市政だより 平成24年12月15日号 4・5面(テキスト版)
平成25年度の個人住民税から
生命保険料控除制度が変わります
平成25年度の個人住民税(市・府民税)と平成24年分の所得税から、生命保険料控除制度が改正されます。
平成24年1月1日以後に締結した保険契約から新制度が適用され、平成23年12月31日以前に締結した保険契約には、これまでの生命保険料控除制度(旧制度)が適用されます。
ただし、平成23年12月31日以前に締結した契約であっても平成24年1月1日以後に更新などを行った場合は、異動日以後、契約全体に対して、新制度の控除区分が適用されます。
新たに「介護医療保険料控除」を設置
これまでの生命保険料控除にあった「一般生命保険料控除」と「個人年金保険料控除」に加えて、新たに「介護医療保険料控除」が設けられます。
生命保険料控除の計算
新契約の「一般生命保険料控除」と「個人年金保険料控除」の適用限度額がそれぞれ2万8,000円に変更されます。また、新設される「介護医療保険料控除」の適用限度額も2万8,000円です。旧契約のみの適用限度額は3万5,000円のままです。
なお、生命保険料控除の合算限度額は7万円のまま変更ありません。
保険契約の異動日により、次の3つの計算方法があります。
平成24年1月1日以後に締結した保険契約などにかかる控除(新契約)
- 一般生命保険料控除額の上限=2万8,000円
- 個人年金保険料控除額の上限=2万8,000円
- 介護医療保険料控除額の上限=2万8,000円
※それぞれの控除額の計算は次のとおり。
- 年間の支払保険料額が12,000円以下の場合、控除額は(支払保険料等の金額)
- 年間の支払保険料額が12,000円超32,000円以下の場合、控除額は(支払保険料等×2分の1+6,000)円
- 年間の支払保険料額が32,000円超56,000円以下の場合、控除額は(支払保険料等×4分の1+14,000)円
- 年間の支払保険料額が56,000円超の場合、控除額は28,000円(上限)
なお、申告の際には控除証明書が必要となります。
平成23年12月31日以前に締結した保険契約などにかかる控除(旧契約)
- 一般生命保険料控除額の上限=3万5,000円
- 個人年金保険料控除額の上限=3万5,000円
※それぞれの控除額の計算は次のとおり。
- 年間の支払保険料額が15,000円以下の場合、控除額は支払保険料等の金額
- 年間の支払保険料額が15,000円超40,000円以下の場合、控除額は(支払保険料等×2分の1+7,500)円
- 年間の支払保険料額が40,000円超70,000円以下の場合、控除額は(支払保険料等×4分の1+17,500)円
- 年間の支払保険料額が70,000円超の場合、控除額は35,000円(上限)
なお、申告の際には控除証明書が必要となります。
新旧両方の保険契約などにかかる控除
新契約と旧契約の両方がある場合、「一般生命保険料控除」と「個人年金保険料控除」については、控除ごとに計算方法を選択することができます。
ただし、新契約と旧契約の両方で控除の適用を受ける場合の適用限度額は2万8,000円です。
なお、申告の際には控除証明書が必要となります。
公的年金等受給者
申告手続きを簡素化
平成23年分以降の所得税において、公的年金等の収入金額が400万円以下の年金等受給者で、かつそれ以外の所得金額が20万円以下であれば、原則として所得税の確定申告書の提出が不要となります。
ただし、医療費控除など所得税の還付を受ける場合は、確定申告をすることができますので、最寄りの税務署へ相談してください。
なお、確定申告書の提出が不要となる方であっても、これまで確定申告の手続きをしていることにより省略されていた市・府民税の申告が必要となる場合がありますのでご注意ください。
市・府民税の申告
該当年度の1月1日現在にお住まいの市区町村で前年中の所得や控除、扶養状況などを申告してください。
市では例年、2月16日から3月15日まで、市役所本庁舎と行政サービスセンター(一部の日程のみ)で申告を受け付けています。
受付は原則平日のみですが、期間中の土曜開庁日に休日受付も行います。
なお、平成25年の申告受付日程は市政だよりなどでお知らせします。
- 問合せ先
- 市民税課 06(4309)3135、ファクス06(4309)3809
申告と納税は忘れずに
償却資産の申告は1月31日までに
来年1月1日現在、市内で事業のために使用することができる事業用償却資産(土地・家屋以外)を所有する法人または個人は、1月31日(木曜日)までに申告してください。
- 申告・問合せ先
- 固定資産税課 06(4309)3145、ファクス06(4309)3810
固定資産税・都市計画税第3期分
納期限は12月25日
固定資産税・都市計画税第3期分の納期限は12月25日(火曜日)です。納期限までに市税取扱金融機関や郵便局またはコンビニエンスストア(バーコードの印字されている納付書に限る)で納めてください。
また、口座振替を利用している方は、預金残高を確認してください。
なお、納付書を紛失した場合は再発行しますので、ご連絡ください。
- 問合せ先
- 納税課 06(4309)3148、ファクス06(4309)3808
空気の乾燥する季節です
火災予防の意識を高めましょう
12月16日から31日までは歳末火災特別警戒実施期間
消防局では、12月16日から31日まで歳末火災特別警戒を実施します。
今一度、あなたや大切な家族の命を守るため、火災予防について考えましょう。
12月は空気が乾燥するうえ、暖房器具など火気を扱う機会が増えるため、火災が起こりやすい時期です。昨年はこの時期に市内で16件の火災が発生しました。
火災を防ぐためにも次のことを徹底しましょう。
- 放火を防ぐため建物の周辺には物品を放置しない
- 屋外でごみの焼却やたき火をしない
- 火気、暖房器具の使用時はその場を離れない
- 石油ストーブに給油するときは必ず火を消してから行う
- たばこは灰皿のあるところで吸い、吸殻は必ず水に浸してから捨てる
- 外出前や就寝前には必ず火の元を確認する
※歳末火災特別警戒期間中は、消防車両で音声広報をしながら市内を巡行します。
- 問合せ先
- 消防局警備課 072(966)9664、ファクス072(966)9669
救急車の適正な利用を!
