市政だより　平成30年2月1日号　1面(テキスト版)

名誉市民・井山裕太七冠登場で大盛況
新春囲碁フェスティバル

1月6日、本市名誉市民である囲碁棋士・井山裕太氏を招いて、新春囲碁フェスティバルが開催されました。

この日は、井山氏の国民栄誉賞受賞決定後初めての東大阪市内イベントへの登場ということもあって大勢の市民が集まり、会場はお祝いムードに包まれました。

1月6日、クリエイション・コア東大阪で井山氏を招いて、市制施行50周年を記念した新春囲碁フェスティバルを開催し、市民ら約350人が参加しました。

はじめに、野田市長が「本市の名誉市民である井山さんが国民栄誉賞を受賞することは、市にとって最大の喜びです。今後のさらなる活躍を期待します」と井山さんに祝福の言葉を述べ、花束を贈呈しました。井山氏は「自分自身とても驚いており、地元の皆さんにも良い報告ができたので大変うれしく思います。さらに精進していきたいです」と話しました。

囲碁対局では、参加者らが、日頃鍛えた囲碁の実力を存分に発揮しながら対局を行いました。また体験コーナーでは、井山氏が自ら指導をする場面などもあり、参加者は貴重なひとときを過ごしていました。その後、小・中学生3人と井山氏の同時対局も行われ（左写真）、参加した孔舎衙小学校6年生の武知晴大さんは「人生でこんな経験ができるなんて思ってもみなかった。もっともっと強くならないと井山さんと戦えないと思った」と話していました。

最後に井山氏は「地元の東大阪市で大好きな囲碁を皆さんと楽しむことができてうれしい。今後も少しでも成長して、良い戦いをしていきたい。また囲碁の普及活動にも取り組んでいきたいです」と笑顔で話していました。

東大阪市出身者で初！
井山裕太さん
国民栄誉賞の受賞が決定！

このほど、本市名誉市民の囲碁棋士・井山裕太氏への国民栄誉賞の授与が決定されました。授与式は2月13日（火曜日）に総理大臣官邸で行われます。

井山氏は孔舎衙中学校在学中にプロ入りし、さまざまな最年少記録を樹立。平成21年には史上最年少で名人位を獲得し、市長賞が授与されています。そして平成28年には、史上初の七大タイトル同時制覇を達成し、本市の名誉市民となりました。

国民栄誉賞は1977年に創設され、これまで文化やスポーツ、芸能関係者の23人と1団体が受賞しています。囲碁棋士の受賞は今回が初めてとなります。

市では、井山氏の活躍を祝して、市役所本庁舎に懸垂幕を掲げています。