市政だより 令和元年6月1日号 8・9面(テキスト版)
市のごみ事情
ごみの減量・資源化に取り組もう!
毎日の暮らしの中でごみは必ず出るものです。あまり知られていないごみの排出量や処理にかかる費用など、市のごみ処理の現況を見てみましょう。
平成29年度に排出されたごみの量は約17万8000トンで、平成18年度に比べ4万6000トン減少しました。しかし、1人1日当たりの排出量は990グラム、資源化率は14.5パーセントとなり、全国平均(920グラム、20.2パーセント)と比べるとまだまだ多く、ごみの減量・資源化が必要です。また、ごみの収集・運搬や処分にかかった費用は50億5414万円で、1人当たりに換算すると年間で約1万265円になります。
ごみの内訳は、家庭からが約57パーセント、事業所からが約43パーセントとなっています。
また、ごみ質調査によると、家庭ごみのうち6割以上が資源化・堆肥化できるものという結果になりました。
- リサイクルできるもの=紙類、プラスチック製容器包装類など
- 堆肥化できるもの=生ごみ、剪定した枝葉など
ごみの減量と資源化を
市では、平成28年に一般廃棄物処理基本計画を策定し、令和7年度までに平成26年度と比較して焼却処理量23パーセント削減を目標に設定しています。日々の取組みをお願いします。
ごみの資源化にトライ!
知ってる?プラスチックごみ問題
プラスチックは利便性が高く、安価なことから、私たちの暮らしに欠かせないものとなっています。しかし近年、特にマイクロプラスチック(5ミリメートル以下の微細なプラスチック)が地球規模で問題となっています。ごみとして捨てられたプラスチックが河川などから海へ流れ、マイクロプラスチックとなり、多くの海洋生物に食べられるなど生態系におよぼす影響が懸念されています。
プラスチックごみを出さないために次のことから始めてみましょう。
- エコバッグ・マイボトルを活用する
- ペットボトルやプラスチック製容器包装(プラマーク)は適正に分別する
- ポイ捨てはやめる など
食品ロスを削減しよう
「食品ロス」とは、食べ残しや、期限切れで捨てられる食品、野菜・果物の皮の厚剥きなどの本来食べられるのに廃棄されてしまう食品のことです。国内で発生する食品ロスは年間約643万トンと推計されており、全世界の食糧援助量の約2倍になります。次のことに注意し、食品ロスを減らしましょう。
- 買い物の前に冷蔵庫を確認し、食材の買い過ぎを控える
- ばら売り、量り売りの商品を選ぶ
- 野菜などの食材はできるだけ無駄なく使い切る
- 家族の予定を把握し、必要分だけ料理を作る
- 外食の際は、食べ切れる量を注文する など
また、食品の期限表示にも注意し、一度開封した食品は期限にかかわらず、早めに食べるようにしましょう。
- 賞味期限=おいしく食べることができる期限(期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません)
- 消費期限=安全性を欠く恐れがないと認められる期限(期限を過ぎたら食べない方がよいもの)
古紙類の資源化にご協力を 包装紙やお菓子の紙箱などの「雑がみ」もOK
古新聞や不用になったダンボールなどは、家庭ごみとして捨てずに自治会や子ども会が行う古紙の回収活動(集団回収)に出してください。集団回収された古紙類はリサイクル事業者に引き渡され、再び紙資源として利用されます。包装紙や紙箱、封筒、ハガキなどの「雑がみ」もリサイクルできますので、集団回収に出してください。
市では、集団回収された古紙などの資源量に応じて回収団体に奨励金を交付しています。奨励金は団体の活動費に充てられるなど、地域の活性化に役立てられています。新たに集団回収活動を始める場合など詳しくは市ウェブサイトをご覧ください。
小型家電もリサイクル
市では、市内に小型家電回収ボックスを設置し、小型家電のリサイクルを推進しています。昨年度は、約22トンの小型家電を回収できました。回収した小型家電は、リサイクルされ適正に処理しています。
市役所本庁舎などに資源回収ボックスを設置
蛍光管、乾電池、古紙類、小型家電の回収ボックスを市役所本庁舎1階ロビー(開庁時)と市民プラザ(開館時)に常設しています。
回収対象品目など詳しくは、市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
- 循環社会推進課 06(4309)3199、ファクス06(4309)3818
6月は「環境月間」です
6月は「環境月間」、また6月5日は「環境の日」です。地球温暖化は、私たちが利便性や快適な生活を求め過ぎたために発生した問題です。一人ひとりが毎日の生活を見直し、地球温暖化防止のため、工夫していきましょう。
市では、照明の照度を落とし、廊下などの照明の間引きをしたり、冷房中の室温を原則28度に設定したりするなど、節電に取り組んでいます。
家庭でできる節電対策
エアコン
室温28度を心がけ、無理のない範囲でエアコンを消して、扇風機を使う。また、「カーテン」「すだれ」「よしず」などで窓からの日差しを和らげる。
冷蔵庫
冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉を開ける時間を減らす。食品を詰め込まない。
照明
日中は照明を消して、夜間も使用しないときはこまめにスイッチを切る。
テレビ
省エネモードに設定するとともに画面の輝度を下げ、必要なとき以外は主電源を消す。
ジャー炊飯器
1日分まとめて炊き、冷蔵庫に保存する。
待機電力
リモコンの電源ではなく、本体の主電源を切る。長時間使わない機器はコンセントを抜く。
※資源エネルギー庁などの資料をもとに作成。
- 問合せ先
- 環境企画課 06(4309)3198、ファクス06(4309)3818
東大阪都市清掃施設組合
ごみ処理施設を考える委員会が施設建替えに関する提言書を提出
