平成29年5月30日 都会のオアシスをいつまでも 屋敷林の保全活動
地下鉄けいはんな線吉田駅近くにある『今米特別緑地保全地区』の川中邸屋敷林で30日、ボランティア団体"美杜里の会"や学生ボランティアなど20人が保全活動を行いました。
川中邸は、国の登録有形文化財で江戸時代に大和川の付け替えに功績のあった中甚兵衛ゆかりの地としても知られ、屋敷林は昭和59年に府下で初めてとなる『今米特別緑地保全地区』に指定されています。およそ5000平方メートルの敷地内にはムクノキやアラカシなど70種、およそ200本の高木のほか、数多くの昆虫が生息しています。
参加者は竹を20cm程度に切ってまとめたり、枯れた草を取り除くなどして、屋敷林の美しさをのこそうと汗を流していました。 "美杜里の会"の山本輝雄会長は、「この貴重な屋敷林を一丸となって後世に伝えていきたい」と話していました。