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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成21年10月15日号 6・7面(テキスト版)

    • [公開日:2020年3月31日]
    • [更新日:2020年3月31日]
    • ID:2784

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    考えてみましょう ワークライフバランス(仕事と生活の調和)

    男女共同参画とは、すべての人が性別にかかわりなく、家庭、職場、地域でそれぞれの個性と能力を発揮できる社会をめざすものです。そのためには、一人ひとりが性別による役割分担にとらわれることなく、仕事(ワーク)と生活(ライフ)をバランスよく取り組める状態を築く必要があります。

    あなたのワークライフバランスを見直してみませんか。

    近年、「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」が注目されています。

    ワークライフバランスとは、働く人が仕事だけに偏らず、仕事以外の生活でやりたいことや、やらなければならないこととの両立を無理なく実現できる状態のことです。

    仕事をがんばりたい時期、出産や子育てに比重を置きたい時期、介護を行う必要がある時期など、ライフステージによって何が大切かは変化します。自分が希望する生活スタイルで、仕事と仕事以外の生活にバランスよく取り組める状態になることが重要なのです。

    仕事は暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらしますが、同時に家事や育児、地域での活動など、暮らしに欠かせないものもたくさんあります。それらの充実感によって、人生は豊かになります。

    しかし、現実の社会では長時間労働が続き、過労に陥ったり、健康を損なったりする人が増え、家庭や地域コミュニティの力が低下し、孤立化しているという問題も起きています。また、育児や介護は精神的にも体力的にも負担が大きいにもかかわらず、女性の仕事であるという固定的な考え方がまだ根強く残っていて、仕事を続けたくても両立することに多くの女性が不安を感じたり、仕事を辞めざるを得なくなったりする場合もあります。

    このようなことが大きな要因となり、社会の活力の低下や少子化などにもつながっていると考えられています。それを解決する取り組みとして、ワークライフバランスの推進が重要だと考えられるようになっているのです。

    女性が働き続けるために

    共働き世帯は年々その数が増え、1997年以降は雇用者世帯の過半数を占めています(「労働力調査」より)。しかし、子育て支援などの社会的基盤の整備は不充分で、女性が仕事を続けていくために充分な環境であるとはいえません。

    出産前に仕事をしていた女性の約7割が出産を機に退職しています(2001年「第1回21世紀出生児縦断調査」より)。

    中でも、出産した女性の4人に1人が「仕事を続けたかったが仕事と育児の両立の難しさでやめた」と答えており、仕事と子育ての二者択一を迫られ、続けたかった仕事を断念していることがわかります(2003年「育児や介護と仕事の両立に関する調査」より)。

    社会的・経済的環境やライフスタイルが変化する中で、私たちがその能力を充分発揮するためには、多様な人材が仕事に就ける社会にすることが大切です。特に、人口減少社会となった現在、女性や高齢者が仕事を続ける環境は不可欠となっています。

    しかし、安定した職を得ることが難しく、また、子どもが産まれれば仕事と育児の二者択一を迫られている現状では、多様な人材を生かすことができません。

    まずは、働き方や生き方に関するこれまでの考え方を見直し、仕事と生活に関する選択肢の幅を広げてみませんか。会社や家族、地域、社会が変わっていくことにもつながります。

    希望と現実の隔たり

    2008年の「労働力調査」によると、30歳から40歳代までの男性労働者の平均週間労働時間は約50時間で、週60時間以上働く人の割合もこの世代で高くなっています。

    また、未成年の子どもがいる親が平日に子どもと過ごす時間について比較してみると、母親の平均7・6時間に対し、父親は平均3・1時間となっています(2005年「家庭教育に関する国際比較調査」より)。

    一方で、2006年の「少子化と男女共同参画に関する意識調査」によると、既婚者の男性のうち、約8割の男性が家事・プライベートを仕事と同等以上に重視したいと希望しているものの、実態としては、5割以上の人が仕事を優先していると回答しており、希望と現実の間に大きな隔たりがあることが現れています。

    働き方を見直そう

    ここで少し立ち止まって、男女ともに性別による固定的な役割分担に縛られることなく、自分自身の希望するバランスで無理なく生活できるよう、現在の働き方や生き方を見直してみませんか。

