市政だより 平成21年2月1日号 2面(テキスト版)
2月1日から7日は「生活習慣病予防週間」
自分の健康状態を知ろう
2月1日(日曜日)から7日(土曜日)までは、「生活習慣病予防週間」です。生活習慣病を防ぐためには、まずは自分の健康状態を把握することが大切です。
この機会に、健康について考えてみませんか。
生活習慣病は、川の流れのように進行していきます。
不健康な生活習慣
第1段階
身体活動不足・運動不足・不適切な食生活・喫煙・過度の飲酒・過度のストレス
第2段階
肥満・高血糖・高血圧・脂質異常
第3段階
肥満症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症
第4段階
虚血性心疾患・脳卒中・糖尿病の合併症
第5段階
日常生活における支障など
川の上流では流れが緩やかなので生活習慣を改善することにより流れを止めることもできますが、下流では流れを止めることが難しくなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
生活習慣病の原因は、不適切な食生活や運動不足、過度の飲酒、喫煙といった不健康な生活習慣が影響しています。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常の内2つ以上を伴った状態をいい、この状態が続くとさまざまな生活習慣病にかかりやすくなります。
あなたは、自分の健康状態を知っていますか。生活習慣病は、自覚症状がなくても気づかないうちに進行しているかもしれません。
特定健康診査の受診を
昨年4月から、特定健康診査が実施されています。
くわしくは、皆さんが加入する医療保険者(健康保険証でご確認ください)にお問合せください。
40歳以上の皆さんは、自分の健康状態を把握するためにも、年に1度は受診しましょう。
健康診査を受けることで、生活習慣病やメタボリックシンドロームを早期に発見することができます。
メタボ予防を学ぼう
生活習慣を見直していただくため、保健センターでは、メタボリックシンドローム予防をテーマにしたさまざまな教室や催しを開催します。ぜひ参加してください。
また、がんも早期発見・治療で治る病気です。そのためにも、定期的にがん検診を受けることが大切です。特定健康診査と合わせて、がん検診も定期的に受けてください。
生活習慣を見直し、楽しい生活を送りましょう。
問合せ先
健康づくり課 072(960)3802、ファクス072(960)3809
東・中・西保健センター 東=072(982)2603、ファクス072(986)2135 中=072(965)6411、ファクス072(966)6527 西=06(6788)0085、ファクス06(6788)2916
国保 出産育児一時金に
「産科医療補償制度」加算を創設
国民健康保険加入者が出産したときは、申請により、出産育児一時金として1児につき35万円を支給しています。
このほど、平成21年1月1日以降に出産した世帯に対し、出産育児一時金に3万円を加算して支給することになりました。
この加算は、分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児に対する補償と脳性麻痺の原因分析や再発防止を併せ持つ「産科医療補償制度」の創設に合わせて設けたもので、産科医療補償制度に加入した分娩機関で出産された場合にのみ適用します。
支給申請には、国民健康保険証と母子手帳、印鑑、通帳など振込先のわかるものと、分娩機関が発行する産科医療補償制度加入の証明書が必要です。
産科医療補償制度加入の医療機関は、産科医療補償制度のホームページ(http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/)で公表しています。
また、医療機関の承諾があれば、一時的な負担を軽減できる「受領委任払い」の制度もあります。
ただし、いずれも滞納があるときは、給付金による充当をお願いする場合があります。
問合せ先
医療保険室資格給付課 06(4309)3167、ファクス06(4309)3804
昭和9年3月生まれの国保加入者へ
1月下旬に受診券を送付
国民健康保険では、昭和9年3月生まれの皆さんにも、今年度に特定健診を受けていただくため、1月下旬に受診券を発送しました。
ただし3月には75歳になり長寿医療制度に移行するため、受診は国保加入中の2月28日までとなります。受診券が届き次第、早めに受診してください。
今年度40歳から74歳になる国保加入者には、昨年5月に受診券を発送しています。また、すでに75歳になっている方には、大阪府後期高齢者医療広域連合から受診券が発送され、今後75歳になられる方にも、その翌月末までに順次発送されます。
年に1度は特定健診を受けましょう。
問合せ先
医療保険室保険管理課 06(4309)3051、ファクス06(4309)3805
いのしし注意!
捕獲用「わな」を設置しています
生駒山ろく一帯では野生のいのししが増え、農作物への被害が年々増加しています。
いのししは、秋から冬にかけての活動が特に活発となり、農作物だけでなく人に危害をおよぼす可能性のあるたいへん危険な野生動物です。
市では、農作物の被害を防ぐため、大阪府猟友会枚岡支部の皆さんにお願いし、捕獲用の「わな」を設置しています。
わなは、ハイキング道などから外れた「けもの道」に仕掛け、「わなに注意」の表示板も設置していますので、近づかないようにしてください。
なお、万が一わなに足を挟まれたときは、あわてずワイヤーを手で広げると簡単に外れます。