市政だより 平成29年(2017年)8月15日号 6・7面(テキスト版)
9月1日は防災の日
日頃の備えが大切です
7月9日、気象庁から市内に記録的短時間大雨情報が発表され、一部地域で浸水被害が発生しました。
災害はいつ起こるかわかりません。日頃から災害に備えて準備をしておきましょう。
大正12年9月1日、関東大震災が発生しました。この関東大震災を教訓に、台風や豪雨、洪水、地震などの災害への認識を深めるとともに、これらに対する備えを強化することにより災害を未然に防止し被害を軽減するため、毎年9月1日を「防災の日」とし、この日を含む1週間を「防災週間」と制定されました。
今年の7月5日・6日、福岡県や大分県を中心とする九州北部で降り続いた大雨は、河川の氾濫や土砂災害など甚大な被害をもたらしました。また、本市においても7月9日に気象庁から記録的短時間大雨情報が発表されるほどの雨が降り、一部の地域で浸水被害が発生しました。
改めて、日頃の心構えや家庭での備えの大切さを認識し、一人ひとりが災害時に適切な行動がとれるように次のような準備をしておきましょう。
地震に備えて
- 寝室に大きな家具を置かない
- 背の高いタンスや冷蔵庫などは、転倒防止器具で固定する
- 窓や戸棚のガラスに飛散防止フィルムを張る
- 玄関や出入口までの通路に家具などの倒れやすいものを置かない など
風水害に備えて
- 屋根の瓦やトタンのはずれなどは補修し、アンテナはしっかり固定する
- 側溝や排水溝は掃除し、水の流れをスムーズにする
- 雨どいの継ぎ目がはずれていないか、土砂や落ち葉で詰まっていないか確認する
- 窓ガラスのひび割れや緩み、がたつきを確認する など
市内小・中学校を避難所に指定しています
災害時には道が通れなくなったり避難場所が被災したりすることもあるため、家族でハザードマップを確認し、方向が違う2か所以上の避難所を調べておきましょう。
避難情報の入手方法
避難情報は防災行政無線(屋外スピーカー)、市ウェブサイト、テレビ、ラジオ、エリアメール、おおさか防災情報メールなどでお知らせします。防災情報を聞いたときは慌てずに、落ち着いて行動しましょう。
市から配信する避難情報は次のとおりです。
避難情報
- 緊急度 低
-
- 避難情報の種類
- 避難準備・高齢者等避難開始
- どんなときに発令
- 避難勧告や避難指示(緊急)を発令することが予想される場合
- とるべき行動
-
- いつでも避難ができるよう準備をし、身の危険を感じる方は、避難を開始しましょう。
- 避難に時間を要する方(高齢者、障害者、乳幼児など)とその支援者は避難を開始しましょう。
- 緊急度 中
-
- 避難情報の種類
- 避難勧告
- どんなときに発令
- 災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合
- とるべき行動
-
- 速やかに避難場所へ避難しましょう。
- 外出することでかえって命に危険がおよぶような状況では、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
- 緊急度 高
-
- 避難情報の種類
- 避難指示(緊急)
- どんなときに発令
- 災害が発生するなど状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合
- とるべき行動
-
- まだ避難していない人は、緊急に避難場所へ避難しましょう。
- 外出することでかえって命に危険がおよぶような状況では、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。
防災行政無線
台風や地震などによる災害が予測されるとき、または災害が発生したときには、学校や公園などに設置している防災行政無線で避難情報を配信するほか、Jアラート(全国瞬時警報システム)と連携して緊急地震速報や弾道ミサイル情報などの国民保護情報といった緊急情報を瞬時に知らせます。
放送内容が聞き取れなかった場合は、放送から24時間以内に06(4309)3010に電話をすると放送内容を確認できます。
エリアメール、緊急速報メール
「エリアメール」「緊急速報メール」は、避難情報などをいち早く携帯電話にお知らせする携帯電話会社のサービスです。市域内にいるNTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話利用者に対して情報を配信します(登録手続き・受信料は不要)。対応機種であれば、電源を切らない限りマナーモードでも受信音が鳴ります。
防災週間中のイベント
東日本大震災、阪神・淡路大震災時の写真パネルや災害用備蓄物資の展示、震災DVDの上映、耐震化補助制度の啓発などを行います。
- とき
- 9月1日(金曜日)10時~17時
- ところ
- 市役所本庁舎1階多目的ホール
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3858
大阪880万人訓練
9月5日(火曜日)11時 一斉実施!!
