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東大阪市

あしあと

    障害者差別解消法 車座ワークショップ(オンライン)を開催しました

    • [公開日:2021年3月18日]
    • [更新日:2022年2月22日]
    • ID:24441

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    ちょっと聞いて!わたしの「障害」(こまりごと)

    何が障害者差別か、差別を受けたらどうしたらいいのか、平成28年4月に施行された障害者差別解消法をみんなで考えようというテーマで車座ワークショップが開催されました。初のオンライン開催です。

    1月28日(木曜日)進行は特定非営利活動法人ぱあとなぁの地村貴士さん、障害者差別解消法のやさしい解説を大阪手をつなぐ育成会の左古久代さんにお話ししていただきました。会場、オンライン合わせて30名ほどの参加がありました。

    ワークショップの写真1
    ワークショップの写真2

    障害者に対する配慮について、クイズを通して紹介するコーナーや、

    後半は「ちょっと聞いてわたしの障害(こまりごと)」というテーマで障害者本人や、

    家族の方がご自分の体験などをお話ししてくださいました。

    障害のある当事者・家族から

    介助犬について 介助犬は日常生活の支援だけでなく、精神的なサポートとしての役割が大きい。街に出るときも、人目が気になることがあるが、介助犬を連れていることで人の目が温かく、優しいものに感じられる。
    介助犬の入店を拒否されると、自分自身も拒否されたように感じる。介助犬は、特別な訓練を受けているので、普通のペットとは違う。法律上も入店拒否などをしてはいけないことになってはいるが、それでも周りの人のあたたかい目や何気ない声かけがなによりも助けになることを知ってほしい。


    知的障害について 算数や漢字などが苦手、初めて人と会う時などは緊張してコミュニケーションがうまく取れない。いろんなことを一度に言われるとパニックになったり、次の見通しがないとモチベーションが下がる。騒がしい場所ではイライラするため、静かに一人になれる場所が必要。漢字ばかりだと意味がわかりづらいので、読みがな付きのものが読みやすい。(全部ひらがなだとかえって読みにくい)お金の計算や切符を買うのも苦手。自分の障害は人より時間がかかることがあるが、時間はかかってもできることもある。得意なことや苦手なことをわかってもらうために回りの人に工夫をして伝えていきたい。


    精神障害の当事者でもあり、支援者としても仕事をしている方。                               大学を卒業後に就職し、発病。家族や親せきにも理解されず、20代や30代のころは入退院を繰り返した。今では普通に仕事ができるようになり、ヘルパーとして同じ障害を持つ人の支援を続けている。精神障害は内部疾患と同じように外見からはわかってもらいにくく、理解もされにくい。自分のような経験者がいろんな形で発信することで、正しく理解してもらうことが大切。語り部として学校へ話をしに行くなど、活動を続けている。
    病気になった人が、自分のせいだと考えてしまったり、病気になったことを隠してしまったりする現状を変えたい。世間にはうつになったり、自殺をする人がたくさんいる。もう少しみんながほっとできるゆったりとした世の中にならないかなあと願っている。


    発達障害について 目からの情報が正確に伝わらず、文字や数字の読み間違いが起こる。情報処理のスピードがゆっくりで同時に複数の処理をこなすのが苦手。目に見えない障害であるため、周囲の理解を得ることが難しい。いろんな過去の経験から、また差別されるんじゃないか、理解してもらえないんじゃないかという思いが強くなる。これもひとつの偏見。差別は身近なもの。知らないことが原因で、相手を知ろうとすること、自分の気持ちを伝えること、お互いが歩み寄ることが大事。簡単なようで難しいが差別を少しでも減らすために大切なことだと思う。

    障害のある子どもの保護者から

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    参加者からの感想

    ・東大阪市の支援室の方の挨拶は、是非締めで!全編を聞いてどのように受け止められたか等を踏まえて話してもらえると、実り多い時間になると思う。後半にあった保護者の声など、役所の方にこそ聞いてほしい。

