市政だより 平成19年11月15日号 4・5面(テキスト版)
やさしさを乗せて走ろう 自転車のルール守っていますか
自転車は、子どもから高齢者までだれでも気軽に利用できる便利な乗り物です。
しかし、ひとつ乗り方を間違えると大事故につながります。
あなたのちょっとしたやさしさで大切な命を守りましょう。
交通事故の4割は自転車事故
最近、自転車に乗っていて事故にあう人やケガをする人が多くなっています。
平成18年の市内で起きた交通事故件数は4,036件で、うち1,530件は自転車事故です。これは府内で起きた自転車事故の割合に比べ7.8パーセント高い37.9パーセントにものぼります。
もう一度確認を
自転車事故を防ぐためには、交通ルールを正しく理解し、安全に利用することが大切です。
自転車は道路交通法では軽車両で「車」の仲間です。「車」の自覚と「安全運転」を忘れていませんか。
自転車に乗る人も周囲の人も安全に道路を利用するために、自転車に乗るときは次のことを守りましょう。
- 乗る前に自転車の点検・整備をしておく
- 一時停止の標識がある場所や見通しの悪い交差点では、必ず止まり安全確認
- 信号は必ず守る
- 2人乗りや傘差し運転、携帯電話で話しながらの運転は危ないのでやめる
※2人乗りは16歳以上の方が6歳未満の子どもを乗せる場合を除く。 - 自転車もお酒を飲んだら絶対に乗らない
- 暗くなる前から早めにライトを点灯し、反射材をつける
※交通ルールを違反した場合には罰則があります。平成19年9月に改正道路交通法が施行され、飲酒運転・交通事故の罰則がさらに強化されました。
アイデアを施策に
市では昨年、「放置自転車で困った体験談や問題解消への意見・アイデア募集」を行い、25人から43件の意見をいただきました。
さまざまな意見を参考に、放置自転車への啓発や対策を進めています。
意見 「点字ブロックの上に放置自転車が置かれているため、視覚障害のある方が危険な目にあっている」
対策
点字ブロック横の地面に、昨年の12月ごろからステッカーを貼り付けて、放置しないよう理解を求めています。
現在市内の駅前など、約20か所に設置しており、放置自転車の数は以前より減少しました。
意見 「自ら放置はいけないと認識する方法を」
対策
中学生に職場体験学習を通じて、駅前を通行する人にチラシの配布や、放置自転車をトラックに積み込む撤去作業などに取り組んでもらっています。
体験学習をした中学生からは、「自転車を撤去する仕事の大変さがわかりました。自転車は駐輪場に置こうと思います」など、実際の現場を体験することによって、認識を深めてもらっています。
意見 「鉄道事業者などとの連携を」
対策
平成19年6月に、市、鉄道事業者、警察と放置自転車に取り組む協議会を開催しました。
鉄道事業者とは、自転車駐車場の整備などについて話し合い、警察とは撤去自転車の防犯登録照会業務などについて協議を行っています。
あなたのマナーアップで、歩行者の安全と車から自分の身を守りましょう。
“3つの左”を守ろう 小学校で交通安全教室
市と警察署では、交通ルールや自転車の正しい乗り方などを学んでもらおうと、交通安全教室を開いています。
10月24日、英田南小学校で交通安全教室が開かれ、1年生は歩くときの注意を、3年生は自転車の正しい乗り方などを学びました。
自転車に乗るときは左側から乗り、左端を走って、左側から降りるという“3つの左”を河内警察署の署員がわかりやすく指導しました。
その後、児童たちは実際に自転車に乗り、車が置かれた見通しの悪い場所では、しっかりと左右を見て安全確認することを実践していました。
学んだ児童は「車がきているときは、飛び出してはいけないことがすごくよくわかりました。家に帰ったら、お母さんにも教えてあげたいです」と話していました。
問合先
交通対策室 06(4309)3226、ファクス06(4309)3836
