保健師からのメッセージ(2歳)
1歳から3歳のお子さんをもつあなたへ
2歳のお誕生日おめでとうございます



あっという間にこの日を迎えたというママやパパも多いのではないでしょうか。ママとずっと一緒だった子どもが、徐々に自立をはじめます。さびしく感じるかもしれませんが、これから多くの笑顔が待っていますよ。
たくさんの言葉を話したり、活発に動き回ったりすることができるようになります。その一方で自己主張も増えるため、大変さを感じることも多いでしょう。
ひとりでできることもたくさん増えてきます。自分から挑戦する姿に頼もしさを感じられる時期です。お子さんの成長を見守ってくださいね。
2歳頃の発達


◆からだ
・走ったり、両足とびすることができます。
・つみきで塔のようなものを作ったり、横に並べて電車などに見立てて遊ぶことができます。クレヨンなどでなぐり描きをすることもできるようになります。一緒に遊んであげましょう。
テレビや大人の身振りのまねっこも上手になります。
・スプーンやフォークを使って自分で食べたり、肉や繊維のある野菜を食べることができるようになります。乳歯が生えそろい、大人とほぼ同じものが食べられるようになります。まだこぼしてしまう時期です。汚してもいいようにして、自分でやらせてあげましょう。
・おむつをとる練習は、排泄のサインを見ながら始めましょう。
・歯磨きは小さいときからの習慣づけが重要です。食後は家族みんなで歯磨きをして、歯の大切さを教えましょう。また、仕上げ磨きをしましょう。
◎保健センターでは月に1回、2歳児歯科健康診査を実施して
います。管轄の保健センターで予約を受け付けています。
お電話ください。

◆こころ
・「ワンワン」というような一語で話していたのが、「ワンワンきた」というように、2語に増えてきます。ママが質問したら答えることもできます。知らない名前に対しては「これなぁに?」と問いかけたり、「どうして?」を連発する子もいます。記憶力も発達するので、「○○したら、○○しようね」という条件をつけたお話もできるようになります。
しつけ

「イヤ」と言うのは、「自分も一個の人間なんだ」「自分の人格を認めて」と言っているのです。
この自己主張を認めて、付き合っていくことで、親に従っても、反抗しても、親はちゃんと自分をみてくれているんだ、ありのままの自分でいいんだ、という自己評価がはぐくまれるのです。
子どものやる気を引き出すには、どんな言い方をすればよいのでしょうか。
子どもを何とかやる気にさせようと、「あれしなさい」「これしなさい」と言ってもちっともやる気にならないことはありませんか?
そういうときは、少しやり方を変えて、「ありがとう」「助かったよ」「うれしいよ」という言葉で方向付けをするという方法があります。時間はかかりますが、自分の存在は、親の役に立つんだ、親を喜ばせることができるんだ、と自己肯定感が高くなります。
ところが、子どもの方向付けを、しかる、怒るという方法ばかりでしていると、最初は反発しますが、そのうちに親の顔色をうかがうようになり、最後は、自分の存在は親を不機嫌にさせる、不幸にさせると自己肯定感が低くなります。
お問い合わせ
東大阪市役所 健康部 保健所東保健センター 電話: 072(982)2603 ファクス: 072(986)2135
中保健センター 電話: 072(965)6411 ファクス: 072(966)6527
西保健センター 電話: 06(6788)0085 ファクス: 06(6788)2916
母子保健・感染症課 電話: 072(970)5820 ファクス: 072(970)5821