動物を飼う前に考えよう
動物を飼う前に必ずお読みください
本当に終生愛情と責任を持って飼養できるのか、飼養する前によく考えましょう。
動物が飼えなくなるケースには次のようなものがあります
- 急に転勤が決まり、転居しなくてはいけなくなったが、動物の飼養ができる住まいが見つからない。
- 動物を飼ってはいけない集合住宅で内緒で動物を飼っていたが、見つかってしまい、管理者から退去するよう求められた。
- 近隣から苦情を言われたが、しつけをする時間がない。これ以上、近隣に迷惑を掛けられない。
- 不妊去勢手術をせずに飼っていたら増えてしまい、飼いきれなくなった。
- 夫婦で動物を飼養していたが、子どもが生まれることになり、犬の世話まで手が回らない。
- 自分の子どもが、動物に対するアレルギーを持っていることがわかった。
- 高齢な動物の介護を長年続けてきたが、飼い主自身も高齢で経済的にも体力的にも限界である。
- 高齢の肉親が動物を飼っていたが、病気などで世話ができなくなった。他に世話する者がいない。
動物を飼うことは簡単なことではありません
ただ「可愛い」というだけでは動物の飼養はできません。
- 動物は365日毎日の世話が必要です。
- 生涯にわたり、餌や用具など飼養には費用がかかります。
- いつも健康とは限りません。病気や健康管理などにも気を配り、必要な場合には予防や治療が必要です。
- 不幸な命を増やさないために、不妊去勢手術が必要です。
- 飼養する動物の生態、習性および生理を理解して飼養する必要があります。
- 飼養にあたっては、関係法令(狂犬病予防法、化製場等に関する法律、動物愛護管理法、動物の愛護および管理に関する条例等)などを守る必要があります。
- 近隣や他人に危害や迷惑をかけないよう飼養する必要があります。
動物の遺棄・虐待は犯罪です
愛護動物をみだりに傷つけたり、遺棄することは犯罪です。罰則が強化され、みだりに殺したり傷つけた者は5年以下の懲役又は500万円以下の罰金に処せられます。また愛護動物を遺棄した者は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が処せられます。絶対に傷つけたり、捨てたりしてはいけません。