市政だより 平成28年3月15日号 6・7面(テキスト版)
子ども・子育て支援新制度施行から1年
待機児童の解消と地域の子育て支援を順調に進めています
子ども・子育て支援新制度が昨年4月にスタートしてもうすぐ1年が経過します。
待機児童の解消や在宅での子育て支援など、現在行っている市の取組みを紹介します。
- 問合せ先
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- 子ども子育て室施設指導課 06(4309)3201
- 子ども子育て室子育て支援課 06(4309)3302
- 保育室 06(4309)3196
認定こども園・小規模保育施設・一時預かり事業を拡充
新制度は「全ての子どもたちに質の高い教育・保育の保障」「待機児童の解消」「地域の子育て支援の拡充」を3つの柱に、認定こども園や小規模保育施設などの施設整備とあわせて進められています。
本市においても、子ども・子育て支援事業計画を策定し、さまざまな取組みを行っています。
安心の小規模保育施設
待機児童の解消へ加速
認可幼稚園と認可保育所それぞれの良いところを1つにした幼保連携型認定こども園は、保護者の就労にかかわらず、子どもたちへ質の高い教育・保育を保障した施設です。また小規模保育施設は、0歳児から2歳児までの定員19人の施設ですが、面積や保育士配置基準は認可保育所と同じで、3歳から入所できる連携施設も保障しています。
市では、新制度のスタートにあわせて認定こども園や小規模保育施設の設置を進め、平成27年度は、民間幼稚園から5園、民間保育園から8園が認定こども園へ移行。また待機児童の多い0歳児から2歳児までの小規模保育施設が新たに5か所開設されました。これらの整備により、平成26年4月と27年4月の待機児童数を比較すると、78人減少し、206人になりました。また保育所の専願入所希望なども含めた未入所児童数は178人減少し、585人になりました。
今年4月には、民間幼稚園から新たに3園が、民間保育園からは新たに8園が認定こども園に移行します。さらに小規模保育施設も10か所開設する予定で、待機児童の解消に向けさらに加速化を図ります。
公立認定こども園
公立の幼稚園と保育所は周辺の施設を集約し、老朽化や耐震性に対応した再編整備を行います。さらに、リージョン地域ごとに子育て支援センター1か所と保育所機能と幼稚園機能をあわせもつ認定こども園などの整備を進めます。
待機児童が解消されたとしても、公立施設には支援を必要とする家庭へのセーフティネットとしての役割があります。
新しい公立の認定こども園においても教育・保育の質は継承します。給食もあり、障害のある子どもの受入れや虐待など特別な配慮が必要な子どもと家庭に対する支援もこれまでと同様に行います。
一時預かり事業など
子育て支援を拡充
0歳から2歳までの子どもがいる家庭の約75パーセントは在宅で子育てをしています。子ども・子育て支援事業計画の策定に向けて実施した1万人アンケートでは、サービス拡充を求める回答の上位3つは「子育て親子の交流の場」(43.9パーセント)、「一時預かり事業」(38.5パーセント)、「子育てに関する相談・援助」(34.2パーセント)でした。
市では平成27年度に交流の場として市内17番目の「つどいの広場」を開設しました。また、一時預かり事業を新たに岩田保育所と石切幼稚園で開設し、リフレッシュ型の一時預かり事業も開始しました。さらに病児保育室も中・西地域に加えて東地域にも開設し、妊娠・出産・子育てなど総合的な支援ができるよう拡充を図っています。
未就学児の一時預かり事業
就労型は利用認定申請手続きを
市では在宅での子育てを支援するため、未就学児の一時預かり事業を実施しています。一時預かりには「就労型」と「リフレッシュ型」を設けています。
いずれも事前登録が必要。利用料金は一部異なる施設もあります。詳しくは各実施施設へお問合せください。
- 問合せ先
- 子育て支援課 06(4309)3302、ファクス06(4309)3817
就労型
主に就労している保護者が、保育所(園)に入れない場合や不定期の就労などを行う場合に、一時的に預けたいときに利用できます。
- 料金
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- 0歳児~2歳児=2,400円(4時間超)、1,200円(4時間未満)
- 3歳児=1,200円(4時間超)、600円(4時間未満)
- 4歳児以上=1,000円(4時間超)、500円(4時間未満)
- 利用要件
- 主たる保護者が就労などによる支給認定証(2、3号)または一時預かり利用認定証を取得していること
- 利用可能時間
- 1日最大8時間
利用認定証の申請手続きを
就労型は事前に利用認定を受ける必要があります。現在、平成28年度の「一時預かり利用認定証」の申請受付を行っています。昨年度に取得している方も、引き続き利用する場合は継続申請が必要です。子育て支援課または福祉事務所子育て支援係で申請してください。
