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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成24年7月1日号 6・7面(テキスト版)

    • [公開日:2012年6月29日]
    • [更新日:2021年12月6日]
    • ID:8557

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    特集・東大阪市政だより1,000号記念

    市民とともに振り返る
    伝え続けた45年の軌跡

    このほど、記念すべき1,000号の発行を迎えた市政だより―。これまで数々の取材をし、多くの市民や団体の皆さんを紹介してきました。

    そのとき輝いている人に話を聞く「チョットいんたびゅう」や公募して市民の生の声を届ける「広報リポーター」、ボランティアや地域活動の紹介など、市民が登場する市政だよりの作製に努めてきました。

    これまで市政だよりにご登場いただいた市民や団体の皆さんを紹介し、作製した市政だよりとともに本市を振り返ります。

    ※JIS第1水準・第2水準にない一部の漢字は、JIS第1水準・第2水準の漢字で代用しています。

    主な出来事

    昭和42年(1967年)から昭和51年(1976年)まで
    東大阪市誕生、市民会館・東体育館完成、上野義雄氏に初の名誉市民の称号を贈る、市の人口50万人に、府道築港枚岡線開通、第1回市民会議開催、近畿自動車道が東大阪市まで開通
    昭和52年(1977年)から昭和61年(1986年)まで
    市制施行10周年、市の木・市の花・市民の花を制定、近鉄布施駅周辺の高架化工事完了、第1回市民ふれあい祭り開催、休日急病診療所オープン、第1回植樹祭開催、地下鉄中央線深江橋から長田まで開通、平和都市宣言と青少年健全育成都市宣言を行う、長田から生駒までを結ぶ近鉄東大阪線開通
    昭和62年(1987年)から平成8年(1996年)まで
    市制施行20周年、「ラグビーのまち」を表明、ドリーム21オープン、花園図書館オープン、中鴻池・日下リージョンセンターオープン、東大阪アリーナオープン、四条・布施駅前リージョンセンターオープン、故司馬遼太郎氏に名誉市民の称号を贈る
    平成9年(1997年)から平成18年(2006年)まで
    市制施行30周年、第1回全国中小企業都市サミット開催、近江堂リージョンセンターオープン、市立総合病院オープン、楠根リージョンセンターオープン、鴻池子育て支援センターオープン、埋蔵文化財センターオープン、長瀬子育て支援センターオープン、若江岩田駅前リージョンセンターオープン、総合庁舎移転・新庁舎にて業務開始、クリエイション・コア東大阪オープン、荒本子育て支援センターオープン、塩川正十郎氏に名誉市民の称号を贈る、花園中央公園多目的球技広場完成、全国高校ラグビー大会に東大阪市賞を創設、モノづくり再生特区認定、中核市移行、全市立小・中学校で2期制を導入、市イメージソング完成、花園中央公園野球場オープン、全国初の「消費者憲章」を制定
    平成19年(2007年)から平成24年(2012年)まで
    市制施行40周年記念式典開催、市内45校区すべてが自主防災会を結成、おおさか東線(JR放出~久宝寺)開通、消防総合庁舎竣工、人工衛星「まいど1号」宇宙へ、土曜開庁を試行実施(第4土曜日午前に一部窓口業務開設)、ラグビーワールドカップ誘致室を設けて誘致活動スタート、旭町子育て支援センターオープン、近鉄奈良線奈良方面行きが高架化、オリジナルナンバープレート交付

    充実した市政だよりの発行を

    旧東大阪短大卒 川添(旧姓・小林)宏美さん

    当時住んでいた旧南河内郡美原町の自宅からバス1本、電車3本を乗り継いで、約1時間40分ほどかけて高校、短大と5年間通学していました。学生生活は、しんどいときもありましたが、良き監督、コーチ、先輩、後輩、友だちに恵まれ、楽しくあっという間でした。

    「チョットいんたびゅう」で取り上げていただいた当時、やり投げの日本記録は60メートル52センチ。「目標は55メートル」と言っていましたが、54メートル70センチで、達成できなかったのは残念ですね。

    現在は大学生の息子と娘がいますが、手もかからなくなり、実家の近くに住んでいますので、毎日のように顔を出して親孝行できるようにしています。

    市政だよりに取り上げていただきましたが、私は東大阪市に住んでいません。しかし当時と比べると、鉄道や道路ともに充実し、東大阪市のまちは近代化されたように感じます。市の広報紙は、どの市町村でも求められていることだと思いますが、市民全般が参加・関心のもてる情報や活動の紹介、また未来を担う若者たちに向けて発信することや市政の現状、高齢化社会、身体障がい者の目線でのさまざまな問題をどう捉え、どう対応すべきか、といった市民の知識やモラルのスキルアップにつながるような内容を発信していってもらいたいですね。

