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不育症について ~流産をくりかえすあなたへ~

[2017年6月2日]

ID:7556

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不育症とは?

妊娠はするものの流産や死産を2回以上くりかえし、赤ちゃんが得られない場合を「不育症(ふいくしょう)」と呼んでいます。

流産は全妊娠の10~20%に起こるとされています。厚生労働省研究班による調査では、妊娠した女性の約4割が流産の経験があり、流産を繰り返す不育症の方が2~3万人いらっしゃることが分かっています。不育症は決して珍しいものではありません。不育症の方も医療機関に相談や受診をすることで80%以上の方が出産することができるといわれています。

1回でも流産したら、検査は必要ですか?

一般に、1回の流産でリスク因子を検査する必要はありません。2回~3回以上流産を繰り返す場合は、両親のどちらかにリスク因子がある可能性があるので、リスク因子の検査が勧められます。なお、1回の流産でも妊娠10週以降の流産の場合や死産、早期新生児死亡の場合には、母体の要因が大きくなるとされていますので、検査をする意義はあります。ただ、不育症はリスク因子がわからないことも多く、その大半は胎児の染色体異常を偶然繰り返しただけで、両親には特にリスク因子がないことがわかっています。検査をして、リスク因子が見つからなかった場合は、安心して次の妊娠に臨みましょう。

不育症の原因にはどのようなことがありますか?

妊娠初期の流産の原因の大半は胎児の偶発的流産で特にリスク因子がなく、特別な治療を行わなくても次回妊娠予後は良好といわれています。しかしそれ以外に、流産のリスクが高まる「リスク因子」を有していることがあります。

〈リスク因子〉

  1. 子宮形態異常(子宮奇形、頚管無力症、子宮腔癒着症など)

  2. 内分泌異常(甲状腺機能異常、糖尿病など)

  3. 免疫異常(抗リン脂質抗体症候群、血液凝固因子異常)

  4. 夫婦染色体異常

不育症の治療はどのようなものですか?

1.子宮形態異常

子宮の形態のタイプによって、手術の適応となりますが、経過観察で様子を見ることもあります。

2.内分泌異常

甲状腺機能亢進・低下症では治療を行い、機能が正常になってから妊娠をすることが重要です。妊娠後も引き続き治療が必要です。糖尿病も十分にコントロールした上で、妊娠することが望まれます。

3.免疫異常

  • 抗リン脂質抗体症候群

血栓症のリスクが高まるため、血液を固まりにくくする治療として低用量アスピリンとヘパリンの併用療法が検討されます。

  • 血液凝固因子異常

血液を固まりにくくする治療として低用量アスピリンの単独または低用量アスピリンとヘパリンの併用療法が検討されます。

※ヘパリン在宅自己注射について

ヘパリンカルシウムの在宅自己注射が2012年1月から保険適応となりました。ヘパリンカルシウムは医療機関で十分に指導を受けた上で、1日2回在宅で自己注射を行います。

4.夫婦染色体異常

十分な遺伝カウンセリングを受けた後に染色体検査を受けてください。染色体異常の種類に応じ、治療方針を決めます。

 

リスク因子によりますが、必要な治療を行なうことで流産を減らすことが可能です。

不育症は妊娠しても、また流産してしまうのではないかという不安を抱えてしまいがちです。夫(パートナー)、家族、医療スタッフに話を聞いてもらったり、正確な情報を得たりすることが安心につながります。ストレスを抱え込まず、精神的なゆとりをもった生活を送ることも有効であるといわれています。

また、厚生労働省の研究班では不育症の頻度、検査法、治療法、こころのケアなどについて検討がすすめられています。

詳しくは厚生労働省研究班のウエブサイト『Fuiku-Labo』をご覧ください。(別サイトへ移動します)

 

また、不妊症・不育症の応援サイトもご覧ください。

『あしたのママへ』 (別サイトへ移動します)(監修:富山大学 大学院医学薬学研究部 産科婦人科学 教授 齋藤 滋先生)

 

不育症についての専門的な相談をご希望の方には、相談窓口のご案内もしています。

お問合せ

東大阪市 健康部   保健所 母子保健・感染症課 

電話: 072(960)3805

ファクス: 072(960)3809

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