市政だより 令和2年3月1日号 別紙1面(テキスト版)
ちょっと待って!!
その119番、本当に必要ですか?
不要な「119番」のために救急車が出動し、消防署に救急車がありません。本当に必要な方のために、もう一度利用方法について考えてください。
救急車は、急病人や負傷者などを緊急に病院に搬送するためのものです。
市内では11隊の救急車が待機し、現場から最も近い救急車が出動します。緊急性のない救急要請が増えると、生命に危険がある傷病者を待たせてしまい救える命が救えなくなってしまう可能性があります。尊い命を救うために、救急車の適正利用に理解と協力をお願いします。
合言葉はTRY!
T適正 R利用 Yやろうよ!
“ラグビーのまち東大阪”の救急は、TRYを合言葉に救命率向上のため救急車の適正利用を呼びかけています。
呼ばないだけが適正利用じゃない!
不要不急の救急要請を控えるだけが適正利用ではありません。緊急の症状を見逃さず、すぐに救急車を呼ぶことも大切な適正利用です。「多量の出血がある」「呼吸や意識状態が悪い」「急に激しい頭痛が始まった」「急にろれつが回らなくなった」などの症状は、すぐに119番通報をしてください。
迷ったときは
♯7119または06(6582)7119
救急車を呼ぶべきか迷ったときは、救急安心センターおおさかをご利用ください。病気やケガの緊急性に関する相談と症状に応じた救急病院の案内を行っています。緊急性が高いと判断したときは、消防局につないで救急車を出動させます。
- 問合せ先
- 警備課
こんな利用方法はダメ!
優先的に診察してもらうために救急車で病院に行く
「早く診てもらえる」と誤解している人が多いですが、救急車で病院に行っても、優先的に診察してもらえるわけではありません。病院に着いてから医師が緊急性の有無を判断します。
救急車をタクシー代わりに使う
緊急性もなくただ病院に行くためや、普段の通院目的でタクシー代わりに救急車を呼ぶ人がまだまだいます。市内には11隊の救急隊しかいません。本当に必要なときに救急車が出動できなくなります。
高齢者を火災から守るために
ホームヘルパーなどを対象
火災予防講習を開催
市消防局では、このほどホームヘルパーやケアマネージャーを対象とした火災予防講習を開催しました。
高齢者宅の火災を防ぐためには、火災を発生させない環境づくりが大事です。そこで、実際に高齢者宅を訪問する方に家庭内で発生しやすい火災事例やその対策についての講習を行いました。
近年の住宅火災の傾向として、高齢者宅で発生する火災においては死者が発生したり、全焼にまで発展したりするケースが多くなっています。理由としては、老化に伴う体力や判断力の低下で火災の発見が遅れたり、通報や初期消火ができなかったりといったことが考えられます。高齢者本人に気をつけるよう伝えても、できないことの方が多いため、周りの家族・介護者の役割や存在が大きいことは間違いありません。
講習の参加者からは、「高齢者宅を訪問する際の注意点がわかった」「高齢者だけではなく、自分の家を守る方法も学べた」など前向きな感想が聞かれました。
家庭での火災予防のポイントについて、詳しくは2・3面をご覧ください。
- 問合せ先
- 予防広報課