    「愛の一声」かけ続けて50年

    青少年補導センター「すこやかテレホン」

    最初に市政だよりに掲載されたのは「すこやかテレホン」発足の翌年ですね。当時は近畿圏で唯一の電話相談機関として全国的にも注目を浴びました。

    当初は暴走族や薬物使用など、子どもの非行に関する相談が多く、最近ではひきこもりや交友関係、家庭内問題など、相談内容が複雑化し、時代とともに変わっていくものなんだと実感しています。

    私たちは電話相談を受けるほかにも、外に出て子どもたちを見守ったり、パトロールをしたりと少年補導員としても活動しています。

    15年ほど前、子どもたちの間で薬物使用が大きな問題となっていたころ、シンナーを吸っていた少年を見つけたので、走って追いかけ、注意しました。すると「おばちゃんらどうせ逮捕も何もできひんくせに」と言われました。あのときはもどかしかったですが、私たちは「縁の下の力もち」。検挙も逮捕もできませんが、やさしく声をかけ続け、地道に予防する、それが私たちの役目です。

    補導は「愛の一声」です。子どもが好きだから皆すこやかに育ってほしいですし、子どもたちに声をかけ、返事を返してくれると嬉しいものです。

    悩みは一人ひとり違いますし、はっきりとした答えのない問題がほとんどです。ですが、相談者が話して気持ちが楽になるまで、どんなお話も私たちが聞きます。気軽に相談してほしいですね。

    自分の元気が続く限り、ずっとここでがんばりたいです。

    市政だよりとともに

    朗読ボランティア「やまびこ」

    市政だよりの取材を受けた日は、ちょうど「やまびこだより」という私たち独自の録音版を作製していたところに、突然広報課の方がいらっしゃって驚いたのを覚えています。確か当時は近隣市を含めても、まだ朗読ボランティアは少なかったように思います。

    平成8年から始まった録音版市政だよりは、当初、情報量が少なく、作業日数もかからなかったのですが、平成19年くらいから情報量が増えてきたようで、作業がいっぱいいっぱいです。

    市政だよりは、自宅で録音し、花園図書館でダビング作業を行っています。田んぼだらけだった東花園界隈は、花園中央公園をはじめ、ドリーム21や市民美術センターなど、施設が次々整備されましたね。

    活動拠点としている永和図書館が老朽化しているので、早く整備されると嬉しいです。

    市政だよりが1,000号を迎えられたということで、私たちも374号分の録音版を作製してこられたと思うと喜びを感じます。これからもずっと続けていきたいですね。

    木製ボールに願いを託しW杯誘致へ

    今井喜代巳さん

    もともと、孫のために木馬を作ってあげようと思ったのがきっかけで木工を始めました。

    花園ラグビー場のすぐ近くで生まれ育った私は、花園ラグビー場より2つ年下です。ずっといっしょに育ってきた感じですね。子どものころから、どこに転がるかわからないボールにすっかり魅せられていた私は、この大好きな花園とラグビーに何か恩返しがしたかったんですね。「ラグビーのまち東大阪」のためにできることはないかと考え、30年ほど前に木製のラグビーボール作りを始めたんです。

    3年前から橋本さんにあとを任せ、木工作家としては一線を退きましたが、ラグビーを愛する気持ちは今も変わりません。花園ラグビー場でのワールドカップの開催は、設備面などからみると有利な状況だとはいえません。だからこそ、東大阪は地元の熱意を大いに示して誘致を勝ち取らなければなりません。まち全体でもっともっと盛り上がって、活気に満ちた東大阪を見せたいですね。

    橋本一吉さん

    今から20年ほど前、今井さんの個展を見て、記念に作ってみたいと思い、今井さんに教えてもらったのがきっかけです。

    ラグビーが好き、作るのが好き、木のぬくもりが好き。木製ラグビーボール作りは私にとって好きなことづくしです。自分が一生懸命作ったものを喜んでもらえるととても嬉しい。それが作る喜びになっています。この木製のラグビーボールに込める思いが、世界の人々やワールドカップ花園誘致に届いてほしいと願っています。