平成18年度 決算の概要
歳入減にともない歳出を抑制 依然厳しい財政状況
平成18年度普通会計決算の概要をまとめました。
収支
平成18年度の実質(累積)収支は、8億6,700万円の黒字となり、平成7年度から12年連続して黒字を確保しています。
また、単年度収支も5,000万円の黒字で、2年連続の黒字となりました。
歳入 合計(1,679億2,800万円)
市税収入は、756億4,500万円で、2年連続で前年度を上回っています。
個人・法人市民税は、定率減税の縮小などの税制改正や景気の回復を反映したことなどにより、26億3,100万円の増収(前年比)となりましたが、固定資産税・都市計画税は、評価替えが地価の下落を反映するなど、23億7,000万円の減収となっています。
地方譲与税は、※三位一体改革に伴う所得譲与税の増加によって、15億500万円増収となりましたが、国庫支出金は、市街地再開発事業の縮小に加え、三位一体改革の影響などで、24億8,500万円減少しました。
繰入金は、減債基金や公共施設整備基金の取り崩し抑制により29億7,000万円減少。
また、市債は※退職手当債が増加したものの、土地開発公社健全化事業債の減少や建設事業債の借入金を抑制したため、12億200万円減少し、139億6,200万円となっています。
歳出 合計(1,667億7,900万円)
人件費は、大量の定年退職者により退職手当が大幅に増加したものの、職員数の削減効果によって9億2,000万円減少しました。
扶助費は、児童手当の制度拡充や生活保護費の増加などにより、10億3,000万円の増加。
公債費は、※臨時財政対策債、減税補てん債の償還などによって、7億7,200万円増加しています。
また、繰出金は、公共下水道事業の資本費平準化債の活用により、26億7,900万円減少しています。
建設事業費は、市街地再開発事業の事業費の抑制などによって、51億7,300万円減少しました。
経常収支比率
財政構造の弾力性を示す※経常収支比率は、退職手当債と下水道資本費平準化債の活用により、人件費および繰出金において比率を下げることとなり、全体で3.7ポイント減の94.9パーセントとなりました。
しかし、退職手当債による財源確保がなければ96.8パーセントとなるなど、依然として硬直した状況にあります。
地方債残高
平成18年度末の地方債残高(借金残高)は、1,670億2,300万円で、前年度末より16億8,500万円増加しています。
これは、退職手当債や臨時財政対策債の発行増がおもな要因です。
団塊の世代の大量退職期を迎え、退職手当が大幅に増加するなど、厳しい財政運営が続く中で、集中改革プランに基づく市税収入率の向上、職員数の削減や給与の見直しによる人件費の抑制などの努力によって許可をされた退職手当債を活用することにより、収支の確保を図ることができました。
しかし、今後数年間にわたり定年退職者数がピークとなり、また、社会保障関係費の自然増加も見込まれるなど、非常に厳しい財政状況が続くと予測されます。
今後も引き続き、行財政改革に取り組んでいきます。
問合先
財政課 06(4309)3124、ファクス06(4309)3820
【用語説明】
※三位一体改革…地方分権を進めるため、地方交付税を見直すとともに国庫支出金を廃止・縮小する一方、国から地方へ税源を移譲するもの。
※退職手当債…退職手当の財源に充てる特例地方債。団塊の世代の大量退職に対応するため、国が発行条件を緩和したもので、行革などに取り組む自治体に許可されるもの。
※臨時財政対策債…国が定める地方財政計画において不足する地方財政の財源不足を補うための特例地方債。
※経常収支比率…市の財政構造をみる指標の1つで、経常的な収入が人件費などの経常的な経費に使われた割合を示すもの。
作ろう!観察しよう ドリーム21の教室
身近な材料でクリスマスグッズを作ろう!
