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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成20年2月15日号 6・7面(テキスト版)

    • [公開日:2014年10月6日]
    • [更新日:2014年10月6日]
    • ID:3973

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    人権を考える

    人に愛されて、自分も愛せる人に

     私たちは社会の中で多くの人とともに生きています。

     だれもが幸せな生活をおくるためには、互いの人権を尊重し、認め合っていくことが大切です。

     法務省と人権擁護委員連合会では、「全国中学生人権作文コンテスト」を実施しています。

     全国で法務省人権擁護局長賞、大阪大会で最優秀賞に輝いた弥刀中学校3年生の松田栞奈さんの作文を紹介し、今の心境を伺いました。

    私は生きている

    弥刀中学校3年 松田 栞奈

     皆さんは母子手帳を見たことがありますか?そこにはお腹を大きくして私を産んでくれた母の事、お腹の中に居る私の事などが細かく記されていました。母は私が産まれる時にとても痛い思いをしてくれました。それでも母は私を見て、首にへその緒が回ってる、吸引分娩が可哀想だった、顔にしっしんがいっぱいある…と私を心配してくれてました。首がすわるのもはいはいするのも、人より遅かった私を、両親は優しく見守っていてくれました。私の知らない思い出の詰まった母子手帳、ページをめくる度、私の14年間が蘇ってきて、私は思わず涙を流しました。

     幼稚園、小学校とすくすく育って来た私。甘えん坊なのも直らないまま、いつしか来ていた少し早い反抗期も、母は優しく受けとめて、真剣に私を怒ってくれました。

     中学校に上がって、初めて経験した「イジメ」廊下ですれ違うたびに、「死ね」「お前、生きてんの?」と言葉の暴力を浴びる日々…いじめてる彼らからしたら、ただ遊んでるだけなのかもしれない。けど私は、それが苦痛でしょうがなくて、先生や友達に、いっぱい相談しました。それでも両親には心配をかけたくなくて、言えませんでした。

     「学校なんか行きたくない!!」そう言って泣いた朝、母の表情は、いつもの優しい顔ではなく、すぐに学校に電話をしてくれました。

     そして私は、初めて母に、いじめられていることを打ち明けたのです。その時の母の優しい目は今でもおぼえています。母は学生時代にあった、自分の辛かった事を話してくれました。

     私の涙もおさまったころ、先生から「学校へおいで」と電話がかかってきたのです。私はためらいました。学校がまだ怖かったのです。でも母は「行こう」と言って私を連れて行ってくれました。あの時、先生からの連絡もなくて、母に手を引かれていなかったら、私は学校へは行けなかったと思います。

     学校に行くと友達や先生が居ました。みんな私の話を聞いてくれて、私に励ましの言葉をかけてくれました。それから私は学校に来れるようになりました。いじめは終わった訳ではありません。でも周りの友達が、先生が、そして両親が支えてくれたから、私の「今」があります。

     いじめとは、時に任せてゆっくり解決しなくてはいけないのでしょうか。辛くて泣き出すこともありました。死にたいって思うことだってありました。でも私は友達に助けられ、先生に見守られ、そして両親に支えられて、今、「生きていること」を噛みしめることができるのです。私は、どんなにいじめられても、もうくじけたくありません。泣きたくありません。だからといって、いじめてきた人をうらみたくもありません。だって私は友達、先生、親せき、家族、色んな人に愛されているからです。私にかかわってくれている周りの人々を愛せて、愛されて、そしてどんなに自分が嫌いでも「ここ、いい所やん。」って、自分も愛せる人間に私はなりたいです。

     私は生きています。自分の命の輝きを主張しています。それは多くの人々、そして両親に愛された「14年間」からできています。だから私は、私を愛してくれる人、私にかかわってくれる人、一人一人に「ありがとう。」を伝えたいです。

     生きていちゃいけない人なんて居ません。「ありがとう。」が言えるのだから。命が輝いているのだから。

     

     「最近、髪を2つにくくって、イメチェンしたんです」とかわいい笑顔で話す松田さん(写真)は14歳の青春真っ只中。放課後は友達と本屋に立ち寄ったり、休みの日には家族とウォーキングしたりすることがマイブームとか。