    仕事と家庭の両立がしやすい環境づくりを進めるためには、家庭や職場でそれぞれの希望の働き方を話し合ったり、子育て支援のための制度も積極的に利用したりしながら、社会全体の取組みとしてワークライフバランス(仕事と生活の調和)を進めていきましょう。

    問合せ先

     男女共同参画課 06(4309)3300、ファクス06(4309)3823

    一人でがんばり過ぎないで 10月は「精神保健福祉月間」です

    全国の自殺者数は、平成10年から連続して、毎年3万人を超えています。

    市の自殺率(人口10万人当たり)は、全国・大阪府と比較して、低い数値で推移してきましたが、平成19年は自殺者の増加により、数値を上回りました。

    10月は「精神保健福祉月間」です。自分や家族、大切な人を守るため、うつ病への知識を深めましょう。

    ストレスの多い毎日を過ごし、“からだ”だけでなく“こころ”も疲れている人が増えています。

    こころの疲れがうまく解消できないでいると、こころの病に陥り、代表格である「うつ病」にかかる可能性があります。そのまま見過ごすと最悪の場合「自殺」に至ってしまうことにもつながりますが、うつ病を良く知り、治療することで、防ぐことができます。

    見過ごしやすいこころの疲れ

    ストレスと上手に付き合うため、見過ごしやすいこころの疲れを左の「うつ病チェックテスト」でチェックしてみましょう。

    大事なのは気づくこと

    過剰なストレスが続いてからだもこころも疲れてしまうと、心身の変調を見落としやすく、うつ症状を悪化させてしまいます。

    気分が沈む、涙もろくなる、自分を責める、仕事が手につかないなど、うつ病はだれもがかかりうる病気です。

    うつ病を予防していくうえで大事なのは、自分のこころの声に気づくことです。また、あなたの周りにこころが疲れている人がいたら、声をかけてあげましょう。「がんばれ!」と励ます必要はありません。必要なのは寄り添い、話を聞いてあげることです。

    からだもこころも健康に

    こころの疲れに気づいたら、専門医のいる医療機関へ受診し、充分な休養をとることがうつ病を治すために不可欠です。

    次のことに気をつけて、一人でがんばり過ぎず、適切な治療と休養で元気な自分を取り戻しましょう。

    • ストレスの解消法を身につけ、ため込まない
    • からだとこころを休め、充分な睡眠をとる
    • からだとこころの不調のサインに気づく
    • 行き詰まったときは早めに相談や専門医に受診する

    問合せ先

    東・中・西保健センター

    • 東=072・982・2603、ファクス072・986・2135
    • 中=072・965・6411、ファクス072・966・6527
    • 西=06・6788・0085、ファクス06・6788・2916)

    健康づくり課 072(960)3802、ファクス072(960)3809

    うつ病チェックテスト

    ここ2週間ほど次のようなことが続いていませんか。

    あなた自身の気づきチェック

    □気持ちが沈んだ感じがする。ゆううつで楽しくない

    □からだがだるく疲れやすい

    □おっくうで根気がない

    □興味がわかず何もする気がしない

    □食欲がわかない。食べてもおいしくない

    □人と話すのが辛い。話をする気になれない

    □眠れず、朝早くに目覚める

    □夕方より朝方のほうが調子が悪い

    □心配ごとが頭から離れず、心配でたまらない

    □判断がつきにくく、考えがまとまらない

    □自分を責めてしまう

    □自分は生きる値打ちがないと思う

    周りの人への気づきチェック

    □以前と比べて表情が暗く、口数が減り元気がなくなった

    □遅刻や早退が増えた

    □しばしば欠勤や突然欠勤する

    □心配し過ぎと思うことがある

    □自信をなくし、取り越し苦労をしていることが多い

    □物事を悪い方向へ考えるようになった

    □体調不良を訴えることが多くなった

    □仕事や家事の能率が低下し、ミスやケガが増えた

    □周囲との交流を嫌がり、付き合いを避けるようになった

    □趣味やスポーツなどで外出することがなくなった

    □飲酒量が増えた

     

    当てはまると思うところが多いほど、うつ病の可能性が高いといえます。

    行ってみたい 暮らしてみたいまちへ

    東大阪市の魅力アピール推進会議 中間報告会を開催

    市の魅力を調査発掘し、その魅力情報の発信方法を検討するため、市役所若手職員を中心に昨年5月に設置した「東大阪市の魅力アピール推進会議」の中間報告会が、市役所で行われました。