なお、求職活動・妊娠出産・疾病障害で認定証を取得する場合の認定期間は次のとおり変更しています。
- 求職活動=申請日から3か月目の末日まで
- 妊娠出産=産後8週を迎える月の末日まで
- 疾病障害=短期間の利用は申請日から1か月目の末日まで、長期間の利用は診断書に基づく療養期間
※疾病障害による申請の場合は、お薬手帳や処方箋の写し、診断書などが必要です。診断期間を超えて利用が必要な場合はお問合せください。
リフレッシュ型
主に在宅で子育てをしている方でリフレッシュや冠婚葬祭など保護者の私的理由により、一時的に預けたいときに利用できます。
- 料金
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- 0歳児~2歳児=400円
- 3歳児=250円
- 4歳児以上=200円
- 利用可能時間
- 1日原則4時間
幼保連携型認定こども園施設整備事業者を募集
平成28年度中に幼保連携型認定こども園の施設整備(工事)に着手できる学校法人を募集します。
- 対象
- 市内で学校教育法第4条第1項第3号の規定により認可された幼稚園(平成28年3月31日現在)を経営する学校法人
- 定員
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- 保育所機能部分を整備することにより幼保連携型認定こども園となる施設=3か所
- 調理場などを改修することにより幼保連携型認定こども園となる施設=1か所
- 開園時期
- 平成29年4月
- 申込方法・申込み先など
- 応募用紙を4月11日(月曜日)~14日(木曜日)に直接
- ※募集要項は3月15日(火曜日)~4月8日(金曜日)に市ウェブサイトでダウンロード可。
- 申込方法・申込み先など 問合せ先
- 子ども子育て室施設指導課 06(4309)3201、ファクス06(4309)3817
子育て支援センターの催し
- 子育て支援センターの催しについてのご注意
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- 車での来場はご遠慮ください。
- 「ところ」の記載のない催しは、各子育て支援センターで開催。
- 対象は子どもについてのみ記載していますが、全て保護者が同伴してください。
- 申込方法の記載のない催しは、申込不要です。
鴻池子育て支援センター
鴻池子育て支援センターの催しの申込み先、問合せ先は、全て鴻池子育て支援センター(06-6748-8251、ファクス06-6743-0577)です。
みーんな あ・そ・ぼ
- とき
- 3月23日(水曜日)9時30分~11時30分、28日(月曜日)13時30分~16時(自由来館)
- 対象
- 就学前乳幼児
赤ちゃんおもちゃを作ろう
- とき 対象
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- 4月4日(月曜日)=2か月~5か月の乳児
- 11日(月曜日)=6か月以上の未歩行児
- いずれも14時~15時30分
- 定員
- 各15組(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など
- 3月22日(火曜日)13時から電話で
長瀬子育て支援センター
長瀬子育て支援センターの催しの申込み先、問合せ先は、全て長瀬子育て支援センター(06-6728-1800、ファクス06-6728-2413)です。
ペンシルバルーン
- とき
- 3月28日(月曜日)10時~11時30分
- 対象
- 1歳6か月以上の乳幼児
- 定員
- 25組(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など
- 3月15日(火曜日)13時から電話で
親子広場
- とき
- 4月8日~5月13日の金曜日13時30分~15時(計5日間)
- 対象
- 5か月~11か月の乳児
- 定員
- 12組(抽選)
- 申込方法・申込み先など
- 3月16日(水曜日)~31日(木曜日)9時30分~17時に電話で
リズム&パラバルーン遊び
- とき
- 4月6日(水曜日)10時~11時30分
- 対象
- 2歳以上の幼児
- 定員
- 20組(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など
- 3月25日(金曜日)13時から電話で
荒本子育て支援センター
荒本子育て支援センターの催しの申込み先、問合せ先は、全て荒本子育て支援センター(06-6788-1055、ファクス06-6788-2597)です。
室内砂遊び・風船キャッチなど
- とき
- 4月1日(金曜日)10時~11時30分
- 対象
- 1歳6か月以上の乳幼児
- 定員
- 20組(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など
- 3月18日(金曜日)13時から電話で
遊ぼ!
