ケシ(ソムニフェルム種)(植えてはいけないケシ)
全体
一重咲きの花は、花びら4枚で、 色は赤、桃、紫、白などがあります。また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
開花期の草丈は、100cmから160cmです。
花が終わると雌しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平たい皿のような形をした大きな果実(長さ3cmから7cm、径3cmから6cm)になります。
葉、茎
葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしています。
葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がありませんが、つぼみの下の茎(花梗)や葉の裏の主脈(葉の中心にある一番太い葉脈)には、まばらに毛がつくことがあります。
葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の長さは10cmから50cm、幅は5cmから20cmです。
※この葉と茎の形がソムニフェルム種の特徴です。
いろいろなソムニフェルム種の花
八重咲きの花は、「ぼたんげし」、または「ペオニ(フラワード)ポピー」の名で園芸用に出回ることがありますので、注意が必要です。
厚生労働省「大麻・けしの見分け方」より