9月5日(火曜日)11時から、大阪府内全域で880万人訓練が実施されます。
訓練当日は、11時に地震が発生したと想定し、11時3分ごろに皆さんの携帯電話に訓練用の「エリアメール」「緊急速報メール」が大阪府から届きます。さらに、東大阪市からも、11時7分ごろに市内にいる方を対象に訓練用の「エリアメール」「緊急速報メール」を発信します。
この訓練をきっかけに、家族などで避難行動の確認をしてください。詳しくは府ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
-
- 府民お問合せセンター 06(6910)8001
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3858
災害を体験してみよう
防災学習センター
消防局には、災害対応について学べる「防災学習センター」があります。地震体験コーナーでは、南海トラフ巨大地震の予測地震動や、東日本大震災、阪神・淡路大震災などで観測された地震動を体験できます。ぜひ、家族でお越しください。
詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- とき
- 9時30分~17時
- ※月曜日は休館(月曜日が祝休日の場合は翌日休館)。
- 問合せ先
- 防災学習センター 072(966)9998、ファクス072(966)9990
募集
市民の安全を守る消防吏員
来年4月採用予定の消防吏員を募集します。日本国籍の有無にかかわらず受験でき、申込み時の請求に基づき不合格者のみ試験成績を開示します。
- 区分
- 初級
- 対象
- 高校卒業程度の学力を有し、平成8年4月2日~平成12年4月1日に生まれた方
- 定員
- 6人
- 選考日・内容
-
- 第1次=9月17日(日曜日)/筆記試験、体力測定
- 第2次=10月15日(日曜日)/作文、適性検査
- ※10月28日(土曜日)~11月7日(火曜日)のいずれかに口述試験を実施。
- 合格発表(予定)
-
- 第1次=9月29日(金曜日)
- 第2次=11月15日(水曜日)
- 申込方法・申込み先など
- 申込書と受験票を9月6日(水曜日)(消印有効)までに郵送または8月28日(月曜日)~9日8日(金曜日)(土・日曜日を除く)に直接
- ※申込書などは市ウェブサイトからダウンロード可。消防局人事教養課、消防署、市役所本庁舎人事課・市政情報コーナー、行政サービスセンターでも交付。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 〒578-0925稲葉1-1-9 消防局人事教養課 072(966)9661、ファクス072(966)9669
採用試験説明会
採用試験説明会を8月27日(日曜日)・9月3日(日曜日)に実施します。詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 〒578-0925稲葉1-1-9 消防局人事教養課 072(966)9661、ファクス072(966)9669
8月30日からは建築物防災週間
適切な維持管理を
近年、地震や集中豪雨による自然災害や、既存建築物の大規模火災などによる被害が多く発生しています。いつ起こるかわからない災害に対しては、日頃からの対策が大切です。
建築物の安全を確保するためには、所有者や管理者自身が定期的に建築物の安全性を調査し、適切な維持管理を行うことが不可欠です。
8月30日からの建築物防災週間にあわせ、市では不特定多数の方が利用する特殊建築物(遊技場、物販店舗など)で立入調査を行い、避難経路や防火区画などの維持管理の状況を点検し、問題があれば改善指導を行っていきます。
建築基準法に基づく定期報告制度
建築物は、長期の使用に伴い、建築物本体の劣化や設備の性能低下が起こります。このような問題を早期に発見し、危険を未然に防ぐため、建築基準法では特殊建築物などの定期報告について定められています。大阪府内では、建築物の用途・規模によって、法律に基づいた定期報告が3年に1回必要です。
1級建築士による相談
住宅の設計やリフォーム、建替え、耐震、アスベスト、シックハウス、欠陥住宅など、あらゆる相談に1級建築士が毎月直接相談に応じます(予約不要)。
- とき
- 第3火曜日13時~16時
- ところ
- 市役所本庁舎1階相談室
補助制度など詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
- 指導監察課 06(4309)3245、ファクス06(4309)3829
