現在、子宮頸がん予防ワクチンの積極的な勧奨を差し控えています
[2020年12月09日]
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子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月1日に定期接種となりました。
しかし、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会において、子宮頸がん予防ワクチンの副反応報告について審議が行われた結果、副反応の発生頻度がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種を積極的に勧奨しないよう、同年6月14日厚生労働省から通知があり、接種の対象者及び保護者への積極的な勧奨を差し控えております。
現在も積極的に接種を勧めていませんが、接種を希望する対象者は、定期接種として無料接種できます。
すべてのワクチンの接種には、期待される効果とリスクがあります。厚生労働省「子宮頸がん予防ワクチン」(別サイトへ移動します)参照し、医師から説明をうけ、ワクチン接種の有効性や安全性等について十分理解した上で接種してください。
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。
このウイルスは、女性の多くが"一生に一度は感染する"といわれるウイルスです。
感染しても、ほとんどの人は自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
現在、感染した後にどのような人ががんになるのかわかっていないため、感染を防ぐことががんにならないための手段です。
子宮頸がんは、日本で毎年、約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,800人の女性が亡くなっています。20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、毎年、約1,200人います。
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされるHPV16型・18型のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。子宮頸がんになる手前の状態(前がん病変)を予防する効果が報告され、これに引き続いて起こる子宮頸がんの予防効果が期待されています。
このワクチンは、子宮頸がんの原因となるすべてのヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があるわけではないため、ワクチン接種をした方も20歳になったら、2年に1度の子宮頸がん検診をお勧めします。
東大阪市に住民登録のある小学校6年生~高校1年生相当年齢の女子(標準的な接種期間は、中学校1年生)
※高校1年生の年齢の年度末までが対象期間となります。対象期間を過ぎると任意接種(有料)となります。
子宮頸がんワクチンは2種類あります。予防効果は同じで、どちらも3回の接種が必要です。どちらか一方のワクチンを使用し、3回とも同じワクチンを接種してください。
妊娠中もしくは、妊娠している可能性がある場合は、原則、接種できません。
【標準的な接種スケジュール】 ※詳しくは、「予防接種の種類と受けられる年齢」をご覧ください。
◎サーバリックス(2価)
1回目 ⇒ 1か月あけて2回目 ⇒ 1回目から6か月あけて3回目
◎ガーダシル(4価)
1回目 ⇒ 2か月あけて2回目 ⇒ 1回目から6か月あけて3回目
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