原始ハス
毎年、夏になると大阪府の天然記念物に指定されている「枚岡の原始ハス」が善根寺の稲田さん宅の人工池で、淡いピンク色の花が神秘的な雰囲気を漂わせます。
原始ハスは、「古事記」のなかで歌人・引田部赤猪子が「日下江の入江のハチス花ハチス 身の盛り人羨しきろかも」と詠んだハスと言われ、約1600年前の5世紀ごろから咲き誇っていたとされています。
原始ハスの葉の直径は大きいもので30cm程度、花の直径は最大で15cmほどで一般のハスより全体的に小さめです。花の命は短く、わずか3日間。早朝、日の出とともに咲き始め、1日目は三分ほど咲き、2日目は八~九分咲き、3日目に満開となり、午後になると咲いたままの状態で花びらが一枚ずつ散ってゆきます。
例年、7月上旬ごろから咲き始め、8月上旬ごろまで楽しめます。
(現在、一般公開はされておりません)