ペットボトルや牛乳パックなどを使って、クリスマスリースと小物入れを作ります(申込不要)。
とき
12月8日(土曜日) 午後1時30分から3時30分(受付は30分前から)
ところ
ドリーム21
対象・定員
4歳以上の方・30人(当日先着順)
費用
100円
親子プラネタリウム教室から思い出の星空プレゼント
プラネタリウムを自分で操作して、見たい日の星空を投影します(解説もあり)。
とき
12月22日(土曜日) 午後2時から4時
ところ
ドリーム21
対象・定員
小学生とその保護者・6組12人(抽選)
費用
1組500円
申込方法
往復ハガキ(1組1枚)に教室名、住所、親子の氏名、学校名、学年、電話番号、見たい星空の年月日を書いて、12月7日(金曜日)(必着)までに郵送(電子メールでも可)
子どもパソコン教室から自分だけのオリジナルカレンダーを作ろう
専用ソフトで作ります。
とき
12月26日(水曜日)
- A=午前10時から正午
- B=午後2時から4時
※A・Bは同じ内容。
ところ
ドリーム21
対象
市内在住、在学の小学校3から6年生
定員
各12人(抽選)
費用
500円
申込方法
往復ハガキに教室・コース名、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を書いて、12月7日(金曜日)(必着)までに郵送(電子メールでも可)
機器の点検とプラネタリウムソフト入れ替えのため、12月4日(火曜日)、5日(水曜日)は臨時休館します。プラネタリウムは7日(金曜日)まで休止し、8日(土曜日)から冬番組「ぼくらは地球のアトラスだ」を投影します。
申込・問合先
〒578-0923松原南2-7-21 ドリーム21 072(962)0211、ファクス072(962)0810
ともに考えよう!市民活動フォーラム
市民活動で活気あるまちへ フォーラム・講座など開催
「(仮称)市民活動支援センター検討委員会」では、地域でまちづくりを進める市民活動団体(NPO、ボランティアなど)を支援する「市民活動センター」の設置について議論を進めています。
同委員会では、公開討論フォーラムを開催しますので、市民活動をしている方や活動を検討している方は、ぜひ参加してみませんか(申込不要)。
とき
11月21日(水曜日) 午後7時から9時
ところ
市役所22階会議室
申込方法
ハガキに住所、氏名、電話番号を書いて、12月3日(月曜日)(必着)までに郵送(ファクス、電子メールでも可)
読者の心をつかむ 情報誌・広報誌の制作入門講座
楽しみにしてもらえる情報誌・広報誌の作り方を伝授。制作のポイントと流れをつかみ、すぐに実践できる技を磨きます。
とき
12月8日(土曜日) 午前10時から正午
ところ
市役所18階研修室
講師
大阪ボランティア協会出版部 大谷隆さん
対象・定員
市民活動をしている方・20人(抽選)
申込方法
ハガキに住所、氏名、電話番号を書いて、12月3日(月曜日)(必着)までに郵送(ファクス、電子メールでも可)
地域課題の発見・事業計画に役立つ 調査基本セミナー
調査の計画や方法、資料の収集(アンケート調査など)といった事業企画に役立つ調査手法を学びます。
とき
12月8日(土曜日) 午後1時から4時
ところ
市役所18階研修室
講師
大阪NPOセンター 大友康博さん
対象・定員
市民活動をしていて、組織を良くするために調査が必要と考えている方・20人(抽選)
申込方法
ハガキに住所、氏名、電話番号を書いて、12月3日(月曜日)(必着)までに郵送(ファクス、電子メールでも可)
申込・問合先
〒577-8521市役所まちづくり支援課 06(4309)3350、ファクス06(4309)3812
ひるやすみホールコンサート“特別公演” クラシックの生演奏を
生演奏にふれてもらおうと、平成17年から市役所で定期的に「ひるやすみホールコンサート」を開催しています。
これまでに出演したフルートやサックスなどの4組と、大阪センチュリー交響楽団弦楽四重奏を招き、特別公演を開催します。
とき
来年1月27日(日曜日) 午後1時から4時(開場は30分前から)
ところ
イコーラム(男女共同参画センター)
対象
市内在住、在勤の方
※小学生は保護者同伴。未就学児は申込できません。
定員
200人(抽選)
申込方法
往復ハガキ(1枚2人まで)に行事名、住所・氏名(返信用にも)、電話番号、希望人数を書いて、11月30日(金曜日)(消印有効)までに郵送
申込・問合先
〒577-8521市役所文化国際課 06(4309)3155、ファクス06(4309)3823
忘れるな 命の尊さ 大切さ
小学校6年生(人権作品集)