市政だより 平成28年4月15日号 4面(テキスト版)
妊婦・産後の健康診査
公費負担補助を拡充
交付は6月から 4月5月分は償還払い
市では、妊婦の安全な出産につなげるため、また、出産における経済的負担が軽減されるよう、今年4月から妊娠・産後の健康診査の公費負担補助を拡充しています。
- 妊婦健康診査
- 妊婦健康診査における公費負担額を10万円から12万円に増額します。これまでの妊婦健康診査受診券14枚(10万円分)に加えて、妊婦健康診査受診券と同時に使用可能な補助券(2,000円×10枚)を新たに交付します。なお、4月1日以降に受診する健診が対象です。府外で妊婦健診を受診し従来の償還払い制度を利用する場合も含みます。
- 産後健康診査
- 産後健康診査受診券(4,000円分)を新たに交付します。なお、4月1日以降に出産し、受診する産後健診が対象です。
- 多胎妊娠中の方
- 妊婦健康診査における公費負担額12万円に加えて、受診券2枚(5,000円×2枚)を追加交付します。なお、4月1日以降に受診する妊婦健診が対象です。府外で妊婦健診を受診し従来の償還払い制度を利用する場合も含みます。
交付は6月1日から
補助券などの交付は6月1日からです。すでに妊婦受診券をお持ちの方、多胎妊娠中の方には5月末から順次、補助券などを住民票の住所に送付します。4月1日から5月31日までは、これまでの妊婦受診券(14枚・10万円分)を使用してください。産後健診はいったん自費でお支払いください。
なお、6月からの交付や償還払いについてなど詳しくは、今後の市政だよりや市ウェブサイトでお知らせします。
領収証は必ず保管を
いずれの券も、対象の健診を4月1日から券交付までに受診し、自己負担額が発生した分については、それぞれの券の額の範囲内で自己負担額の償還払いを実施します。
手続きに必要となるため、4月以降に健診を受診した領収証を必ず保管しておいてください。
- 問合せ先
- 母子保健・感染症課 072(960)3805、ファクス072(960)3809
すこやか親子☆トライメール
妊娠~子育てを応援します
妊婦や乳幼児の保護者へ安心して出産や子育てができる情報をメール配信しています。登録・配信は無料です。ぜひ、ご利用ください。
- 対象
- 市内在住の妊婦とその家族、3歳未満の乳幼児の保護者
- 配信回数
-
- 妊娠期、出産後~100日目=毎日
- 101日目~1歳未満=3日に1回程度
- 1歳時=月に3回程度
- 2歳時=月に2回程度
- 配信内容
-
- 妊娠期=おなかの赤ちゃんの様子、ママのからだのこと
- 出産後=子どもの成長の様子、子育てアドバイス
- 共通=市の子育てサービス情報やイベント、月齢に応じた子育て事業の紹介
- 登録方法
- 次のアドレスに空メールを送信してください。
- 妊娠期=higashiosaka@reg.kizunamail.com
- 出産後=higashiosaka_kosodate@reg.kizunamail.com
- ※一両日中に確認メールが届きます。「重要事項の説明」をよく読み、同意のうえ、登録してください。メールの内容は、あくまで妊娠・出産・子育てに関する一般的な常識、医学情報に基づくものであり、全ての方に当てはまるわけではありません。
- ※このメール配信は、NPO法人きずなメール・プロジェクトへの委託事業です。
- 問合せ先
- 母子保健・感染症課 072(960)3805、ファクス072(960)3809
対象者はワクチン接種しましょう
成人用肺炎球菌ワクチン予防接種
成人用肺炎球菌ワクチンの予防接種は、肺炎球菌が原因となって起こる高齢者の肺炎などの発病や重症化を防ぐためのものです。ただし、予防接種を受けることで、全ての肺炎を予防できるわけではありません。
- 対象
- 本市に住民登録があり、次のいずれかに該当する方
- 平成28年度に次に該当する年齢になる方
- 65歳(昭和26年4月2日~昭和27年4月1日生まれ)
- 70歳(昭和21年4月2日~昭和22年4月1日生まれ)
- 75歳(昭和16年4月2日~昭和17年4月1日生まれ)
- 80歳(昭和11年4月2日~昭和12年4月1日生まれ)