    ・当事者の声は重い(良い意味で)。皆さんご自身の言葉で話されていたので、伝わってきた。たくさん準備されたと思い、お疲れさま!良かったよ!の気持ち。

    ・当事者の話を聞ける機会は、身体障害はそこそこあるが、知的・精神・発達・・・の方は多くないので、3障害(4障害?)の方が話された事が良かった。

    ・保護者の言葉はそれはそれで意味がありますが、ご本人(サポートを受けたりしながらでも)の言葉が聞きたい。保護者と当事者とはまた立場が異なるので。最近の学生さんの思っていることってなんだろうと思うから。

    ・最後の人の事ですが、僕も気持ちわかります。

    ・皆さんお疲れさまでした。それぞれとても良い話しでした。ありがとうございました。

    ・話、すごくよかったです!!

    ・わんこ(=介助犬)が大阪に8頭しかいないということに驚きました。私は、統合失調症と発達障害なので、(周りから)普通に見えてしまうという苦労に共感です。ありがとうございました。

    ・色々な体験のお話、ありがとうございました。

    ・当事者のお母さんの話で、すごく感動しました。市の連携など言われていたことですが、改めて問題を意識することができました。

    ・現在コロナで外に出ることが難しい状況です。このようなzoomを使った会議は、新たな可能性を感じることができました。しかし、自分のことで言えばzoomが苦手で四苦八苦しています。今まで会議でこんなに不便を感じたことはありません。というのは、ヘルパーの確保で苦労をしています。現にこの文章もヘルパーに打ってもらって送ることができました。あと、発言できなかったのですが、今心配なことはこのコロナによりオリンピックやパラリンピックが延期になったらどういう風にバリアフリーに影響が出るのかということです。京橋のエレベーター工事がどうなるか?すごく心配です。

      ・対象と内容が広い。この会に参加している方は比較的障害者差別や理解が進んでいる方だと思うので、もうちょっと突っ込んだ内容にしたり前半部分なら内容の深さに幅を持たせたりしたらどうだろう。そして、出来れば障害への理解が進んでいない方が聞く方が良いのではないか。

    ・最初と最後に会の目的の「みんなで考える」をもっと押さえるような、「みんなで考えることができましたね?」的なゴールがあってもいいのかも。もしくは締めで、役所の人が「障害者差別解消に向けて東大阪市はこうしていく!」とか言ってくれるとか。当事者の話がいいだけに、それ以外が弱く感じる。

    ・コロナで繋がりにくい時期に、繋がれる企画うれしかったです。貴重なお話ありがとうございました。

    ・この度、参加させていただき、気付きを多くいただきました。また、参加させていただければと思います。

    ・発表者の発言原稿を、了承を得たうえで、市の広報や冊子を作りネットにも掲載してはどうでしょうか?

    ・オンライン、思った以上に良かったです! 


    たくさんのご参加ありがとうございました。

    来年度も各地域でワークショップを開催していきます。

    ご意見を発表してくださる当事者の方、家族の方のご参加をお待ちしています。

    障害者差別かな?と思ったら

    障害があることを理由に、物やサービスの提供を断られたり、

    障害の内容に応じた配慮をしてもらえなかったと感じたときは、市にご相談ください。


     障害者支援室 障害施策推進課 電話06-4309-3183 ファクス06-4309-3813

     東福祉事務所障害福祉係 電話072-988-6628 ファクス072-988-6671

     中福祉事務所障害福祉係 電話072-960-9285 ファクス072-964-7110

     西福祉事務所障害福祉係 電話06-6784-7980 ファクス06-6784-7677

     東保健センター 電話072-982-2603 ファクス072-986-2135

     中保健センター 電話072-965-6411 ファクス072-966-6527

     西保健センター 電話06-6788-0085 ファクス06-6788-2916


    お問い合わせ

    東大阪市福祉部障害者支援室 障害施策推進課

    電話: 06(4309)3183

    ファクス: 06(4309)3815

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