     今回、最優秀賞に輝いた作文のテーマ「私は生きている」は、中学校3年間を振り返って書いた集大成。中学生活の中で、松田さんが周りの人々への感謝の気持ちを込めたものでもあります。

     ある日、学校から帰ると、机の上に私の母子手帳が置いてあったので、何気なく手にとって見てみると、そこには母の私への想いがいっぱい詰まっていました。なんだか胸が熱くなって涙があふれ出てきてしまったんです。あとから母に『読んだよ』って言うと『あっ、そうなの』ってあっさり返されてしまいましたけどね。

     いじめられても最初は親に心配かけたくなくて、なかなか打ち明けられませんでした。でも、思い切って母に打ち明けたとき、私の話を真剣に最後まで聞いてくれました。

     今の私があるのは、私を愛してくれた家族、友だち、周りの人々のおかげです。だから今度は私が辛い思いをしている人に、手を差し伸べたいです。

     実はこの作文、本当は違うところに出すはずだったんですが、締切に間に合わなくて、先生の勧めでこのコンテストに応募したら最優秀賞に選ばれたんですよ。

     将来は大学に行って、好きなギターを弾いたり、絵をいっぱい描いたりしてみたいな。-

    と、微笑みながら語ってくれました。

    人権市民講座

    だれもがいきいきと暮らせるまちへ 「生き生き人生学」を開催

     一人ひとりが大切にされる社会をめざし、身近な問題から人権について考えてみませんか。

    とき・内容

    • 3月6日(木曜日)=「定住外国人の人権について」NPO法人多民族共生人権教育センター 李美葉さん
    • 13日(木曜日)=「バリアフリー社会をめざして」 池島高校特別非常勤講師 雑賀利幸さん
      ☆いずれも午前10時から11時30分

    ところ
     
    市民会館5会議室

    対象・定員
     
    市内在住、在勤の方・各40人(申込先着順)

    申込方法
     
    講座名、住所、氏名、年齢、電話番号を2月18日(月曜日)午前9時から電話またはファクスで
     ※手話通訳が必要な方は、申込時にお伝えください。

    申込・問合先

     人権啓発課06(4309)3156、ファクス06(4309)3823

    ヒューマンライツおおさかメッセージ

    市内の中学生3人が受賞

     人権について身近に考えてもらうため、大阪府・大阪府教育委員会・人権啓発推進大阪協議会(愛ネット大阪)・(財団法人)大阪府人権協会が「人権啓発詩・読書感想文」を実施しています。このほど、市内在学の3人が入選作品に選ばれました。

    詩の部
     
    若江中学校2年生 林泉里さん「こんなとき自分は…」

    読書感想文の部

    • 石切中学校2年生 加藤玲奈さん「『五体不満足』を読んで…」
    • 石切中学校3年生 美野田有紀さん『あなたの声が聞きたいから聴覚障害の両親に育てられてから』を読んで」

     ※入選作品は市ホームページに掲載しています。

    やめよう!差別落書き

    落書きは消せても 傷ついた心は癒せません

     最近、人の心を傷つける差別落書きが市内の公共施設や商業施設などで発見されました。

     落書きは消すことができますが、心の傷は一生消えません。

     落書きは犯罪です。見かけた方は、その施設の管理者や警察に知らせてください。

    問合先

     人権啓発課

     06(4309)3156、ファクス06(4309)3823

    受講生を募集 いっしょに学びませんか

    ゆうゆう大学講座

     4月から来年3月までの受講生を募集します。

    シニアピアノ教室(初心者)

    とき
     
    第1・2・4月曜日 午前9時から正午(計30日間)

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    対象・定員
     
    市内在住の50歳以上の方・15人

    費用
     
    月2,000円(教材費1,000円が別途必要)

    将棋クラブ

    とき
     
    第1・3火曜日午後1時30分から4時(計24日間)

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    対象・定員
     
    市内在住、在勤の方・20人

    費用
     
    無料

    初級・中級中国語講座

    とき

     第2・4土曜日

    • 初級=午後1時30分から3時
    • 中級=午後3時15分から4時45分

     ※いずれも計24日間。

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    対象

     市内在住、在勤の方

    定員

    • 初級=30人
    • 中級=20人

    費用
     月1,000円(初めに6か月分が必要)

