事例03|「野菜を食べよう!」啓発ポップと「カンタン野菜レシピ」で食育を推進

小学生デザインの野菜どりポップを掲示

現状
健康づくりのためには、「野菜を食べる」ことが大切です。
東大阪市民のうち、「野菜を一日1回、またはほとんど食べない」人の割合は、約3割*¹です。特に、20から30歳代の就労・子育て世代では約4割*²という状況です。
「野菜を食べない」理由は、「作るのに手間がかかる」「作る時間がない」が約半数を占めています*²。
そこで、市内に多数の店舗を構え、若い世代の利用も多いコンビニ等で効果的な啓発ができないか検討していました。
*¹ 令和元年度東大阪市市政世論調査より
*² 令和3年度食育に関するアンケート調査(4か月児健診保護者対象)

取組みの内容

株式会社セブン-イレブン・ジャパンとの対話
包括連携協定を締結している株式会社セブン-イレブン・ジャパンとの対話の中で、小学生がデザインした啓発ポップを店舗で掲示するアイデアが生まれ、東大阪市農業振興啓発協議会の協賛を得て、実施することになりました。

野菜どりポップの作成、掲示(令和5年度)

小学生が作成したポップは全157作品。東大阪市立英田南小学校5・6年生が食育の授業を受けて作成したもので、野菜の重要性や必要量をわかりやすく伝えるため、鮮やかなイラストやメッセージが描かれていました。その中から選ばれた4作品が市内コンビニ等で令和5年6月1日から6月30日まで掲示されました。
備考:令和5年6月18日にニトリモール東大阪で開催した「第1回食育フェスタ」では、全157作品を展示しました。

令和6年度はさらに進化した取組みに!
令和6年度は、東大阪市集団給食研究会の協賛を得て継続実施が決定。さらに大阪樟蔭女子大学も加わり産官学で連携した取り組みになりました。

大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部の学生が講師となり、「野菜を食べよう」をテーマとした食育授業を東大阪市立枚岡東小学校と森河内小学校4年生に実施。授業を受けた小学生157人が”野菜どりポップ”をデザインしてくれました。
また、授業の中では、大阪樟蔭女子大学の学生が考えた野菜どり作戦として、セブン-イレブンのカット野菜や冷凍野菜を使った、「小学生もできるカンタン・野菜レシピ」を紹介してくれました。


枚岡東小学校と森河内小学校の5年生・157人がデザインしてくれたもののうち、優秀作品4点の”野菜どりポップ”は市内コンビニやスーパー等で掲示されました。
また、大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部4年生の学生が提案してくれた「カンタン・野菜レシピ」にアクセスできるレシピカードもセブン-イレブン市内店舗で掲示されました。
備考:掲示期間は令和6年6月1日から6月30日。一部の店舗で掲示していない場合があります。