市政だより 平成24年新年号 6・7面(テキスト版)
地域の絆が命を救う
1月15日から21日までは「防災とボランティア週間」
昨年3月11日に発生した東日本大震災は、東日本各地で大きな被害をもたらし、多くの尊い命を奪いました。
災害による被害を最小限にとどめるためには、日ごろからの備えが大切です。災害に対する備えを確認し、防災意識を高めましょう。
人と人とのつながり
「自助」と「共助」の大切さ
「防災とボランティア週間」は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓に、ボランティアや防災活動の大切さへの認識を深め、災害に対する備えを充実・強化するために設けられました。
東日本大震災では、避難所で住民同士が協力し合う姿や全国から被災地へ集まる多くのボランティアの姿など、人と人とのつながりの大切さを痛感させられました。
いざというときのために、日ごろから自分の身は自分で守る「自助」と、住民やボランティアなど人と人とが助け合う「共助」の力を高めておくことが大切です。
一人ひとりが災害に対する知識と認識を深め、災害に備えておくことは、家庭だけでなく地域全体の防災力を強化することにもつながります。
全校区で自主防災会を結成
自主防災会は、住民が主体となった防災活動を行うための組織で、現在は校区連合会ごとに市内全域で結成されています。
平常時は、防災に対する心構えの啓発や消火・避難訓練、地域の備蓄品管理など、災害時は、被害情報などの収集伝達や初期消火活動、避難誘導活動などを行います。
地震の対策は万全ですか
地震は、いつどこで発生するか予測できません。慌てずに対処できるよう、備えを万全にしましょう。
【家具の転倒防止を】
阪神・淡路大震災では、地震による住宅の倒壊、家具の転倒によって、多くの方が亡くなっています。次の対策をしましょう。
- 本棚やたんすなどの家具は転倒しないようL字型金具などを使って固定する
- 食器棚などのガラスには、ガラス飛散防止フィルムを貼る
- 寝ているときに棚が倒れてきたり、棚の上に置いたものが落ちてきたりしないよう、家具の配置を工夫する
【避難所までの確認を】
市では、災害が発生したときの第1次避難所に全ての市立小・中学校を指定しています。
災害時は近くの小・中学校に避難してください。また、避難経路が建物の倒壊などで通れなくなってしまうこともありますので、複数の避難所や経路を確認しておきましょう。
また、避難生活に必要なものをすぐに持ち出せるよう、非常持ち出し袋は1つにまとめておきましょう。
市のおもな防災対策
- 【備蓄物資の保管】
- 市内の避難所や備蓄倉庫に、アルファ化米や飲料水、粉ミルク、毛布、衛生用品、簡易トイレ、発電機付投光機などの物資を保管しています。
- 【耐震性貯水槽の設置】
- 災害時に必要不可欠な飲料水や初期消火用水を確保するため、飲料水兼用耐震性貯水槽を市内6か所に設置しています。
- 【自主防災会の育成強化】
- 災害時に近隣の人の安否確認をはじめ初期消火や救助活動などができるよう、地域を守るための自主防災会の育成強化を図っています。
- 【防災講演会の実施】
- 防災意識の向上を図るため、市民を対象に講演会を開催しています。また、自主防災会を対象にビデオの上映や講習会なども行っています。
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- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3820
防災パネル展
- とき
- 1月16日(月曜日)~20日(金曜日)午前10時~午後4時
- ところ
- 市役所本庁舎1階多目的ホール
- 内容
- 東日本大震災や阪神・淡路大震災の状況および教訓、避難所や備蓄物資、住宅の耐震化に関するパネル展示、防災に関する啓発DVDの放映
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3820
防災について考えよう
【講演~東大阪地域の地震と地盤災害を考える】
近畿地方でも30年以内に東海・東南海・南海地震が起こると想定されています。東大阪地域の地盤の性質や状態を知り、これまでの災害から何をすべきか考えませんか。
- とき
- 1月21日(土曜日)午後1時30分~4時
- ところ
- 文化会館
- 定員
- 300人(申込先着順)
- 内容
-
- 講演「大阪の地震と災害」大阪教育大学名誉教授・菅野耕三さん
- 講演「東大阪地域の地盤性状と地盤災害」大阪市立大学教授・大島昭彦さん
- 申込方法
- ハガキに講演名、住所、氏名、電話番号を書いて、1月13日(金曜日)(必着)までに郵送(ファクスまたはEメールも可)
- ※地盤工学会関西支部ホームページ(http://www.jgskb.jp/)からも申込み可。
- 申込み先
- 〒540・0012大阪市中央区谷町1-5-7ストークビル天満橋801号 公益社団法人地盤工学会関西支部 06(6946)0393、ファクス06(6946)0383、Eメール office@jgskb.jp
