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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成24年7月1日号 1面(テキスト版)

    • [公開日:2012年6月29日]
    • [更新日:2019年7月9日]
    • ID:8552

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    特集・東大阪市政だより1,000号記念

    市民とともに振り返る 伝え続けた45年の軌跡

    東大阪市政だよりは昭和42年2月の三市合併以来、毎月の発行を続け、このほど、記念すべき1,000号の発行を迎えることができました。

    これまで発行してきた市政だよりと市政だよりにご登場いただいた市民や団体の皆さんを紹介し、本市を振り返ります。

    いいまち東大阪へ

    本市の誕生に深く関わっていただいた名誉市民・塩川正十郎さんに、合併当時の思い出などを語っていただきました。


    市政だより1,000号発行おめでとうございます。

    確か第1号が、昭和42年2月1日号でしたね。

    あれから45年…月日の経つのは早いもので、当時の思い出が走馬灯のように駆け巡ります。

    東大阪市は、布施市・河内市・枚岡市の三市合併により昭和42年2月1日に誕生したわけですが、合併後は辰巳市長を先頭に、まちが急激に変化しましたね。

    合併成功は情報公開

    当時、大阪市は東部方面へ市域を拡大しようという動きがありました。このままでは大阪府が南北に分断されるという危機感から大阪府は、三市の自主合併を応援してきた経過があったと思います。

    合併を円滑に進めるために私は、私の立場(布施市助役兼三市合併協議会事務局長)でこの合併を成功させる方法を模索しました。

    市民と報道を味方にしなければ成功はないと考えた私は、新聞記者との定例的な会合の場をもち、計画の進行状況、検討事項などすべての情報を包み隠さずお話ししました。今でいう「情報公開」です。結果としてこれが成功へ導いてくれたのではないかと今でも思っています。

    行政の担うべきは企業間の架け橋

    関西の中小企業は、今、不況に苦しんでいます。東大阪の企業も例外ではありません。しかし、彼らは、それぞれの得意分野を組み合わせる力に優れています。この危機を乗り切るため、中小企業同士がスクラムを組み、新たな事業を生み出すことが経済の活性化につながると私は思います。また、行政ともスクラムを組むことでさまざまな情報を共有できるメリットも生まれるのではないでしょうか。

    行政には、企業のバックアップはもちろん、企業と企業との架け橋のような役割を充分担っていただきたい。

    人が集まる魅力的な花園に

    2019年には日本でラグビーワールドカップが開催されますね。日本初のラグビー専用スタジアム「近鉄花園ラグビー場」での開催には、クリアしなければならない課題があるようですが、ぜひ、開催できるよう陰ながら応援しています。

    ラグビー場のある花園中央公園には、野球場や多目的球技広場などができ、ほんと、スポーツの拠点施設になりましたね。

    個人的には、もう少し花や木の種類を増やして、季節が感じられるようにするなど、さまざまな取組みによって、たくさんの市民が憩える魅力的な公園になってほしいですね。

    受け継いだものを守るために

    私の大好きなまち、東大阪市―。自分が生まれた思い出いっぱいのまちです。先人から受け継いだ大切なものも数多く残されていますし、それらを守るため、自分たちも当然努力を惜しみません。

    市民の皆さんも行政といっしょにご尽力いただき、今まで以上に「いいまち東大阪」にしてほしいと切に願っています。

    ※6・7面に続く。

    経歴

    塩川正十郎

    1921年10月13日東大阪市(旧布施市)生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。1964年布施市助役に。1966年三市合併協議会事務局長に就任。1967年衆議院選で初当選し、当選11回。運輸大臣や財務大臣などを歴任し、政界を引退。

    2004年、東大阪市で3人目の名誉市民に(市政だより平成16年6月15日号・第815号に掲載)。

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    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

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