市政だより 平成22年5月1日号 6・7面(テキスト版)
平成22年度予算決まる 限られた財源を景気・経済・雇用対策に 「安全安心なまちづくり」「学校と教育の改革・再生」をめざす
一般会計 1808億円
平成22年度予算が、3月に開かれた第1回定例市議会で決まりました。一般会計の予算は、前年度より74億6600万円増額の1808億円となっています。
景気の低迷により市税収入は大幅な減少が予想される中、生活保護費をはじめとする社会保障関係経費は増加の一途をたどっています。
本市の財政状況は非常に厳しい状況にありますが、限られた財源を景気・経済・雇用対策のほか、「安全安心なまちづくり」や「学校と教育の改革・再生」をめざした取り組みなどに集中させ、「活力ある東大阪の再生」へ向けた予算編成としています。
歳入
おもな財源である市税は、景気低迷の影響により法人市民税で約19億円の減少を見込むなど、全体で738億8300万円と前年度予算より36億2000万円(△4・7%)の減収を見込んでいます。
財源不足への対応策として、財政調整基金の取り崩し(29億6100万円)などにより、財源を確保しました。
歳出
歳出では、職員数削減効果などにより、人件費が13億800万円の減額で350億6300万円です。
扶助費は、生活保護費、子ども手当の増加などにより96億5400万円増加し、599億5800万円となっています。
繰出金は、国民健康保険事業特別会計に64億1200万円、介護保険事業特別会計に45億4400万円などで、175億7100万円。建設事業費は、総額で5億4900万円の減少となっていますが、近鉄奈良線および大阪外環状線鉄道の連続立体交差事業や学校施設の耐震化事業など、重点施策に集中しています。
おもな事業概要
平成22年度のおもな事業概要は、次のとおりです。
建設事業
建設事業では、民間保育所施設整備補助事業に4億6500万円、市営住宅整備事業に2億8500万円、学校施設の耐震化事業に4億8900万円などとなっています。
また、都市基盤整備として、街路整備事業に10億7100万円、近鉄奈良線連続立体交差事業に7億2200万円、公園新設改良事業(バリアフリー化など)に3億4200万円などがあります。
事務事業
事務事業では、ラグビーワールドカップ誘致関係経費に300万円、子ども手当支給経費に91億7800万円、小学校に英語講師を派遣するなど連携教育推進事業に5000万円、保護者などへの緊急連絡一斉配信システムの導入など子ども安全安心推進事業に1億3500万円、学校給食費の保護者負担増加を抑制する学校給食支援補助金に1億4900万円などがあります。
さらに、緊急経済対策として、信用保証料に対する補助制度の創設など中小企業融資事業に4億9200万円、雇用対策として、緊急雇用創出事業およびふるさと雇用再生特別基金事業に4億7300万円も計上しています。
おもな事業概要などくわしくは、市ホームページをご覧ください。
問合せ先
財政課 06(4309)3124、ファクス06(4309)3820
新設しました
ラグビーワールドカップ誘致室
市では、2019年に日本での開催が決まった「ラグビーワールドカップ2019」の開催会場を近鉄花園ラグビー場に誘致するため、市役所本庁舎10階にラグビーワールドカップ誘致室を4月1日から新設しました。
業務内容は次のとおりです。
業務内容
ラグビーワールドカップ2019の開催会場を誘致するための事務および市内におけるラグビーのさらなる普及、市民のワールドカップに対する関心の増進その他誘致に関する事務
問合せ先
ラグビーワールドカップ誘致室 06(4309)3020、ファクス06(4309)3847
聖地花園に集合!! ラグビーを楽しもう 東部大阪こどもラグビースクール交歓会 ライオンズクラブカップ2010
市内3スクールを含む関西のラグビースクールがトーナメント方式で優勝をめざします。
とき
5月5日(祝日)午前9時から
ところ
近鉄花園ラグビー場、トライスタジアム(花園中央公園多目的球技広場)
参加チーム
東大阪、布施、花園、四條畷、OTJ、大東中央、生駒少年RS、京都洛西RS、大阪中央RS、堺RS
写真展の作品を募集
6月11日(金曜日)に市役所で行われる「ライオンズクラブカップ2010写真展」の作品を募集します。
内容
クラブカップを撮影した6つ切またはA4サイズのカラープリント
※当日、本部で撮影許可証を発行。グラウンド内はスパイクとゴルフシューズ以外は不可。
申込方法
作品の裏面に、作品名、住所、氏名、電話番号を書いて、5月20日(木曜日)(必着)までに郵送
※1人1点で作品の返却不可。入賞者は賞状と賞品の発送をもって発表。
申込み先
〒579・8011東石切町1-10-58-101 東大阪東ライオンズクラブ「菅尾」
問合せ先
- 青少年スポーツ室 06(4309)3282、ファクス06(4309)3835
- ラグビーワールドカップ誘致室
関西ラグビーまつり
ラグビーの楽しさを分かち合う「第4回関西ラグビーまつり」を開催します。
家族そろってラグビーを楽しみませんか。
とき
5月16日(日曜日)午前10時から
ところ
近鉄花園ラグビー場
内容
- 記念特別マッチ(近鉄ライナーズ対関西学院大学)
- 関西大学Aリーグ対抗7人制大会
- 小・中学生、高校生チームの試合
- 女子ラグビーチームの試合
- タグラグビー体験など
料金
- 大人=1000円(前売800円)
- 高校生=300円(前売200円)
- 男女ペア券=1500円(当日のみ)
※前売券はチケットぴあ(Pコード816―215)で発売中。
問合せ先
- 関西ラグビーフットボール協会 06(6376)0456
- ラグビーワールドカップ誘致室
小規模企業融資制度
信用保証料を補助します
市では、東大阪市小規模企業融資制度を利用した方を対象に、10万円を限度額として信用保証料の2分の1を新たに補助する制度を設けました。