- 問合せ先
- 危機管理室
【市民福祉講座~災害とボランティアを考える】
東日本大震災や台風12号による豪雨災害の発生を受け、私たちのまちや暮らしを守るために考えます。
- とき・内容
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- 1月24日(火曜日)午後1時30分~3時30分=講演「復興への道のり 被災地支援を通して見えてきたこと」
- 31日(火曜日)午後1時30分~2時30分=講演「現地リポート~被災時の体験とふるさと再生への思い」「現地リポート~宮城県・岩手県・和歌山県での支援活動」、午後2時40分~3時40分=講演「まとめ~大阪での災害に備える」
- ※計2日間。
- ところ
- 総合福祉センター
- 対象
- 市内在住の方
- 定員・定数
- 80人(申込先着順)
- 料金
- 300円
- 申込方法
- ハガキに講座名、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を書いて、1月20日(金曜日)(必着)までに郵送(電話またはファクスも可)
- ※手話通訳・要約筆記が必要な方は1月13日(金曜日)までに申し込んでください。
- 申込み・問合せ先
- 〒577・0054高井田元町1-2-13 ボランティア・市民活動センター 06(6789)5550、ファクス06(6789)2924
安心した生活を
平成23年度 市民交通災害・火災共済
自分や家族が安心した生活を送るため、市民交通災害共済・火災共済に加入しましょう。
- 共済期間
- 加入日の翌日~3月31日
- 対象
- 市内に居住し、住民登録または外国人登録をしている方
【交通災害共済】
- 見舞金
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- 死亡による見舞金=世帯主200万円、世帯主以外(単身世帯を含む)150万円
- 入院・通院日数に応じた見舞金=1万円~20万円
- 入院付加金(10日以上の入院に限る)=1万円~3万円
【火災共済】
- 見舞金(1口あたり)
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- 死亡弔慰金=100万円
- 被害に応じた見舞金=2万円~150万円
- ※加入は3口までで、世帯主に限る。
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- 掛金(加入月・会費)
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- 1月=150円
- 2月=100円
- 3月=50円
- ※加入日翌日の属する月分が会費となります。
- 申込方法
- 市民総務室または行政サービスセンターへ直接
- ※就学援助認定世帯は申し出てください。
- 問合せ先
- 市民総務室 06(4309)3158、ファクス06(4309)3812
ほっとひと息 憩いの場
東大阪若者サポートステーション
東大阪若者サポートステーションでは、若者の進路選択や就職活動を支援しています。
働くことにさまざまな思いを抱えている皆さん、一人で悩まないでまずは相談しませんか。
東大阪若者サポートステーションでは、働くことに悩みや不安を抱えている15歳から39歳までの無業状態にある方を対象に、就職に向けた情報を提供したり相談に応じたりして、その人に合った仕事をいっしょに探します。
おもな支援業務は次のとおりです。
- 【個別相談】
- 若者の自立をめざすため、キャリアコンサルタントや臨床心理士などが相談に応じます。市役所本庁舎でも出張相談を行っています。
- 【職場体験・実習】
- 職場体験として協力企業で仕事の体験や実習をしたり、実際に働いている方のお話を聞いたりします。
- 【就活セミナー】
- 就職活動につなげてもらうため、就職セミナーやパソコン研修、履歴書の書き方のアドバイスなどをしています。
- 【家族交流会】
- 家族にしか話せない悩みを抱え込んでいませんか。第4木曜日午前10時から正午まで意見交換会をしています。気軽に参加してください。
- 【家族セミナー・若者自立支援学習会】
- 孤立している若者を社会につなぐためにできることを考える家族セミナーや若者自立支援学習会を開催しています。
開催日時などくわしくは、市政だよりなどでお知らせします。
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- 開所日時
- 月曜日~金曜日午前10時~午後5時、第4土曜日午後1時30分~4時30分(12月29日(木曜日)~1月4日(水曜日)を除く)
- 問合せ先
-
- 〒577・0054高井田元町2-4-6岸田興産ビル 東大阪若者サポートステーション 06(6787)2008、ファクス06(6787)2018、Eメール kurumi@clock.ocn.ne.jp
- 労働雇用政策室 06(4309)3178、ファクス06(4309)3846
あなたの1歩を応援!