    ゆうゆう教室

     4月から9月までの生徒を募集します。

     いずれも計12日間で、市内在住の成人が対象です。

    ウォーキング&ストレッチ

    とき
     
    第1・3月曜日午前9時30分から10時20分(5月は第2・3月曜日、7月、9月は第1・4月曜日)

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    定員
     
    15人

    費用
     
    月1,000円
     ※飲み物、屋内用シューズ、バスタオルを持参。

    風花書道教室

    とき
     
    第1・3火曜日午前9時から11時

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    定員
     
    15人

    費用
     
    月1,000円(教材費2,000円が別途必要)
     ※下敷き、文鎮を持参。

    詩吟教室

    とき
     第1・3火曜日午後1時から3時

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    定員
     
    10人

    費用
     
    2,000円(教材費2,000円が別途必要)
     ※カセットテープ、筆記用具を持参。

    つまみ絵

     布で花や蝶、風景などを描きます。

    とき
     
    第1・3金曜日午後1時から5時

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    定員
     
    20人

    費用
     
    月1,000円(教材費が別途必要)
     ※はさみ、のり、ピンセットを持参。

    ゆうゆう社交ダンス

    とき
     第1・3日曜日午後1時から3時(9月は第2・3日曜日)

    ところ
     ゆうゆうプラザ(日下)

    定員
     
    30人

    費用
     
    月1,000円(教材費1,000円が別途必要)
     ※女性はパンプス、男性はカジュアルシューズを持参。

    申込方法
     
    往復ハガキに教室名、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を書いて、3月10日(月曜日)(必着)までに郵送
     ※申込多数の場合は抽選します。

    申込・問合先

     〒579-8003日下町3-1-7 ゆうゆうプラザ(日下) 072(986)9284、ファクス072 (986) 9293

    キラリ講座

    輝く人生の第2楽章をめざして

     いきいきとした第2の人生の生き方を考えます。

    とき・内容

    • 3月9日(日曜日)=「セカンド・ライフの人間関係」 NPO法人高齢社会をよくする女性の会・大阪 山田芳子さん
    • 15日(土曜日)=「この町ええやん!みんなでつくる地域の活力」布施おかみさん会、「老後資金、あなた任せで大丈夫?男女共同参画で考える家計管理」 ファイナンシャル・プランナー光森司さん
      ☆いずれも午後2時から4時で計2日間

    ところ
     イコーラム(男女共同参画センター)

    対象・定員
     
    市内在住、在勤の定年前後の方(パートナーと参加可)・25人(抽選)

    申込方法
     
    往復ハガキに講座名、受講動機、住所、氏名(パートナーも)、電話・ファクス番号を書いて、2月29日(金曜日)(必着)までに郵送(ファクス、電子メールも可)

    申込・問合先

     〒578-0941岩田町4-3-22-600 イコーラム(男女共同参画センター) 072(960)9201、ファクス072(960)9207、電子メールikoramu@city.higashiosaka.osaka.jp

    認め合おう 色とりどりに輝く個性

    イコーラムフェスタ

     ワークショップや展示などいろんな催しが盛りだくさん。皆さんの参加をお待ちしています。

    とき・内容

    • 3月1日(土曜日) 午前10時から午後4時30分=映画「ミュージック・オブ・ハート」(日本語字幕あり)、岩井ゆき子さんによるお話と歌「踊り出したくなるリズム」、国際交流サロン、市民によるワークショップ、展示など
    • 2日(日曜日) 午後1時から4時40分=宝井琴桜さんによる講談「山下さんちの物語から男女共同参画社会編」、市民グループによるハッピー・オン・ステージ
      ※1歳6か月から就学前幼児の保育あり(1人2時間200円で最長3時間400円、2月21日(木曜日)までに要予約・定員8人)。

    ところ
     
    イコーラム(男女共同参画センター)