近年、全国的に救急車の出動件数と搬送人員数は、ともに増えており、救急車が現場に到着する時間も遅くなっています。また、救急車で搬送されたうちの約半数は、入院を必要としない軽症というのが現状です。
救急車を呼ぶべきかどうか判断に困った場合などには、救急安心センターおおさか#7119または06(6582)7119に相談してください。また、市消防局ウェブサイトに掲載しているパンフレット「救急車を上手に使いましょう」も活用してください。救急車の適正な利用をお願いします。
- 問合せ先
- 消防局警備課
安心した生活を
平成24年度市民交通災害・火災共済
万一の災難に備えて市民交通災害共済・火災共済に加入しましょう。
- 共済期間
- 加入日の翌日~来年3月31日
- 対象
- 市内に居住し、住民登録をしている方
- 掛金(加入月・会費)
-
- 1月=150円
- 2月=100円
- 3月=50円
- ※加入日翌日の属する月分が会費となります。
- 申込方法
- 市民総務室または行政サービスセンターへ直接
- ※就学援助認定世帯は申し出てください。
- 問合せ先
- 市民総務室 06(4309)3158、ファクス06(4309)3812
交通災害共済
- 見舞金
-
- 死亡による見舞金=世帯主200万円、世帯主以外(単身世帯を含む)150万円
- 入院・通院日数に応じた見舞金=1万円~20万円
- 入院付加金(10日以上の入院に限る)=1万円~3万円
火災共済
- 見舞金(1口当たり)
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- 死亡弔慰金=100万円
- 被害に応じた見舞金=2万円~150万円
- ※加入は3口までで、世帯主に限る。
市民会議プランニング・チームが提言
安全に安心して暮らせるまちへ
防災・防犯に重点
第34回東大阪市民会議が6月9日、「自然災害や犯罪に備え 市民が考える防災・防犯について」をメインテーマに、市民会館で開催されました。
約180人の参加者の意見を東大阪市民会議プランニング・チーム(中西英二代表幹事)がまとめ、このほど市に提言。野田市長は、「これまで以上に官民協働を念頭において提言書を具現化していきたい」と提言書を受け取りました。
- 問合せ先
- 地域コミュニティ支援室 06(4309)3161、ファクス06(4309)3812
提言のおもな内容は、次のとおりです。
防災
- 事前準備の重要性の啓発を
- 市民の防災意識を向上させるため、災害に備えて「家族の避難場所の確認」や「3日分の食料と水、その他防災グッズの事前準備」がいかに重要であるかについて、広報紙などを通して市民に啓発してください。
- 防災の日を制定し地域で積極的な取組みを
- 平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、市民の防災への関心が高まっています。そこで、市でも新たに月1回「防災の日」を制定し、市民に周知するとともに、地域で防災訓練や研修会を開催するなど、積極的な取組みを展開してください。
※ほかにも、次のような内容の提言がありました。
- 早期の避難と防災対策の強化
- 近隣市との行政間連携の強化
- 計画的な区画整理
- 非常時に備え民間との協定締結
- 災害予測の事前周知
- 避難完了済カードの配布
防犯
- ひったくりなど防犯啓発運動の展開を
- 近年、ひったくり犯罪が多く発生しています。被害に遭わないためには、一人ひとりの意識が大切です。歩いているときは、後方にも警戒心をもちながら、こまめにかばんを持ちかえたり、自転車に乗るときは、ひったくり防止カバーをつけたりするよう、防犯啓発運動を展開してください。
- 防犯カメラの増設を
- 防犯カメラは犯罪抑止効果があり、また犯人検挙にも役立っています。近年、市では、おもに駅周辺に防犯カメラが増設されましたが、犯罪を撲滅させるため、自治会などと連携して、駅周辺以外にも防犯カメラを増設してください。
※ほかにも、次のような内容の提言がありました。
- 「あいさつ運動」の推進
- まちを明るく「一戸一灯運動」で犯罪抑止
- 地域交流の場への講師派遣
男女共同参画審議会が答申書を提出
「東大阪みらい翔プラン」推進にかかる評価、検証方法
