平成24年消防広報　1面(テキスト版)

住み良い東大阪へ
広げよう地域の絆を!!

昨年3月に発生した東日本大震災は、国内に甚大な人的・物的被害をもたらしました。いつ発生するかわからない自然災害に対応できるよう、日ごろから地震などの災害に備えましょう。

また、昨年6月には、全住宅を対象に住宅用火災警報器の設置が完全義務化となりました。火災を早期に発見し、被害を最小限に抑えるためにも、火災警報器を設置しましょう。

平成23年中の火災・救急概況（速報）

このほど、昨年の火災・救急概況が次のとおりまとまりました。

平成23年中の火災・救急概況（速報）

※カッコ内は平成22年。

火災

火災件数　192件（208件）

おもな原因

• 放火（疑いを含む）　43件（80件）
• たばこ　27件（24件）
• こんろ　24件（26件）

おもな用途

• 建物火災
  • 住宅、併用・共同住宅　76件（83件）
  • 工場　23件（28件）
  • その他の建物　45件（44件）
• 車両火災　14件（14件）
• 林野火災　2件（0件）

死傷者

• 死者　8人（2人）
• 負傷者　35人（35人）

救急

救急件数　27,717件（27,316件）

おもな種別

• 急病　17,776件（17,314件）
• 一般負傷　3,723件（3,614件）
• 交通事故　3,385件（3,467件）

搬送人数　23,933人（23,468人）

年齢区分

• 0～6歳　1,507人（1,409人）
• 7～17歳　1,127人（994人）
• 18～64歳　9,745人（10,125人）
• 65歳以上　11,554人（10,940人）

前年と比較すると、火災の原因1位の放火（疑いを含む）件数が大幅に減少しましたが、火災による高齢者の焼死事故が増加しました。

また、救急件数は、2万7,717件で過去最高の出動件数となっています。搬送された方の年齢区分では、65歳以上の高齢者の搬送人数が前年より614人増加しており、高齢者の搬送人数も過去最高となりました。

林野火災特別警戒実施中

消防局では、2月1日（水曜日）から5月6日（日曜日）までを「林野火災特別警戒」期間とし、山火事予防意識の啓発を図るとともに、警防対策を強化しています。

山火事を起こさないために、一人ひとりが防火への意識を高めましょう。

林野火災を想定した訓練を実施

消防局と消防団が連携して林野火災を想定した訓練を実施します。

【林野火災防ぎょ訓練～東消防署】

とき

2月12日（日曜日）午前10時～11時30分

ところ

善根寺町1丁目380番地の8周辺一帯

【林野火災総合訓練】

とき

2月19日（日曜日）午前10時～11時30分

ところ

日下町1丁目から上石切町2丁目周辺一帯

春の全国火災予防運動

3月1日（木曜日）から7日（水曜日）まで全国一斉に春の火災予防運動が行われるのにあわせ、消防局でも次のとおり消防訓練を実施します。3月5日（月曜日）に西消防署が行う消防訓練には、アテネオリンピックの水泳バタフライで銀メダルを獲得した山本貴司さんが一日消防署長として参加する予定です。地域での防災訓練などの行事に積極的に参加し、防災知識を身につけましょう。

【消防訓練～中消防署】

とき

2月29日（水曜日）午前10時～11時

ところ

消防局消防訓練施設（稲葉1）

【消防訓練～西消防署】

とき

3月5日（月曜日）午後1時30分～2時30分

ところ

近畿大学38号棟およびその周辺（小若江3）