    問合先

     イコーラム(男女共同参画センター) 072(960)9201、ファクス072(960)9207

    司馬さんとの1日

    菜の花絵日記〟を描こう

     市の名誉市民である故司馬 太郎さんの記念館(下小阪3)には、平成13年の開館以来、全国から多くのファンが訪れています。

     司馬さんの命日・2月12日の「菜の花忌」に合わせた菜の花を育成する運動も広がりをみせ、毎年2月から3月には記念館や周辺で色鮮やかな菜の花が咲き誇ります。

     春のひととき、記念館でこの菜の花を描き、司馬さんへの想いを絵日記にしてみませんか。

    とき
    3月8日(土曜日) 午後1時30分から

    ところ
     
    司馬 太郎記念館とその周辺

    対象・定員
     
    小・中学生・30人(抽選)

    申込方法
     
    住所、氏名(ふりがなも)、電話番号、学校名、学年を2月29日(金曜日)までに電話またはファクス、電子メールで

    申込・問合先

     文化国際課 06(4309)3155、ファクス06(4309)3823、電子メールbunkoku@city.higashiosaka.osaka.jp

    子育てを楽しもう! 子育て支援センターの催し

     ※車での来場はご遠慮ください

    鴻池子育て支援センター

    町田浩志さんと歌って遊ぼう

     親子で楽しく過ごしましょう。

    とき
     
    3月21日(金曜日) 午前10時から11時30分

    ところ
     
    ゆうゆうプラザ(日下)

    講師
     
    つながりあそび・うた研究所 町田浩志さん

    対象・定員
     
    乳幼児とその保護者・60組(申込先着順)

    申込方法
     
    3月4日(火曜日)午前10時30分から電話で

    申込・問合先

     鴻池子育て支援センター 06(6748)8251、ファクス06(6743)0577

    長瀬子育て支援センター

    おでかけあそびの広場

     手づくり遊びコーナーで遊んで、手遊びや体操を楽しみます。

    とき・ところ

    1. 2月26日(火曜日)=ももの広場(楠根)
    2. 29日(金曜日)=夢広場(布施駅前)
      ☆いずれも午前10時から11時30分

    対象・定員
     
    1歳6か月以上の乳幼児とその保護者・各30組(申込先着順)

    申込方法
     1は2月15日(金曜日)午前10時から、2は19日(火曜日)午後1時から電話で

    効果的なしつけやしかり方

     子どもにどう接したらいいかなど、子育てのコツをいっしょに考えます。

    とき
     
    3月4日(火曜日) 午前10時から11時

    ところ
     
    長瀬子育て支援センター

    講師
     
    心理カウンセラー 松本育子さん

    対象・定員
     
    1歳6か月以上の乳幼児とその保護者・20組(申込先着順)

    申込方法
     
    2月29日(金曜日)午後1時から電話で

    申込・問合先

     長瀬子育て支援センター 06(6728)1800、ファクス06(6728)2413

    荒本子育て支援センター

    遊んでランチ

    とき
     
    2月29日(金曜日) 午前10時から正午

    ところ
     
    荒本子育て支援センター

    対象・定員
     
    1歳6か月以上の乳幼児とその保護者・20組(申込先着順)
     ※弁当、お茶、シート、手ふきを持参。

    申込方法
     
    2月18日(月曜日)午前10時30分から電話で

    双子ちゃん(三つ子ちゃん)あつまれ

     パラバルーンやちぎり絵で遊ぼう。

    とき
     
    3月3日(月曜日)、14日(金曜日) 午前10時から11時(計2日間)

    ところ
     
    荒本子育て支援センター

    対象・定員
     
    1歳6か月以上の乳幼児とその保護者・10組(抽選)

    申込方法
     
    2月22日(金曜日)午後1時30分から28日(木曜日)午後5時に電話で
     ※当選者にのみ29日(金曜日)に連絡。

    お楽しみコンサート

     親子で楽しい時間を過ごしましょう。

    とき・ところ

    • 3月7日(金曜日)=市民ふれあいホール
    • 10日(月曜日)=荒本人権文化センター
      ☆いずれも午前10時から11時

    定員
     
    各70組(申込先着順)

    申込方法
     
    2月25日(月曜日)午前10時30分から電話で
     ※重複申込不可。

    申込・問合先

     荒本子育て支援センター 06(6788)1055、ファクス06(6788)2597

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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