    9月の報告会では、市内初のアンテナショップ「めっけもん もうけもん まいど!東大阪」のホームページを共同で作成し、その中のコンテンツを維持・更新する案や、職員の名刺に市の魅力を掲載し、名刺交換で広めていく案など、計15点を提案。関係所属に実現化に向けた協力を依頼しました。

    今後は、今回提案した企画案のうち、すぐに実現化できる案を進めるとともに、検討が必要な案を年度末の報告会に提案していけるよう、検討していきます。

    カレーパンを食ブランドに

    東大阪らしい食や東大阪にちなんだ食について検討したところ、形がラグビーボールに似ている、市内にハウス食品株式会社があることなどから「カレーパン」を本市の食ブランドに作り上げる企画を昨年度の魅力アピール推進会議で提案。今年度から、『東大阪カレーパン事業』として政策推進室が実行委員会形式で進めています。今年の6月から、市内の大学生がレシピを考案し、このほど試作品が完成しました。

    「おでんカレーパン」や「フルーツいっぱいココカレーパン」など、提案された4種類のカレーパンは、近鉄花園ラグビー場で行われる『全国高等学校ラグビーフットボール大会』の開催にあわせた12月27日(日曜日)に来場者に提供する予定です。

    問合せ先

    政策推進室 06(4309)3101、ファクス06(4309)3826

    石切から美しい夜景を…

    ライブカメラを設置

    このほど、市と東大阪観光協会は、ホテルセイリュウ(上石切町1)の9階にライブカメラを設置しました。

    この設置により、石切から見えるリアルタイムの景色を10月15日(木曜日)から、まいどdeナウひがしおおさかホームページ(http://www.higashiosaka.info/)で映像配信します。

    また、市ホームページ、東大阪観光協会ホームページからも見ることができます。

    夕日に染まる大阪平野や夜の阪神高速を流れる光など、石切から見えるさまざまな景色をお楽しみください。

    問合せ先

    商業課内東大阪観光協会 06(4309)3176、ファクス06(4309)3846

    話題 全国書道展で優秀な成績

    市内の生徒5人が喜びを報告

    このほど、全国規模の公募書道展で優秀な成績を収めた市内の生徒たちが教育委員会を訪れ、喜びを報告しました。

    公募書道展には、全国から6500点もの作品が集まり、その作品の中から中学生の部で優秀賞にあたる塩川正十郎顧問賞を岩脇楓さんが受賞。ほかの生徒たちもそれぞれ栄誉ある賞を受賞しました。

    写真前列左から岩脇楓さん(長瀬中学校2年生)、芝幸奈さん(布施高校1年生)、加藤樹里さん(大蓮小学校6年生)、後列左から三重利里香さん(長瀬中学校2年生)、芝愛実さん(同中学校2年生)。

    かかりつけ薬局をもちましょう 10月17日から23日は「薬と健康の週間」

    毎年10月17日から23日までは「薬と健康の週間」です。

    薬は用法・用量を守り、使用上の注意をよく読んで正しく服用してください。

    また、薬を安心して服用するための手助けをしてくれる「かかりつけ薬局」をもちましょう。

    かかりつけ薬局は健康づくりのアドバイザー

    薬局では、薬剤師が患者の薬歴(今まで服用した薬の名前や量などの記録)を管理し、服薬指導することで、薬の重複投与や相互作用をチェックしています。また、薬歴に基づき、市販の薬を購入するときにも適切な指導が受けられ、一人ひとりに応じた病気の予防や健康管理、健康づくりに関するアドバイスを受けられます。

    薬歴を管理してもらうためにも、かかりつけ薬局をもちましょう。

    かかりつけ薬局を選ぶポイント

    • 薬の説明をしてくれる
    • 気軽に相談できる
    • 必要に応じ、文書で薬の情報を伝えてくれる
    • 信頼できる薬剤師がいる

    ご活用ください~薬と健康の週間ポスター原画カレンダー

    保健所では、薬と健康の週間ポスター原画作品を使用した来年のカレンダーを11月9日(月曜日)から配布します(数に限りあり)。ぜひ、ご活用ください。

    問合せ先

    環境薬務課 072(960)3804、ファクス072(960)3807

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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