す
  • マンションの廊下などに雑品を放置しない

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