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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成20年2月1日号 6・7面(テキスト版)

    • [公開日:2014年10月6日]
    • [更新日:2014年10月6日]
    • ID:3428

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    みんなの笑顔がみたいから

    地域を変える 地域が変わる 自治会活動に参加しませんか

     市民の皆さんが日常生活を送る中で、必ず「自治会」のお世話になっていることがあります。

     住みよいまちを築いていくために取り組んでいる「自治会」のさまざまな活動を紹介します。

     

     自治会は、法律などによってその設置や加入が義務付けられているわけではありません。しかし、地域社会は、その地域住民の協力と創意工夫に満ちた自主的な活動によって維持されています。

     よりよい地域の環境づくりを行うことを目的に、自治会では住民の親睦を含めた共同活動を行っています。

     私たちの身の回りには、生活に密着した問題が数多くあります。自治会は、それぞれの地域住民が生活するうえでの課題を解決しながら、さらに住民と行政をつなぐ役割も担っています。

     心のかよい合うまちづくりが叫ばれる今、その第一歩として、地域の人々が気軽にあいさつし、ふれあい、話し合うことが必要とされています。

     地域のふれあいの輪を広げ、お互いに助け合い、共同意識を高めるため、自治会では、さまざまな活動を通して交流を深める“顔の見える地域づくり”を進めています。

     みんなで住みよいまちづくりをめざしてみませんか!

    いざというときのために

    自主防災訓練

     永和校区自主防災会による防災訓練が昨年11月18日、永和小学校で行われ、約200人の住民が参加しました。

     まず、参加者は班に分かれて、それぞれの集合場所から永和小学校まで、なるべく安全な道を通り危険箇所などをチェックしながら歩きました。

     同小学校に到着すると、さっそく応急処置訓練がスタート。消防署員の指導を受けながら、数人の参加者が実際にダミー人形を使い、心臓マッサージや人工呼吸、AEDの取付けなどを体験しました。

     このあと、「災害用伝言ダイヤル」と昨年10月から気象庁がスタートさせた「緊急地震速報」の説明を受けました。

     最後は、消火器による初期消火訓練と救助訓練を実施。訓練用消火器を使って消火器の取扱いを学び、消火活動に取り組みました。また、倒壊した家屋での救助を想定した訓練では、下敷きになったダミー人形を救助。2本の棒に毛布を巻いて簡易タンカをその場で作り搬送するなど、実践さながらの訓練が行われました。

     永和校区自治連合会長の小笹泰雄さんは「いざというときのために、1人でも多く毎年行っているこの訓練に参加してもらえれば、災害が本当に起こったときの対応に必ず役立ち、多くの人命が救われます」と、訓練に参加することへの大切さを話していました。

    市内全域に自主防災会設置

    さらなる防災対策へ

    初の全体会議を開催

     このほど、市内45校区すべてに自主防災会が結成され、各会の会長が集まり、初の全体会議が行われました。

     市では、昭和60年2月、「自主防災組織設置基準」の中で、校区自治連合会を単位として設置することを定め、同年5月、縄手・上四条校区に第1号の自主防災会が結成されました。

     平成6年までは5校区だったものの、平成7年の阪神・淡路大震災をきっかけに、自主防災組織の必要性が認識され、平成14年度末までに23校区に。さらに、各自治連合会に働きかけ、昨年12月に45校区すべてに設置されたものです。

     この日の会議では、今後の全体会議の進め方など、各会長からさまざまな意見が出されました。

     校区相互の協力や、行政、防災関係機関との連携など、さらなる防災対策への強化が期待されます。

    いっしょに活動を

    子どもたちの育成へ

    古紙などの集団回収

     縄手北校区本町親和自治会では、子ども会の子どもたちといっしょに、古紙などの集団回収を定期的に行っています。昨年12月23日の日曜日、小雨にもかかわらず、回収場所には次々と新聞や雑誌、ダンボールなどが集まってきました。