- 85歳(昭和6年4月2日~昭和7年4月1日生まれ)
- 90歳(大正15年4月2日~昭和2年4月1日生まれ)
- 95歳(大正10年4月2日~大正11年4月1日生まれ)
- 100歳(大正5年4月2日~大正6年4月1日生まれ)
- 接種時に60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓または呼吸器などの機能の障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害により、日常生活活動が極度に制限される方(身体障害者手帳1級程度)
- 平成28年度に次に該当する年齢になる方
- ※過去に肺炎球菌ワクチン(ポリサッカライド)の接種を受けたことがある方は対象外。
- 接種期間・回数
- 来年3月31日までに1回
- 料金
- 3,000円
- ※平成28年3月31日以前に自費で接種した分の払戻しはありません。生活保護受給者は免除制度あり。
- 持ち物
- 住所および年齢が確認できるもの、4月下旬に送付する案内ハガキ
- 申込方法・申込み先など
- 市委託医療機関に電話で
- ※市委託医療機関は市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。
- 注意事項
- 同剤を再度接種することによって注射部位の疼痛、紅斑、硬結などの副反応が強く発現すると報告されているため、過去に接種を受けていないか確認が必要です。接種にあたっては、医療機関やウェブサイトにある接種説明をよく読み、予防接種による効果や副反応を理解したうえで接種するかどうか検討してください。
- 問合せ先
- 母子保健・感染症課 072(960)3805、ファクス072(960)3809
麻しん風しん混合ワクチン(MR)
風しん抗体価が充分でない方に接種費用を助成
妊娠中(特に妊娠初期)の女性が風しんに感染すると、生まれてくる赤ちゃんが心疾患、白内障、聴力障害など、先天性風しん症候群になる可能性が高くなります。赤ちゃんの先天性風しん症候群の発症を防ぐため、風しんの抗体価が低い対象者に限定して、麻しん風しん混合ワクチン(MR)の接種費用を助成します。
- 実施期間
- 来年3月31日まで
- 対象
- 本市に住民登録があり、風しん抗体検査の結果、抗体価が低い(抗体検査の結果がHI法で16倍以下、EIA法で8.0未満)と判定された、次のいずれかに該当する方
-
- (1)妊娠を希望する昭和42年4月2日~平成10年4月1日生まれの女性(妊娠中の方を除く)
- (2)上記(1)の配偶者またはパートナー(事実上婚姻関係と同様の事情にある同居の方のこと)で平成10年4月1日以前生まれの男性
- (3)現在妊娠している女性の配偶者またはパートナーで平成10年4月1日以前生まれの男性
- ※ただし、風しんにかかったことが明らかな方、ワクチン接種を2回以上受けた方を除く。妊娠中の方は接種不可(ワクチン接種後は最低2か月間の避妊が必要)。
- 料金
- 自己負担1,000円
- 持ち物
- 風しん抗体検査の結果、住所と年齢が確認できるもの、(3)の対象者は母子健康手帳
- 申込方法・申込み先など
- 市委託医療機関に電話で
- ※市委託医療機関は市ウェブサイトをご覧いただくか、お問合せください。市委託医療機関以外での接種や風しんの単独ワクチンについては助成対象外。保健センターが実施する風しん抗体検査(無料)ではなく、医療機関で任意で風しん抗体検査(有料)を受けた場合であっても、抗体価が低いと判定され、対象に該当していれば助成の対象となります。
- 問合せ先
- 母子保健・感染症課 072(960)3805、ファクス072(960)3809
健康被害に対する救済制度
麻しん風しん混合ワクチン(MR)は、予防接種法に定められていない任意の予防接種となるため、万一、ワクチン接種により重篤な副反応が生じた場合は、予防接種法による健康被害救済制度ではなく、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の救済制度の対象となります。