このほど第3次東大阪市男女共同参画推進計画「東大阪みらい翔プラン」推進にかかる評価、検証方法についての答申がまとまり、11月26日、東大阪市男女共同参画審議会(上杉孝實会長)から市に提出されました。
昨年3月に策定されたこの計画は、男性に向けた男女共同参画の推進や、女性に対するあらゆる暴力の根絶など、今後より一層求められる分野に対し重点的に取り組む内容となっています。
昨年6月、市が同計画の推進にかかる評価、検証方法について男女共同参画審議会に諮問し、このほど答申として意見がまとめられました。同審議会は、大学教授など有識者や公募委員など14人で構成されています。
京都大学名誉教授で同審議会会長の上杉孝實さんは、「本書における答申の趣旨を充分に理解いただき、男女共同参画社会の実現に向け、市の取組みが一層前進することを期待します」と挨拶し、答申書を野田市長に提出しました。
これを受けて、野田市長は「男女が互いにいたわり認め合えるような社会の実現に向けて努力していきます」と述べました。
- 問合せ先
- 男女共同参画課 06(4309)3300、ファクス06(4309)3823
ロンドンパラリンピック全盲のメダリスト
和田伸也さんに市長賞詞
11月28日、ロンドンパラリンピック陸上男子5000メートルに出場し、銅メダルを獲得した和田伸也さんに野田市長から市長賞詞が、藤木議長から議長賞詞が贈呈されました。
和田さんのロンドンパラリンピックでの活躍は、市民に深い感動を与え、またスポーツを楽しめるまち東大阪の推進に大きく寄与されたとして、市長賞詞と議長賞詞が贈られました。
和田さんは高校卒業から結婚までの約12年間を東大阪市で過ごされています。高校2年生のときに網膜色素変性症と診断され視力が低下し、大学3回生のころには全盲となりました。その後、京都市で行われたランニングの練習会に参加したのをきっかけに、マラソンにのめり込み、平成20年の福知山マラソンで2時間56分53秒の好タイムを記録。それにより日本盲人マラソン協会の強化指定選手に選ばれ、パラリンピックをめざしてきました。
今年のロンドンパラリンピックではマラソンなど3種目に出場。マラソンは惜しくも5位でしたが、5000メートルでは15分55秒26の激走で銅メダルを獲得しました。
野田市長は「大変な努力をされたと思います。4年後の活躍も期待しています」と激励。和田さんは「伴走者の方のリードも上手く、メダルを獲得することができました。4年後はマラソンでもメダルをめざしたいと思います」と笑顔で話していました。
わだい
緑綬褒章を受章
東大阪市を緑にする市民の会
今年の秋の褒章で、「東大阪市を緑にする市民の会」が、多年にわたる社会奉仕活動の功績が認められ、緑綬褒章を受章しました。
同会は、まちの緑を守り、育て、増やし、明るいまちづくりを実践することを目的に昭和52年に発足。現在は植樹祭の開催をはじめ、市民の花であるキキョウの種の配布や園芸講習会を行うなど、緑化の普及啓発活動を広く展開しています。
11月27日、同会会長の田中勝明さんらが、市役所を訪れ、受章の喜びを野田市長に報告しました。
田中さんは、「市民の皆さんと手を取り合って緑を増やそうとしてきた活動が認められ、光栄です。今後さらに力を入れていきたいです」と話しました。野田市長は「ぜひこれからも緑化のために市とタッグを組んでいきましょう」と話していました。
全国吟詠コンクールで優勝
樋口康子さんが市長表敬
9月に東京都で行われた全国吟詠コンクール一般二部(55歳以上70歳未満)で優勝した樋口康子さん(岸田堂北町)がこのほど市役所を訪れ、野田市長に喜びを報告しました。また樋口さんは、各部優勝者の中から最優秀者に選ばれ、高松宮妃記念杯を授与されました。
樋口さんは約30年前、職場の同僚が詩を吟じているのを耳にして詩吟に興味をもって以来、習い続けてきました。現在は週1回京都まで稽古に通い、普段は家事の最中に詩を口ずさんで練習しているそうです。11月には、東京都の日本武道館で行われた全国吟剣詩舞道大会で、優勝者として詩吟を披露しました。
樋口さんが「この大会は全国で統一された読み方に基づいて実施されました。私の流派は節調が独特なので、基準に合わせるのに苦労しました」と話すと野田市長は「大変名誉ある大会でよく優勝されました。次の大会でも優勝を重ねてください」と激励していました。
東大阪市治安対策本部からのお知らせ
- 不審者対策
- 遠回りでも、明るく人通りの多い道を歩きましょう