    市と地域の連携で住み良いまちに

    自治協議会会長 松浦隆さん

    平成7年に自治会長になったときから、市政だよりを配布しています。約620世帯分の仕分けから始まりました。今では、手馴れたもんですが、当時は慣れないこともあり、かなりの時間を費やしたのを覚えています。

    平成13年に長瀬東校区の自治連合会長(地域6自治会の代表)になり、平成16年の9月に自主防災組織を立ち上げ、10月に開催した長瀬東校区ふれあいカーニバルでバケツリレーを取り入れたことを市政だよりに取り上げてもらったのが嬉しかったね。

    私は、何でも連合(約2,500世帯)で活動するようにしています。自分たちのまちは自分たちで守るため、青色防犯パトロールの活動や地域安全センターの設置など、防犯への体制を強化しました。防災訓練にもバケツリレーを競技として取り入れ、6自治会で競い合い、楽しみながら防災意識を高めています。

    防災に関しては、もっと市から情報をもらい、共有したいですね。いつ災害が起こるかわからないからこそ、方向性を示していただいて、指導もお願いしたい。大きな市だからこそ、地域への指示を明確にしていただいて、万が一に備えたいと考えます。

    市と地域が連携し、住み良いまちに、いっしょにしていきたいですね。

    マナーアップと文化の薫るまちへ

    元広報リポーター 井上紫乃さん

    結婚して京都から移り住んだばかりのとき、主人に「まちのことが覚えられるだろう」と広報リポーターを勧められ、応募したのを覚えています。

    あのころと比べると、環境に良いからと自転車の往来がとても多くなったように感じますが、運転マナーの悪化が目に付きます。違法駐輪の自転車が道を塞いでいるのも改善してほしいですね。こういった自転車のマナーをはじめ、ごみの出し方など、啓発をもっと市政だよりに掲載してほしいと思います。特にごみの出し方は、定期的な啓発が大切だと考えます。

    今、私は、主人の仕事の関係で和楽器や日本民謡に携わっていますが、「鴻池ジャズストリート」に参加させていただいたのは、いい経験でしたね。国の文化財に指定されている鴻池新田会所を開放して、音楽を融合させたこのイベントは、とてもよかったです。こういった活動が広がり、文化の薫るまちになっていってほしいですね。

    未来へつなぐモノづくり

    川端ネジ製作所代表・川端謙二さん

    前に市政だよりに掲載されてから17年経つんですね。よく覚えています。

    あのころとはずいぶん変わりましたよ。子どもたちも入社し、若い力でどんどん技術力が高まり、家族4人の小さな工場ではありますが、お客さんのニーズを直接聞き、それを形にし、最後まで喜んでいただけるモノづくりを心がけています。

    あくまで製造業者ですが、モノづくりにはやはり遊び心がほしいとの思いから、隠すのではないネジとナットでいかに魅せられるか、そこからアートネジは始まりました。25年前のことです。

    アートネジを作ってきて良かったと思う出来事が1年前にありました。それは、小学校での出前授業「ネジ体験教室」で、子どもたちに喜んでもらえたことです。それらは、私たちの財産となっています。

    ただ、モノづくりへの挑戦は、決して楽しいだけの道のりではありませんでした。従業員である子どもたちの思いは、アートネジだけでなく、精密に特化したネジについても強化し、自社の技術力をもっと皆さんに知ってもらいたいという思いがあります。私のアートネジへの思い入れが強いぶん、家族とケンカすることもあります。でも、子どもも妻も、いつも私と真剣に向き合ってくれる、後押ししてくれる、心強い存在です。特に、妻はいつも笑顔で元気いっぱい。妻がいると場の雰囲気がパァーッと明るくなり、前向きな気持ちにしてくれます。本当に感謝しています。

    私はまだまだ半人前で、家族の支えがあって成り立っていますが、半人前でいいんです。“1人前になりたい”とがんばり続けることができるから。川端ネジは、10年後、20年後も楽しく精一杯もの作りをしていたいです。

    昔の東大阪市を懐かしみませんか

    1,000号記念 市政だよりと写真の展示会

    これまで作製してきた市政だよりを1年ごとにまとめた冊子と広報課職員が撮影した写真を展示します。ぜひ、ご覧ください。市政だよりに登場した方もお越しください。

    とき
    7月1日(日曜日)~3日(火曜日)午前9時~午後7時
    ところ
    市役所本庁舎1階多目的ホール
    問合せ先
    広報課 06(4309)3102、ファクス06(4309)3821

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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