出張相談のご利用を
就労の悩みや不安を抱えている方やその家族を対象に、その人の適性・能力・経験などを考えたうえで相談に応じるキャリアコンサルタントが、さまざまなアドバイスを行います。
- とき
- 第4木曜日午前10時~午後5時(受付は午後4時まで)
- ところ
- 市役所本庁舎1階相談室
- 問合せ先
- 東大阪若者サポートステーション 06(6787)2008、ファクス06(6787)2018
みんなに笑顔と元気を
イコーラムフェスタ
男女共同参画社会の実現をめざして、タレントの辻イト子さんによる講演や「笑顔」をテーマにした写真展などを開催します。ぜひ、お越しください(申込不要)。
- 【講演会】
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- とき
- 2月25日(土曜日)午後1時~4時
- 内容
- みどり清朋高校吹奏楽部によるコンサート、イコーラム登録団体による活動発表、タレント・辻イト子さんによる講演「輝くチャンスを逃さないで~まず一歩を踏み出してみよう」など
- ※手話通訳あり。
- 【展示&ワークショップ】
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- とき
- 2月25日(土曜日)、26日(日曜日)午前10時~午後4時
- 内容
- イコーラム登録団体による展示&ワークショップ、お茶席(25日のみ)、カフェ、公募写真の展示と投票
- ※イコーラム登録団体による展示および公募写真の展示は3月8日(木曜日)まで。
- ※公募写真の投票は、26日午後1時まで。午後3時30分から表彰式を行います。
- ※1歳6か月~就学前幼児の保育あり(1人2時間200円で最長3時間400円。定員10人・2月18日(土曜日)までに要申込)。
笑顔の写真を募集
誰もが人として認められ、個性と能力を充分に発揮できる男女共同参画社会を象徴するような「笑顔」の写真を募集します。
応募写真はイコーラムフェスタ来場者の投票により笑顔大賞と笑顔賞を決定し、受賞者には賞状と記念品を贈呈します。
- 対象
- 市内在住、在勤、在学(いずれか)の方
- 規格
- 六つ切り(A4)で紙に印刷したもの(カラー・モノクロいずれも可)
- ※1人1点で未発表作品に限る。
- 申込方法
- 作品の裏面に住所、氏名、電話番号を書きコメントを添えて、1月31日(火曜日)(必着)までに郵送または直接
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- ところ・申込み・問合せ先
- 〒578・0941岩田町4-3-22-600 イコーラム(男女共同参画センター) 072(960)9201、ファクス072(960)9207
市民美術センター特別展示
生誕120年記念 福田平八郎展
自然を客観的にみつめ、独自の世界をひらき、文化勲章を受章した日本を代表する日本画家・福田平八郎の生誕120年を記念して、大分県立芸術会館に所蔵されている作品の数々を展示します。
鮮やかな色彩と大胆な構成で描かれた作品をお楽しみください。
- とき
- 2月4日(土曜日)~3月4日(日曜日)午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- ※月曜日は休館。
【記念講演会~絵をみる愉しみ】
美術評論家の今井淳さんが、近代日本画家の竹内栖鳳や福田平八郎の作品から日本画の情趣を語ります。
- とき
- 2月5日(日曜日)午後1時30分~3時
- 定員
- 40人(抽選)
- 申込方法
- 往復ハガキ(1人1枚)に講演名、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて、1月20日(金曜日)(消印有効)までに郵送
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- 料金
- 500円(中学生以下、65歳以上、障害者手帳などを持参の方は無料)
- ところ・申込み・問合せ先
- 〒578・0924吉田6-7-22 市民美術センター 072(964)1313、ファクス072(964)1596
地域のみんなで防犯意識を高め、明るい笑顔の1年にしましょう
―東大阪市治安対策本部―