木造住宅耐震化促進補助制度
昭和56年5月31日以前に建てられ、現在居住している木造住宅を対象に、耐震診断員を派遣したり、診断にかかる費用の一部を補助したりします。
- 補助などの種類
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- 耐震診断員派遣制度=所有者負担1戸当たり5000円
- 耐震診断補助制度=所有者負担1戸当たり診断費用の1割(9割<上限4万5000円>を補助)
- 耐震改修設計費・改修工事費補助制度=あわせて最大100万円を補助
- ※リフォームをお考えの方は、耐震改修を同時にすることをお勧めします。
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- 木造住宅除却工事制度=戸建て住宅の場合は最大40万円、長屋・共同住宅の場合は最大100万円(1棟当たり)までを補助
補助制度など詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
- 指導監察課 06(4309)3245、ファクス06(4309)3829
吹付アスベストなど
分析調査補助制度
市内の民間建築物を対象に、アスベスト含有の有無などにかかる分析調査を行う場合、その費用の一部を補助します。
- 補助金額
- 検査に要した額(上限25万円)
補助制度など詳しくは市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 問合せ先
- 指導監察課 06(4309)3245、ファクス06(4309)3829
ぜひお越しください
防災イベント
「住まいにまつわる安心・安全」をキーワードに防災イベントを開催します。防災や耐震について、もっと身近に考えていただくためのストローハウス作りや、建築士による耐震相談、耐震改修パネル展示など、子どもから大人まで楽しみながら学ぶことができます。
- とき
- 9月3日(日曜日)11時から
- ところ
- イオン東大阪店
9月8日は国際識字デー
「市民のつどい」を開催
言葉や文字は、私たちが生活していくうえで、とても大切なものです。
「すべての人に文字を!」をスローガンに、1990年に始まった「国際識字年」の取組みも、今年で28年目を迎えました。本市でも、蛇草識字学級や荒本識字学級、長栄中学校夜間学級、布施中学校夜間学級、よみかき教室などで、多くの方が文字などを懸命に学んでいます。
市では、識字への理解と認識を深めてもらうため、今年も「東大阪市国際識字デー・市民のつどい」を開催します。
- とき
- 9月8日(金曜日)13時30分~15時50分(開場は13時)
- ところ
- イコーラム(男女共同参画センター)
- 定員
- 244人(当日先着順)
- 内容
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- 識字・日本語連絡会代表幹事の森実さん)による講演「国際識字の日を祝おう!~東大阪市の取組みの意義と全国の動き」
- しゃん・ふう(川野真広さん、川野雅子さん)による二胡の演奏
- ※手話通訳あり。
- 問合せ先
- 社会教育課 06(4309)3279、ファクス06(4309)3835
伝統芸能に触れよう
ひがしおおさか狂言会
茂山千五郎家の狂言師の皆さんによる伝統芸能をお楽しみください。
- とき
- 10月6日(金曜日)18時~20時
- ところ
- 大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町8)
- 定員
- 1006人(市内在住・在勤・在学を優先して抽選)
- 内容
-
- 「雁礫」=茂山千作さん、茂山茂さん、松本薫さん
- 「太刀奪」=茂山千五郎さん、網谷正美さん、茂山逸平さん
- 「二人袴」=茂山童司さん、茂山宗彦さん、茂山七五三さん、山下守之さん
- 狂言師の網谷正美さんによる実演狂言解説「柿山伏」=島田洋海さん、井口竜也さん
- 申込方法・申込み先など
- 基本事項と希望人数(2人まで)、市外在住の方は「在勤」「在学」の区分を8月31日(木曜日)(消印有効)までに往復ハガキで
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 〒577-0843荒川3-28-21 公益財団法人市文化振興協会 06(6736)3660、ファクス06(6736)3661
- 問合せ先
- 文化国際課 06(4309)3155、ファクス06(4309)3823