平成21年消防広報 1面(テキスト版)
3月1日(日曜日)から7日(土曜日)は春の全国火災予防運動 火災「0」のまちへ
3月1日(日曜日)から7日(土曜日)までの間、全国一斉に春の火災予防運動が行われます。
この運動は、空気が乾燥し火災が発生しやすいこの時期に、火災による死傷者の発生を防ぎ、被害の軽減を図るとともに、市民の皆さんに火災予防への理解を深めていただくことを目的に実施しています。
急速な高齢化により住宅火災の死傷者は増加傾向にあります。尊い生命と大切な財産を守るため、火災の早期発見につながる住宅用火災警報器を設置し、住宅防火対策を進めましょう。
森林の保全と地域の安全へ 林野火災特別警戒を実施
冬から春にかけて、山では枯葉や枯草が多くなることに加え、空気の乾燥も手伝って、山火事発生の危険が非常に高い時期になるため、春の火災予防運動に合わせて「全国山火事予防運動」を行います。
管内に山林がある東消防署では、2月1日(日曜日)から5月6日(振休)までを「林野火災特別警戒」として、森林の保全と地域の安全のため、生駒山内のパトロールなどを実施します。
林野火災総合訓練
消防局では、林野火災に対処するため、消防団と連携して林野火災総合訓練を実施します。
とき
2月22日(日曜日)午前10時15分から11時45分
ところ
ぼくらの広場西側から出雲井町神津嶽南東側に渡る生駒山ろく
平成20年中の火災概況(速報)まとまる
平成20年中に市内で発生した火災件数は、184件でした(前年比80件減)。
これは、過去10年の平均(212件)より28件少なく、件数としても最少となっています。
建物火災は全火災の71%を占める131件で、焼損面積は2454平方メートル。建物火災のうち、居住用の建物(住宅・併用住宅・共同住宅)の火災は77件で、131世帯291人が、り災しています。
また、林野火災は3月と11月に発生し、3a(300平方メートル)が焼失しています。
火災原因別に見ると、原因の1位は昨年に引き続き「放火(疑い含む)」が73件(表参照)。2位以下が「たばこ」(23件)、「こんろ」(21件)と続いています。
火災件数は減少傾向にありますが、それでも死傷者は42人、そのうち死者は6人出ています。
ぜひ、この機会に「防ぐことができる火災」について考えてみましょう。