- とき 内容
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- 4月6日(水曜日)=ちぎり紙、パラバルーン
- 13日(水曜日)=シール、風船遊び
- 対象
- 1歳3か月~1歳11か月の乳児
- 定員
- 20組(申込先着順)
- 申込方法・申込み先など
- 3月23日(水曜日)13時から電話で
絵本の広場
- とき
- 4月8日(金曜日)・22日(金曜日)13時30分~15時
- 対象
- 就学前乳幼児
ももっこ(楠根子育て支援センター)
ももっこの催しの申込み先、問合せ先は、全てももっこ(06-4306-4151、ファクス06-4306-3080)です。
森河内で赤ちゃんタイム
- とき
- 4月1日(金曜日)・15日(金曜日)10時30分~11時30分
- ところ
- 森河内公民分館
- 対象
- 未歩行児
- ※4月から第1・3金曜日に開催します。
ベビーマッサージ
- とき
- 4月5日(火曜日)・12日(火曜日)・19日(火曜日)14時~15時
- 対象
- 3か月~4か月の乳児
- 定員
- 各6組(申込先着順)
- 持ち物
- バスタオル
- 申込方法・申込み先など
- 3月28日(月曜日)10時から電話で
サークル活動部屋(4月~9月)予約
- 申込方法・申込み先など
- 3月15日(火曜日)~25日(金曜日)に電話で
あさひっこ(旭町子育て支援センター)
あさひっこの催しの申込み先、問合せ先は、全てあさひっこ(072-980-8871、ファクス072-985-1055)です。
孔舎衙でふれあい&ダンス
- とき
- 4月7日(木曜日)10時~11時
- ところ
- 孔舎衙公民分館
- 対象
- 0歳児
- 定員
- 10組(申込先着順)
- 持ち物
- 抱っこひも
- 申込方法・申込み先など
- 3月24日(木曜日)10時から電話で
離乳食講座
- とき
- 4月8日(金曜日)10時~11時
- 対象
- 4か月~1歳3か月の乳児
- 定員
- 10組(申込先着順)
- 料金
- 100円
- 申込方法・申込み先など
- 3月29日(火曜日)10時から電話で
縄手南でふれあい&ダンス
- とき
- 4月21日(木曜日)10時~11時
- ところ
- 縄手南公民分館
- 対象
- 0歳児
- 定員
- 10組(申込先着順)
- 持ち物
- 抱っこひも
- 申込方法・申込み先など
- 4月5日(火曜日)10時から電話で
わだい
アテネ五輪銀メダリスト 山本貴司さん
東大阪アリーナで子どもたちを指導
アテネオリンピックに出場し、200メートルバタフライで銀メダルを獲得した近畿大学水上競技部監督の山本貴司さんが、このほど東大阪アリーナでスイムクリニックを行いました。これは昨年、近畿大学と市が覚書を交わした水上競技に関する連携の第1弾として行われたものです。
このスイムクリニックには109人の応募があり、大人・子ども計60人が抽選で選ばれ、憧れのスイマーから直接指導を受けました。
クリニックでは、山本さんがクロールの泳ぎ方を指導。子どもたちの泳ぎを見て、足の使い方や手の動きなど、直接子どもたちに声をかけながら進められました。
最後に山本さんは子どもたちに「何においても、教えてくれる人の話を一生懸命聞いて、そこを意識して直していく努力が大切です。これからの活躍を応援しています」と伝えていました。
モノづくりのすばらしさを!
「下町ロケット」特別展示
ロケット部品の開発に奮闘する中小企業が舞台となった話題のドラマ「下町ロケット」の特別展示を3月16日まで、市役所本庁舎1階ロビーで開催しています。
特別展示には、精密バルブメーカー株式会社フジキン(大阪市)が東大阪市長田にある大阪工場で製造し、ドラマにも使用されたバルブなどを展示しています。
展示に先がけて、野田市長が同社に感謝状を手渡し、「ドラマのおかげで、若い人たちにもモノづくりの大変さやワクワク感が伝わったように思います。市内の工場が関わったことを心から誇りに思います」と感謝の意を述べました。感謝状を受け取った大阪工場長の中村政浩さんは「今回の展示で、モノづくりのすばらしさをさらに感じてほしい」と話していました。
展示会場では、ほかにも実際に宇宙関連施設やロケットに使用されている部品なども展示し、東大阪の技術力をアピール。また、ドラマで着用された工場の制服の試着もでき、会場は訪れた市民らでにぎわっていました。
東大阪ブランドの知恵と技術の結集
加藤くん発案の「カニニカ」完成!
小学校2年生の加藤未来人くんが発案したカニむきロボ「カニニカ」がついに完成しました。大好きなおばあちゃんに蟹を食べて笑顔になってほしいとの思いがつまった「カニニカ」は、東大阪ブランドに加盟する町工場の知恵と技術を結集して完成し、このほど加藤くんに手渡されました。
株式会社コノミヤと締結
災害時支援の協定
2月24日、市は株式会社コノミヤと「災害時における支援協力に関する協定」および「災害時における被災者に対する防災活動協力に関する協定」を締結しました。
この協定により、地震などの大規模災害発生時に、同社から食料や生活品の調達、被災者への一時避難場所としての駐車場や水・トイレなどの提供が可能となります。
同社は関西を中心にスーパーマーケットを展開しており、市内においても4店舗(徳庵店、弥刀店、若江岩田店、大蓮東店)を営業しています。株式会社コノミヤ代表取締役の芋縄隆史さんが「『事業を通じて社会に奉仕する』という会社の理念のもと、ライフラインとしての使命を果たしていきたい」と話すと、野田市長は「社会貢献に対する熱い思いに感謝します」と話していました。