4月26日、老朽化した清掃施設組合第4工場(水走4)の建替えに向け、「環境にやさしいごみ処理施設を考える委員会」から野田市長に提言書が手渡されました。昨年9月に発足した同委員会では、新施設のごみ処理の方式、管理運営の方式についてさまざまな観点から検討してきました。
東大阪都市清掃施設組合では提言内容を尊重し、環境にやさしい施設づくりをめざします。
第5工場 エネルギー回収全国1位に
東大阪都市清掃施設組合の新工場(第5工場・高効率発電施設)が環境省の調査におけるエネルギー回収量において、全国1位となりました。
新工場は、ごみを焼却するときに発生する熱を効率よく回収することで高温高圧(4メガパスカル・400度)蒸気を発生させ蒸気タービン発電機により、高効率発電を行っています。
平成28年度はごみ1トン当たりの発電量実績(687キロワットアワー/トン)は全国2位でしたが、平成29年度実績は次のとおり前年を上回り、全国1位となることができました。
平成29年度実績
- 年間発電量 9530万7700キロワットアワー
- 年間焼却量 12万5630トン
- 1トン当たりの発電量 759キロワットアワー/トン
※年間発電量は、電気事業連合会の推定値(1世帯当たりの電力消費量247.8キロワットアワー/月〈平成27年度〉)をもとに算出すると、おおむね3万2000世帯分の一般家庭の電力消費量に相当します。
今後も引き続き、安全安心を第一に工場運営を行います。
- 問合せ先
- 東大阪都市清掃施設組合 072(962)6021、ファクス072(962)6125
東大阪市民限定
オリックス・バファローズ観戦チケットプレゼント
京セラドーム大阪(大阪市西区)で行われるオリックス・バファローズの公式戦内野自由席チケットを抽選でプレゼントします。ぜひご応募ください。
- とき 内容
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- 7月2日(火曜日)・3日(水曜日)・4日(木曜日)18時から=対千葉ロッテマリーンズ
- 7日(日曜日)13時から=対福岡ソフトバンクホークス
- 対象
- 市内在住の方
- 定員
- 各10組(抽選)
- ※2人1組。
- 申込方法・申込み先など
- 基本事項と観戦希望日を6月10日(月曜日)(必着)までにハガキで
- ※記入いただいた個人情報は、オリックスによる他企画の際、案内に利用させていただく場合があります。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 〒550-0023大阪市西区千代崎3丁目北2-30 オリックス野球クラブ株式会社ファーム事業G「チケットプレゼント東大阪」係 0570(01)8862(9時~17時<ホームナイター開催時は19時まで>)
- 問合せ先
- スポーツのまちづくり戦略室 06(4309)3019、ファクス06(4309)3847
Town Topics
Higashiosaka City
体験型イベント「してみる」を開催
する・みる・ささえるでスポーツを満喫!!
5月18日、花園中央公園多目的芝生広場で初心者向け体験型スポーツイベントが初めて開催され、約180組の親子が参加しました。
イベントでは2つコースが設けられ、プロ野球・オリックス・バファローズや06ブルズ、プロサッカークラブのFC大阪、女子ハンドボールチーム・大阪ラヴィッツ、陸上では北京オリンピック男子4×100メートルリレー銀メダリストの朝原宣治さん、ラグビーでは近鉄ライナーズの選手らが指導にあたりました。このイベントには、株式会社エスエスケイ、大塚製薬株式会社、大阪産業大学が協力。誰でも体験できるウィルチェアースポーツ体験コーナーも設けられました。
参加した子どもたちは、さまざまな競技をアスリートから直接学び、スポーツの魅力を体感していました。
またこの日は、FC大阪の公式戦や、プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦オリックス・バファローズ対中日ドラゴンズも開催。
全てのイベントをあわせ、約5000人の来場者があり、“花園”はスポーツ一色の一日となりました。
2日間で約41万人が来場!
市民ふれあい祭り
市民ふれあい祭りと前夜祭が、5月11日・12日ふれあい通り会場(近鉄布施駅~八戸ノ里駅)や花園中央公園会場で盛大に開催され、約41万人が来場し、賑わいました。
ふれあい通り会場では、ハーレーを先頭に数多くの団体がパレード。ステージでは、モノづくり東大阪応援大使でお笑いコンビ「モンスターエンジン」の西森洋一さんも登場し、会場を盛り上げました。花園中央公園会場では、楽しみながらモノづくりを学ぶ「のびっこ広場」も開催され、さまざまなモノづくりの体験教室にたくさんの子どもたちが参加しました。また両会場のステージでは、市内のダンスチームなどがパフォーマンスを披露し、祭りを大いに盛り上げました。
この日は、真夏を思わせるような天気にもかかわらず多くの市民が訪れ、笑顔があふれる2日間となりました。
ケリー米国総領事らが日新高校で講義を実施
アメリカへの理解を深める
4月24日に駐大阪・神戸米国総領事館からケリー米国総領事とスペルマン広報担当領事が日新高校を訪問し、英語科1年生~3年生の生徒110人に講義を行いました。
今回の講義は在日米国大使館が主催する「Go for Goldプロジェクト」キャンペーンの一環として行われたもので、米国外交官が学校を訪問し、講演やスポーツ交流イベントを通してアメリカについての理解を促進することを目的としており、関西では初の取組みとなりました。
この日の講義は、英語でアメリカの文化や言語、歴史、スポーツなどのさまざまな分野についてグループワークやクイズを交えながら行われました。生徒らは、現役の総領事と直接交流できるという大変貴重な機会に恵まれ、目を輝かせて熱心に受講していました。2年生の遠藤叶さんは「英語のみの講義で緊張しましたが、普段会うことのできない総領事から講義を受けられて良かったです」と話していました。
- 問合せ先
- 教育政策室 06(4309)3264、ファクス06(4309)3837