市政だより 平成28年11月1日号 4面(テキスト版)
11月12日から「女性に対する暴力をなくす運動」期間
DVやセクハラは人権侵害です
女性に対する暴力はいかなる理由があっても許されるものではありません。毎年11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
女性への暴力は大人だけの問題ではありません。この機会に、子どもたちにも正しく伝えていきましょう。
- 問合せ先
- 男女共同参画課 06(4309)3300、ファクス06(4309)3823
配偶者などからの暴力(DV〈ドメスティック・バイオレンス〉)、性犯罪、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為などは、人権を著しく侵害するものです。
毎年11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。この期間は、国や自治体、市民団体などが協力・連携し、女性に対する暴力を根絶するための意識啓発や取組みを行います。
DVの特徴とサイクル
DVの加害者には人当たりが良く、社会的信用のある人もいれば、アルコール依存や薬物依存、精神障害などが関連して暴力を振るっていると考えられる人もいます。
また、DVには「緊張の蓄積期」「暴力の爆発期」「ハネムーン期」と呼ばれるサイクルがあるといわれています。暴力行為後に、加害者からもう二度と暴力は振るわないと謝罪されたり優しくされたりすると、「本当は優しい人なんだ」「自分にも悪いところがあったから仕方がない」と被害者が暴力を許してしまうことがあります。しかし、しばらくするとまた暴力が起こり、このサイクルを重ねるにつれ暴力がエスカレートしていく傾向があります。
恋人間に潜むデートDV
結婚していない恋人間で起こる暴力を“デートDV”といいます。特に、若い人たちは「束縛や嫉妬は愛されているから」「親密な交際が進めば性行為は当然」などと思い込んでいる場合が多く、問題となっています。
デートDVについては、早くから学校や家庭・地域で正しく教育することが求められています。また、スマートフォンなど現代のコミュニケーションツールの使い方を大人が正しく理解し、子どもたちに教えることも重要です。
DV被害を受けたとき
一人で悩まず相談を
もしあなたがDV被害を受けたら、決して自分を責めず、我慢しないでください。そして、身の危険を感じたときは、迷わず警察署に連絡してください。
また、国や自治体でも一時保護施設や相談機関を設け、被害者支援に取り組んでいます。一人で悩まず相談してください。
DV被害の相談を受けたとき
友人や周囲の人からDV被害の相談をされたときは、まず相手の話をよく聞いてあげてください。
その際、決して相手を否定したり、自分の意見を押し付けたりせず、「あなたは悪くない」「暴力は絶対に許されない」と伝えてあげることが大切です。そして、専門の相談機関などへの相談を勧めましょう。
つどいを開催
市では、「知ることは、暴力をなくす一歩になる」と題して、講演「暴力を乗り越えて 生きててよかった」や大学生の演奏、ギャラリー展示などを行います。ぜひお越しください。
※保育あり。
- とき
- 11月17日(木曜日)14時から
- 定員
- 40人(抽選)
- 申込方法・申込み先など
- 11月10日(木曜日)まで
- ところ 申込方法・申込み先など 問合せ先
- イコーラム(男女共同参画センター) 072(960)9201、ファクス072(960)9207
- 問合せ先
- 男女共同参画課
配偶者からの暴力(DV)に悩む方へ
まずはお電話を
専門相談員が応じます
- 専用ダイヤル
- 06(4309)3191
- 月曜日~金曜日9時~12時・12時45分~17時(祝休日、12月29日~翌年1月3日を除く)
気軽に相談を
女性の人権ホットライン
夫・パートナーからの暴力、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為など、女性をめぐるさまざまな人権問題の相談に応じます。秘密は厳守します。
- とき
- 11月14日(月曜日)~18日(金曜日)8時30分~19時、19日(土曜日)・20日(日曜日)10時~17時
- 専用電話
- 0570(070)810
- 問合せ先
-
- 大阪法務局人権擁護部 06(6942)9496
- 人権啓発課 06(4309)3156、ファクス06(4309)3823
女性相談窓口
- 大阪府東大阪子ども家庭センター〈DV相談専用電話〉
- 06(6721)2077(月曜日~金曜日9時~17時45分)
- ※祝休日、年末年始を除く。
- 大阪府女性相談センター
- 06(6949)6022または06(6946)7890(9時~20時)
- ※祝休日、年末年始を除く。
男性相談窓口
- イコーラム(男女共同参画センター)
- 072(966)5002(毎月第1土曜日13時~17時、第3水曜日19時~21時)
高齢者を狙った特殊詐欺が東大阪でも急増
自分は大丈夫!の過信は危険
大阪府内で高齢者を狙った「振り込め詐欺」などの特殊詐欺の被害が急増しています。
大阪府警が認知した今年の1月~9月の府内の被害件数は1,195件で、過去最悪だった昨年1年間の被害件数1,170件をすでに超えています。
また、東大阪市内でも今年1月~9月の被害件数は57件にのぼります。これは、昨年の同時期の件数(22件)と比べて約2.6倍にもなり、深刻な状況です。
「自分は大丈夫」と過信せず、被害に遭わないように努めましょう。もし被害に遭ったら、最寄りの警察署へご連絡ください。
振り込め詐欺被害を防止
対策機器を無料貸出し
市では、固定電話に取り付ける振り込め詐欺被害の防止対策機器を無料で貸し出しています。この機器を取り付けると、電話の着信前に相手に対し、会話を録音する旨の警告アナウンスが流れ、被害の未然防止に役立ちます。ぜひ、ご利用ください。
- 対象
- 市内在住の65歳以上の方のみの世帯など
- 貸与期間
- 来年3月31日(金曜日)まで
- ※4月1日以降は希望があれば譲渡予定。対象や申込方法など詳しくはお問合せください。
- 問合せ先
-
- 角田総合老人センター 072(962)8011、ファクス072(963)2020
- 各地域包括支援センター
- 高齢介護課 06(4309)3185、ファクス06(4309)3848