この融資制度は、市内で事業を営む方が事業に必要な資金(運転・設備)を金融機関から借入れできるように、大阪府中小企業信用保証協会の保証を付け、あっせんするものです。対象、条件などは次のとおりです。
対象
次のすべてに当てはまる会社、個人など
- 市内(原則として同一場所)で同一事業を引き続き6か月以上営んでいる
- 確定申告・決算の納税状況を証明できる
- 従業員20人以下(商業・サービス業は5人以下)
融資条件
- 融資限度額=1250万円(既存の保証協会の保証付融資残高額を含め1250万円以内)
- 返済期間=84か月以内
- 利率=1・1%(平成22年4月1日現在)
- 信用保証料率=0・5~2・2%(大阪府中小企業信用保証協会の定める料率)
- 連帯保証人=法人は原則として代表者、個人は不要
※担保は原則不要。利率は金融情勢の変化により変わることがあります。
申込み・問合せ先
- 融資制度について=経済総務課分室 06(6748)7275、ファクス06(4309)2303
- 信用保証料補助について=経済総務課 06(4309)3174、ファクス06(4309)3846
利子を補給します 創業資金融資
市内在住の方が市内で創業するために平成18年4月1日から平成20年3月31日までに公的融資を受け、その約定利子を支払っている方に、平成21年4月1日から平成22年3月31日までに支払った利子の2分の1を補給します。
申請方法
申請書に必要事項を書いて、5月6日(木曜日)から28日(金曜日)午前9時から午後5時30分に直接
※申請書は経済総務課で配布。
申請・問合せ先
経済総務課
中小企業を応援 試作品の製作に補助金
市では、市内中小企業の技術開発力の向上、製品の高付加価値化を支援するため、製品の事業化に取り組む中小企業者に補助金を交付します。
なお、補助金の交付を受けるためには、事業計画などを提案して採択を受ける必要があります。
対象
市内に本社または工場を引き続き1年以上営む中小企業者
補助内容
製品化に向けた試作品の製作にかかる経費の一部
補助額
事業経費にかかる合計額の2分の1以内(上限50万円)
応募方法
提案書類と添付書類などを5月6日(木曜日)から21日(金曜日)(必着)に郵送または直接
※提案書類はモノづくり支援室で配布。市ホームページからダウンロードもできます。
応募・問合せ先
〒577・8521市役所モノづくり支援室 06(4309)3177、ファクス06(4309)3846
節目には成人歯科健診を
対象年齢を拡大
壮年期以降で歯を失う原因となる歯周疾患は、40代を境に急増しています。
市では、40歳から70歳までの10歳刻みの節目年齢の方を対象に成人歯科健診を実施していましたが、4月から5歳刻みの節目年齢に拡大しました。
ぜひ、ご利用ください。
対象
市内在住で40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳になる方
健診内容
問診口腔内診査、歯科保健指導
健診費用
年1回は無料
実施場所
市内の取扱い歯科医療機関
受診方法
市内の取り扱い歯科医療機関へ直接(受付で市の成人歯科健診の希望の旨をお伝えください)
問合せ先
健康づくり課 072(960)3802 ファクス072(960)3809
雇用・就労機会を創出
ふるさと雇用再生基金事業など
市では、昨年度に引き続き「ふるさと雇用再生基金事業」「緊急雇用創出基金事業」を実施し、雇用・就労機会を創出していきます。
市または受託者が、順次ハローワーク(公共職業安定所)に求人票を提出していきますので、求職を希望される方は最寄りのハローワークへご相談ください。
職業相談・紹介
- ハローワーク布施 06(6782)4221、ファクス06(6783)6768
- ハローワークプラザ布施駅前 06(6785)1414、ファクス06(6785)3414
問合せ先
労働雇用政策室 06(4309)3178、ファクス06(4309)3846
相談窓口の体制を強化
モノづくりワンストップ推進事業スタート
市では、市内製造業の方が抱えるさまざまな課題に対応するため、4月からモノづくりワンストップ推進事業として、クリエイション・コア東大阪1階のモノづくり総合相談窓口のコーディネーターをこれまでの2人から6人(販路開拓・4人、技術・2人)に増員しました。
体制の強化により、受発注先探しや技術相談のほか各企業のニーズに応じた公的支援施策の紹介などの機能を強化します。さらに、電話やメールによる相談だけでなく、コーディネーターの企業訪問による相談にも応じます。気軽にご相談ください。
相談窓口
財団法人東大阪市中小企業振興会内ワンストップサービス 06(6748)1140、06(4309)2306、ファクス06(4309)2303、電子メールoffice@hispa.biz-web.jp
問合せ先
モノづくり支援室 06(4309)3177、ファクス06(4309)3846
市内製造業者を応援!
環境ビジネス・デザインプロジェクト
環境ビジネス
環境配慮型社会に移行する中で生み出される新産業や製品の転換に伴い、市内企業が参入できる市場や求められる技術に関する情報を整理し、本市の産業に照らし合わせたロードマップを作成します。
また、市内製造業がこれらのビジネスへスムーズに参入していけるよう研究会を発足し、情報を提供するなどバックアップしていきます。
デザインプロジェクト
世界的工業デザイナーの喜多俊之さんを本市のデザインクリエイティブアドバイザー(仮称)として迎え、セミナーやデザイン相談会を通じて広くデザインの重要性をアピールするとともに、市内製品のデザインのレベルアップを図ります。
セミナーは、6月の開催を予定し、参加した製造業者を中心にデザイン相談会を開催します。
問合せ先
モノづくり支援室 06(4309)3177、ファクス06(4309)3846