     新聞などを手に持って歩いてくる地域の人の姿が見えると、子どもたちが駆け寄って受け取り、笑顔で運ぶ子どもたちの姿が見られました。

     自治会長の打谷隆さんは、「こうしていっしょに活動することで、地域の子どもたちの成長を知り、登下校時の安全の確保や、非行を防ぐなど、見守りへと広がっています」と、地域のさまざまな活動のあり方と熱い思いを話していました。

     雨もやみ、青空が少し見えかけたころ、山積みとなった古紙を大人も子どもも協力して一斉にトラックに積み込み、作業が終了しました。

    公園の一斉清掃

    住んでいるまちをきれいに

     楠根校区長田東自治会では、住んでいるまちを明るくきれいにしようと、公園とその周辺の美化運動に取り組んでいます。

     日ごろから地域の人々が進んでごみを拾うなど、常にきれいな公園ですが、利用者をはじめ地域の人との交流を深める活動として、定期的に行われています。

    1月13日、自治会を中心に、子ども会や公園愛護会などが協力して、公園の一斉清掃が行われました。

     この日は、昨日の雨で多くの枯れ葉が落ちていましたが、三十分ほどの作業であっという間にきれいになりました。

     「いつもきれいな公園で遊べるので、うれしいです」と、日ごろ公園を利用している兄弟が照れながら答えてくれました。また、地下鉄長田駅へも足を延ばして清掃に行った方々も「駅の掃除をするようになって、少しごみが減ったように思います」と、笑顔で話していました。

    あたたかく見守る

    愛ガード運動

     「おはようございます」「気つけて行って来きいや」-毎朝、小学生と地域の人との間で、このようなあいさつが交わされています。

     地域の人たちが登下校時に通学路に立ち、子どもたちを車や不審者などから守る「愛ガード運動」は、すべての市立小学校で行われ、効果をあげています。

     花園小学校の通学路では、黄色の帽子をかぶった自治会の方たちが分かれて立ち、通学する子どもたちを見守っています。

     冷え込んだこの日も、子どもたちとのあいさつはもちろん、保護者からも「いつもありがとうございます」「今日も寒いですね」と、あちらこちらで言葉が交わされていました。

     見守り活動で、子どもたちから元気をもらっているという花園校区自治連合会長の大野雅央さんは「世代間の交流にもなっています。何よりも学校と地域の距離が短くなりましたね」と、子どもたちに声を掛けながら話していました。

    さまざまな自治会活動

     自治会では、福祉活動への協力や環境問題への取組み、親睦活動など、さまざまな活動を行っています。

     このほか、防犯灯の設置・維持管理など、市の補助を活用しながら自治会で運用。また、市から委託された市政だよりや議会だよりなどの配布、行政との連携に必要な調査業務などにも取り組んでいます。

    「住み続けたいまち東大阪」をめざして

    東大阪市自治協議会会長 岡 秀年さん

     さまざまな価値観をもった人が、それぞれのライフスタイルで生活する昨今、人と人とのつながりに無関心な人が増えています。

     人と人とのつながりを育み、住みよいまちづくりを進める自治協議会(自治会の総括団体)では、地域住民の和を大切にし、これまで以上に積極的な“さわやか挨拶運動”を展開しています。

     声かけは、防犯の効果があると言われています。安全・安心な地域を確保するには、世代間コミュニケーションを深める顔の見える地域づくりが大切です。そのためにも、自治会のさまざまな活動を理解していただき、ぜひ、参加してください。

     声をかければ笑顔であいさつが返ってくる、ほのぼのとした「住み続けたいまち東大阪」に向かって、いっしょに取り組みましょう。

     市民の皆さんの理解と協力をお願いします。

    自治会加入のご案内

     自治会の活動を知らなかった方や新規に世帯をもたれる方、転入された方など、自治会に未加入の方は、地域みんなで住みよいまちをめざすためにも、ぜひ自治会に加入してください。

     自治会の加入の申込みは、お住まいの自治会の会長または役員・班長までご連絡ください。

     自治会がわからない方は、地域振興室までお問合せください。

    問合先

     地域振興室 06(4309)3161、ファクス06(4309)3861

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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