市政だより 平成29年新年号 3面(テキスト版)
忘れない「1・17」
これから起こる災害に備えて
今年で阪神・淡路大震災から22年が経過します。近年も全国各地で地震や風水害などによって膨大な被害を受けています。この機会にもう一度、防災について考えてみませんか。
1月15日からは「防災とボランティア週間」
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、6000人を超える尊い命が奪われました。しかし、一方では倒壊した建物などから救出された人の約8割は近隣住民によって助け出され、改めて災害時における地域のつながりの重要性が認識されました。また、全国から被災地へ数多くのボランティアが駆けつけ、災害ボランティアの活動が被災地の復興に向けた大きな力となりました。
阪神・淡路大震災を契機に、災害時における地域の自主的な防災活動やボランティア活動についての認識を深め、災害への備えの充実強化を図ることを目的として、1月17日を「防災とボランティアの日」、1月15日からを「防災とボランティア週間」としています。
阪神・淡路大震災以降も東日本大震災をはじめ、広島県での土砂災害、関東・東北豪雨による茨城県の鬼怒川の堤防決壊、熊本地震など全国各地で自然災害が発生し、甚大な被害がもたらされました。そしてこれらの被災地では、災害ボランティア活動が献身的に行われ、被災地の復興を早めるなど、大きな役割を果たしています。
地域の力と絆で減災
「自助」と「共助」
この震災で、私たちが教訓として学んだのは、自分の身は自分で守る「自助」の大切さと、地域住民やボランティアなど、人と人とが助けあう「共助」の大切さです。人と人との助けあいは、救助だけでなく、火災が発生したときの初期消火活動や被災後の生活でも重要になります。
もしものときに備え、日頃から声をかけあい、近所にどんな人が住んでいるのかを把握し、災害が発生したときにはどのように助けあい、避難するのかを話しあっておきましょう。
そして、いざというとき、「共助」の力を発揮するためには、日頃から地域住民が主体となって防災活動を行い、地域の防災力を高めておくことが重要です。
自主防災組織の育成強化
平成19年、市内の全校区で自主防災会が結成されました。自主防災組織は、平常時は消火・避難訓練などを通して防災に対する心構えの啓発、災害時には被害や救助などの情報の周知や初期消火活動、避難誘導、救出救護活動を行います。
市では校区相互の連携や協調、自主防災リーダー研修および自主防災会の充実強化を図り、地域住民のさらなる防災意識の向上をめざしています。
市の避難所
市では、災害が発生したときの第1次避難所として市立小学校53校・中学校25校を指定しています。
災害の状況によっては、避難経路が通れなくなったりすることもあります。日頃から複数の避難所と経路を確認しておきましょう。
避難するときなどの緊急連絡先
- 市役所 06(4309)3000
- 危機管理室 06(4309)3130
- 宿直室(祝休日・夜間)06(4309)3330
- 問合せ先
- 危機管理室 06(4309)3130、ファクス06(4309)3858
防災とボランティア週間の催し
防災パネル展
- とき
- 1月17日(火曜日)9時~16時30分
- ところ
- 市役所本庁舎1階多目的ホール
- 内容
- 阪神・淡路大震災や東日本大震災の状況と教訓、市内の避難場所などのパネル展示
防災講演会
- とき
- 1月19日(木曜日)10時~11時30分(開場は9時30分)
- ところ
- イコーラム(男女共同参画センター)
- 定員
- 244人(当日先着順)
- 内容
- 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構
- 人と防災未来センターの本塚智貴さんによる講演「過去の大災害から学ぶ被災地支援のあり方」
消防出初式
1月8日(日曜日)
消防職員や消防団員の士気と市民の皆さんの防火・防災意識を高めるため、消防出初式を開催します。府内の消防出初式では唯一、消防ヘリコプターが会場に着陸します。
- とき
- 1月8日(日曜日)10時~12時
- ところ
- 花園中央公園多目的芝生広場
- 内容
- 徒歩部隊や消防車両の行進、消防ヘリコプターの着陸、幼年消防クラブや女性防火クラブの演技、消防団ポンプ操法、救助訓練、一斉放水、消防車両乗車体験、化学災害対応デモンストレーションなど
- ※車での来場はご遠慮ください。
- 問合せ先
- 消防局総務課 072(966)9660、ファクス072(966)9669
活力と魅力あふれるまちへ
イオン株式会社と地域包括連携協定を締結
12月13日、イオン株式会社と地域包括連携協定を締結しました。この協定では、地域の防災、ご当地WAONカードの活用、市花園ラグビー場の活用など9項目について連携を取り決めています。
市役所で行われた締結式では、野田市長が「ラグビーのまちの情報発信とモノづくりのまちとしての発展、市民の購買力向上のため、さらなる連携をお願いしたい」と話すと、イオンリテール株式会社取締役専務執行役員で近畿・北陸カンパニー支社長の後藤俊哉さんは「この協定を機に、2019年のラグビーワールドカップの成功と東大阪の発展に貢献していきます」と話していました。
- 問合せ先
- 企画室 06(4309)3101、ファクス06(4309)3826
ご当地WAONを販売
協定により「東大阪HANAZONOWAON」カードを次のとおり販売します。利用金額の0.1パーセントが東大阪市へ寄附され、ラグビーのまち東大阪の発展に役立てます。
全国27万加盟店で利用でき、チャージしておくとワンタッチで買い物ができます。
- とき ところ
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- 12月27日(火曜日)・28日(水曜日)・30日(金曜日)、1月1日(祝日)・3日(火曜日)・5日(木曜日)・7日(土曜日)=市花園ラグビー場
- 12月27日(火曜日)から=イオン東大阪店・布施駅前店・鴻池店
- 1月10日(火曜日)から=近畿・北陸エリアのイオン約100店舗※各店舗の営業時間内に限る。
- 料金
- 300円
- チャージ可能金額
- 上限5万円(1回当たりの上限は2万9000円)
- 問合せ先
- 企画室 06(4309)3101、ファクス06(4309)3826